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上野誠の万葉歌ごよみ
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上野誠の万葉歌ごよみ
毎週土曜日 朝 5:30〜5:45

上野誠(國學院大學 教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサーブログ
utagoyomi@mbs1179.com
上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」

【2022年9月24日 放送分】
【2022年9月17日 放送分】
【2022年9月10日 放送分】
【2022年9月3日 放送分】
【2022年8月27日 放送分】
【2022年8月20日 放送分】
【2022年8月13日 放送分】
【2022年8月6日 放送分】
【2022年7月30日 放送分】
【2022年7月23日 放送分】
上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
【2022年8月20日 放送分】
2022年8月20日
【巻】…2・129

【歌】…古(ふ)りにし嫗(おみな)にしてや かくばかり恋に沈まむ 手童(たわらは)のごと

【訳】…老いぼれたおばあさんでありながら、このように恋に沈んでいる、まるで童のように

【解】…大津皇子(おおつのみこ)の宮中に仕えていた侍女・石川郎女が大伴宿奈麻呂(おおとものすくなまろ)に贈った歌です。「古りにし」は、古ぼけたという意味ですが、この場合は、年老いていることを表します。作者の石川郎女は、歌を贈った宿奈麻呂に比べて自分がかなり年上であることを自嘲気味に表現したのでしょう。「恋に沈まむ」は、かなうはずのない恋に意気消沈しているか、もしくは溺れるくらいに恋している様子のこと。それは、まるで子どものようだと、自らのことを歌っています。現代で言えば「老いらくの恋」になるのでしょうが、石川郎女は、その気持ちを隠すことなく高らかに歌い上げているのです。