日本一明るい経済電波新聞

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近藤清人さん
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株式会社デバイスエージェンシー 代表取締役 田中 実さん

メーカー修理できないマンションの宅配ボックスも、中の部品を入れ替えるだけで安く最新式に再生可能。 100名体制の技術力でお客様の課題を解決します!

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株式会社FELLOW ALL-PRODUCTS 
代表取締役 藤本樹林タワンさん

人のつながりを大切に!
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三金株式会社 中国出身のチン サンさん

2023年9月入社 電子部品、金属精密部品の専門商社で活躍!

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株式会社中島重久堂 代表取締役 中島潤也さん

日本で唯一のプラスチック小型鉛筆削り専門メーカーが生み出す『TSUNAGO(ツナゴ)』。
短くなった鉛筆2本を繋ぎ合わせて最後まで無駄なく使えます!

ひとまちコラム

第33回KIX泉州国際マラソン

2月8日(日) *レース参加者応募は締め切り
公園の北側にある『りんくうアイスパーク』の芝生広場内で地元に縁の物産展が開催されます!
レースに出る人も応援する人も楽しめるイベントです。

2026 
02 22
日曜日 

根っこを掘って、会社の"らしさ"を見つける

今週のゲストは株式会社SASIの代表取締役 近藤清人さんです。
まずは業務内容から伺っていきます。
「会社自体はデザインの会社なんです。
国の施策で"デザイン経営"という言葉がありまして、中小企業の経営に深く入り込んで会社の中をどうデザインしていくかという事をしています。
皆さんがイメージされているようなロゴマークやホームページや製品、パッケージなどのデザインもしていますが、デザイナーとして会社の中身、いかに会社が進めたいような方向性に進めるのかという事を作っています」。

"デザイン"というとシンプルにファッションやインテリアなどをイメージします。
「一般的にイメージするのは『狭義のデザイン』。
もう少し広い意味でのデザインというのがありまして、これはどういう風なサービス設計をして、どういう事業をどういう人に届けるのかという事を考えてデザインするのが『広義のデザイン』。
もう一つ上には『経営のデザイン』というのがあります。
経営のビジョンをどうするか、どういう方向性に向かっていて戦略を練るのか。
ここまでの範囲を会社の中でやっています。
実はもうひとつ上に『社会のデザイン』というのもあるんですが、私たちは『経営のデザイン』というところまでを事業としてやっています」。

非常に幅の広いお話ですね。
「"カチコチ組織を創造的組織へ"が私たちのミッションです。
子どもから大人になっていく過程で例えるとしたら、子どもの時というのは色んなことにチャレンジして遊んで、失敗して学んでいきますよね。
この正解を作って成功、成長していく中で大人になっていく。
そうすると外からも見られているし、責任も生まれてくるので失敗ができない。
どんどんカチコチになっていくんです。
そのまま進むと硬直化してしまいますので、もう一度、創造的な子どものようにすると言ってもいいかもしれません。
アメリカを代表する組織経営学者チャールズ・A・オライリーさんは、正解を出していくという面もあり、創造的になっていく面を同時に目指す"両利きの経営"を提唱されています」。

実際に企業に対してどのようなアドバイス、お仕事をされているのでしょうか?
「緩み止めナットで世界的にも有名な東大阪市にあるハードロック工業株式会社さんと3年ほどお付き合いさせて頂いています。
竹原さんの『日本一明るい経済新聞』の1月号には新規の製品を今から...というようなお話が掲載されていましたが、我々は見えない部分の組織文化をどう作っていくか、会社がどこへ向かうのかなどを作っています。
もうお亡くなりになりましたが、若林克彦会長の時代から担当しているんです。
そこから今の若林雅彦社長からも改めて仰せつかってお話を進めているところです。
ハードロック工業株式会社はカリスマ的な若林克彦会長がいらっしゃって、色んな発明をされてきました。
元々、会社の中でのイノベーションを会長だけが起こしていたところから、みんなでやろう、という流れを作ります。
会長が仰っていたことってどんなことなんだろう、チームのメンバーの方々とそこから深掘りしていきます。
会長の時代がハードロック工業1. 0だとしたら、ハードロック工業2.0を作るんだと。
我々はこれを"イノベーションの民主化"といっています。
根っこの部分を深掘りしながら、製品を作って、アプローチを考えたり、ロゴマークを考えたりしています。
ハードロック工業株式会社は現在、最高売上を作られています。
チームの活気がすごいんですよ。
会社の中では社長や常務、若手チームも一体となっています」。

