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〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」 |
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【2017年9月2日 放送分】 |
2017年9月2日 |
【巻】…8・1523
【歌】…秋風の吹きにし日より いつしかとわが待ち恋ひし君ぞ来ませる
【訳】…秋風が吹いてきた日から 早く早くと待ちこがれていたあなたがやっと来た 【解】…新暦と旧暦では最大で2ヶ月ずれるので、七夕は秋の行事。 七夕は、7月7日の歌と限定するものではなく、秋を感じる歌として詠まれています。 秋風が吹きにし日よりとは秋風が吹いたときからという意味。 待ち恋ひしとは会いたいのに会えない時間を過ごしている様子。 この歌は、七夕歌として詠むと、秋風が吹いた日、立秋から七夕になってようやく待ちわびた人が来た という意味になります。 また、七夕と切り離して詠むと、女性は秋になったらどのように過ごしたいかと思っていて、ようやく秋になって、お便りを何回も送っていた男性がやっと来た という意味となります。
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