RadioNano Therapeutics株式会社 代表取締役社長 千葉雅俊さん 共同創業者 小松直樹さん
https://www.radionano-tx.com/
次世代がん放射線治療で未来の医療を切り拓く

RadioNano Therapeutics株式会社 代表取締役社長 千葉雅俊さん 共同創業者 小松直樹さん
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株式会社IntraPhoton
代表取締役 本蔵俊彦さん
https://www.intraphoton.com
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先週に引き続き、ゲストはRadioNano Therapeutics株式会社の代表取締役社長千葉雅俊さん、共同創業者であり京都大学でも研究を行っている小松直樹さんです。
会社について小松さんに伺います。
「2024年4月1日に創業した会社です。
我々の京都大学でもスタートアップの支援をする京都大学イノベーションキャピタル株式会社(略称 京都iCAP)という投資会社が立ち上がっています。
そこに上野博之さんという方がおられます。
上野さんは前職で製薬会社におられて、がんの治療ということにも携わっていらっしゃる方です。
我々の技術に対して非常に高い評価をいただきまして、毎月定期的に我々の研究の進捗を色々ディスカッションしたり、提案もいただきながら設立に向けて準備を始めました。
創業の半年前に本格的に人集めということで、千葉さんとか取締役の川井洋さんを連れて全てお膳立てして、投資も呼び込んできてくれました。
私は研究者ですので、それ以外の設立に関しては『京都iCAP』の上野さんに多大なサポートをいただきました」。

『京都iCAP』を通して小松さんは千葉さんと出逢われました。
千葉さんはどうお感じになっていたのでしょう。
「『京都iCAP』は京都大学がベンチャーを増やしたいということで、京都大学の先生方が生み出されている新しい種の実装化に力を入れています。
そういった経緯もあって小松先生の技術にも着眼されていました。
『京都iCAP』はベンチャー発足の人材面や金銭的なことも含めて、会社を立ち上げる環境を整備するということに意欲を砕いておられます。
経営者との出会いもご縁なんですよね。
たまたま僕はその時、会社を定年で辞めていて、次の展開を考えていたところお声がけをいただきました。
お話を聞いてすごく面白い話だし、『京都iCAP』の上野さんという方もすごく素晴らしい。
"これならば"と会社の設立に携わることになりました」。
千葉さんと小松さんは長年のコンビのような息の合い方。
出会った当時、お互いの印象はどのようなものだったのでしょう。
「小松先生はあの京都大学の教授。
普通だったらなかなかお声掛けするのも難しいですし、ちょっと構えちゃいますよね。
でも、とても気さくな方で、フランクにお話しいただいて、最初から、いい人だなぁという印象でした。
この方だったら一緒に仕事をしやすいと思って決めたところはありますね」。
「千葉さんはビジネスマンとして素晴らしいです。
私はビジネスの世界はもう全然だめなんですけど、千葉さんは長く自分で製薬会社で製剤をして社会実装をやってこられましたので、全てのノウハウを持たれている方です。
我々のような研究者とは違いますよね。
私たちの関係はある意味相補的なのかもしれないですね」。
池田泉州銀行『第22回のイノベーション研究開発助成金』の大賞受賞企業です。
これもチャレンジのひとつだったのでしょうか?
千葉さんにお話しいただきます。
「京都市の方からお声掛けいただきました。
せっかくだからチャレンジしてみようと応募したんですよ。
我々は会社を立ち上げてからまだ2年ばかりの本当に小さな会社なので、最初、お相手頂けないだろうなって思ったんです。
ところが大賞をいただいてびっくりしてしまって。
私だけじゃなくて社員一同本当に大感激しましたね。
日本がBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)をリードしているとはいえ、普及状況としては、まだまだです。
まずは知っていただく、そして、サポーターを増やすことが大事だろうと思っています。
ご支援いただける方を見つけていかなきゃいけないと思います。
今回のラジオ出演も色んな方々に知っていただくいい機会だと思って、すごくありがたく思っています」。
これからBNCTはどうなっていくのでしょうか。
続けて千葉さんに伺います。
「治療にいい効果が出てくれば他の国も、この技術開発に力を入れてくるのは間違いいないんですね。
例えば中国だとか台湾だとか、あとアメリカ、ヨーロッパもすごい勢いでこの研究にお金も人もかけて進みつつあります。
やはり日本が常にリードするためには、国をはじめとして、このBNCTのがんの治療法の普及に力を貸していただけるとありがたいですね」。
1日も早い社会実装が待たれますね。
千葉さんにお話しいただきます。
「会社の設立の時もそうでしたが、人とのご縁や出会い、何かに導かれているような、そういう印象はすごくあるんですよね。
私自身も60歳を超えていますので、残りの時間でご縁を生かして良い成果を社会に何か還元したいと思います。
来年に臨床試験を始めるべく準備を進めていますので、そこで、人での安全性が確認されて、有効性も見えてくればどんどん試験が進んでいくと思います。
2031年ぐらいには国に対し申請をして承認を取ってというような形で、開発を加速化させているところです」。
小松さんは研究開発の進捗をどう見ておられますか?
「会社にCSO(Chief Science Officer)として関わってはいるんですが、私は京都大学の教授として自分の研究室を構えていまして、そこでも基礎研究を続けています。
ですから私自身の目標としてはもうひとつ、何か社会実装につながる違う基礎研究、種を生み出したいです。
カーボンナノチューブ(CNT)の研究もしていまして、それを違うものでまた生かそうと研究を続けています。
私は今63歳。
定年まであと2年です。
この2年の間に何か社会実装につながるような種みたいなのを基礎研究でもう1つ見つけられたらとてもハッピーですね」。
未来のビジョンを聞かせてください。
まずは千葉さんから。
「我々は、がんの治療薬、治療法を開発しています。
がんの患者さん方はたくさんおられます。
今2人に1人ががんになる時代です。
そういう時代の中で患者様に幸せや笑顔が生まれる世界を作れるように仕事に取り組んでいます」。
続いて小松さん。
「私は研究と教育を担っています。
教育としてはあと2年ですが、いい人材を排出したいと思います。
若い人でこれからがある人達が我々のラボを選んできてくれているので、そういう中でいい教育をしながら、いい研究者を育てたいというのがひとつ。
もうひとつは研究成果として何かキラッと光るものを出したい。
私の目標、夢ですね」。


RadioNano Therapeutics株式会社 代表取締役社長 千葉雅俊さん 共同創業者 小松直樹さん
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