ブランディング、コンサルティング、さらに意識の改革まで。
「デザインとはそもそもそういうことなんですよ。
デザインっていつ頃から始まったかご存知ですか。
今、理解できるとこで言うと『モダンデザイン』。
産業革命以降のイギリスで生まれているんです。
近代デザインの父と言われているウィリアム・モリスという人が地域共同化や自然と一体化した生活を大切にする運動『アーツ・アンド・クラフツ運動』を主導していました。
産業革命で色んな製品が生まれましたよね。
職人が手作りをしていたことを機械が作っていくことになります。
機械が作った製品で自分たちの生活を彩るということはどうなのか...こう投げかけたのが『アーツ・アンド・クラフツ運動』です。
今まで職人は自由に美を追求しながら仕事をしていた中、産業革命で機械の奴隷となってしまった人がいる。
現体制では美に対してエネルギーを使わず、利益や効率だけを求めているのが社会になっていないか。
これを言い始めたのがデザインの原点なんです。
いかに生きるか、いかに経営するか。
ここが大切だと思っています」。

他のデザイン経営の例もおしえてください。
「難波の道具屋筋に『堺一文字光秀』という包丁専門店があります。
そこの三代目社長からご依頼を受けました。
最初のステップは、根っこを掘るってことなんです。
アイデンティティを確認する。
どういう価値観でやっているのか、子どもの時に考えていたこと、どんな青春時代をすごしていたのか、どういう形の会社を引き継いだのか...など色々話を聞いて言語化します。
我々が関わり始めた頃の話ですが、当時はまだ社長がやりたいことを社員の方々があまり理解されていませんでした。
現在、お店の2階はキッチンのシステムがありまして、これは社長が包丁の文化を繋げていくことをイメージしたスペースを作りたいと思っておられたことが発端です。
職人さんが集まったり文化人が集まったり、料理人が集まったりする2階の活用法があるのか、というプロジェクトから始めています。
私が元々インテリアデザイナーですので2階自体をデザインしました。
1段階目には根っこの部分を掘って、2段階目ではデザインしてみんなを巻き込んでいくといった流れですね」。

会社の規模は様々です。
社員さんの気持ちをひとつにするのは難しいことなのでは?
「めちゃくちゃ難しいです。
ただ巻き込んでいくことはできるんですね。
皆さんの総意でビジョンを決めて、それを浸透させていくことが難しいんですよ。
やっぱり個人が重要なんです。
とにかく、その人の思いを聞くんです。
そうすると何のために仕事をやっているかというアイデンティティが分かってきます。
そこに合議制を持って「あなたが入ってきてくれたことによって、こんなことができるようになった」「あなたがいてくれるから、こういうことがさらに追加してできるようになってきた」とコミュニケーションが取れると自分が認められている気持ちになります。
それが言葉だけで終わらずに、例えば先ほどの『堺一文字光秀』のように自分が関わることでインテリアまでできたとか、製品ができたとか、ロゴマークになったという成果。
さらに自尊心も生まれてきます」。

方針に対して反対があった場合はどうなるのでしょうか?
「例えばどこかの店舗でお客様もあまり来ないし、楽だと思って勤めている方がおられるとします。
そこに店側がインバウンドに向けての仕事を増やそうとするとお店は忙しくなる。
その時にどうしても優先順位として、楽に仕事したいと思っている方は離れてもらうことも視野に入れないといけません。
お店が打ち出したビジョンに"私も乗りたい"という人を巻き込んでいかねばなりません。
それが会社全体の1つの方向になりますよね。
代謝を繰り返して筋肉質にしていくイメージです」。

竹原編集長の一言

会社に寄り添いながら並走し、客観的な目線も持ちつつ提案もしていく。 色んな目のつけどころがまさにデザイン的ですね。

竹原信夫プロフィール
日本一明るい経済新聞編集長

昭和23年10月29日生まれ大阪府出身
昭和46年3月 関西大学社会部マスコミ学科卒

大阪商工会議所会員紙「大商ニュース(日本一明るい企業情報)」編集協力。
平成22年7月から吉本お笑い総合研究所コンサルティングフェロー、NHKテレビ「おはよう関西」元気な中小企業コーナーに出演中。

松川浩子プロフィール
MBSアナウンサー

1977年3月30日生まれ 兵庫県出身聖心女子大 卒、1999年入社。
「ちちんぷいぷい」「せやねん」などの人気番組に出演した後、現在はテレビ番組「医のココロ」、ラジオでは「上泉雄一のええなぁ!」(水)にレギュラー出演中。
特技はダンス全般。6歳でクラシックバレエを習い始めたことをきっかけに、ジャズダンス、日本舞踊、ストリートダンスなどを体得。
ヨガインストラクター、アロマテラピスト、日本語教員など様々な資格を持つ一面も。

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