第84回 村下メロディーの雰囲気
3月12日

大阪が日本が、世界が誇るギタリスト・押尾コータローがナニワ音楽ショウをお聴きのリスナーだけにお届けするギタークリニックコーナーです!

村下孝蔵さんの『初恋』。この名曲の雰囲気を出すために、6弦の音を響かせ
たい。
今回はそれに重きを置きたいと思います。
……と、その前に先週のページで忘れていました。ごめん!
この曲は"カポ1"で弾きます。1フレットにカポをはめてください。
さあ、本題です!
名曲『初恋』の雰囲気、それは即ち何か……!? コードでい
うと"セブンス・コード"で弾くということです。アルファベットの横に"7"がつ
いているコードね。
先週までは「五月雨は」の部分で、『Am』『G』『F』というコードチェンジが
ありましたが、これを『Am7』『G6』『FM7』にしてみます。『FM7』の押さえ
方は人差し指で2弦1フレット、中指で3弦2フレット、薬指で5弦3フレット。
そして小指で4弦3フレット。もっと言えば親指で6弦1フレットを押さえてみ
よう!
どや! 難しい!? そういう人は普通の『F』でもいいです(写真で
は計3パターンの『FM7』を挙げてみました。試してみてください)。
さらに進みましょう!
歌詞で言うと「みどり色」。"みど"で『Dm7』、"りい"
で『G7』。「ろ」で『CM7』を弾きます。
『Dm7』の押さえ方は人差し指で1弦と2弦と一気に人差し指で、さらに中指で3弦
2フレット。人差し指は軽く寝かせて、中指は立て気味で。
さらに『CM7』は通常の『C』から人差し指を離してください。これで『CM7』
はOKです! セブンスの響きを堪能してください