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毎年大賑わいの『今宮戎神社』。
あの膨大なお賽銭、実は池田泉州銀行さんが数えています。
「賽銭開き」といって、たいへん神聖な役割だそうです。
今年も今宮戎の十日戎は、1月9日の宵戎から、10日の本戎、11日の残り福までの3日間です。

2026 
01 25
日曜日 

自律的行動を見つめて伸ばす子ども教育

今週のゲストは学校法人あけぼの学園の理事長、安家周一さんです。
まずはお作りになっている学校についてお伺いします。
「学校法人というのは、学校を作る、私立の学校を作る法人のこと。
そこでできるのが幼稚園、小・中学校、高等学校、大学。
これは学校法人が設立をして運営をすることができるということになっているんです。
その中で私どもは小学校へ入る前までの幼稚園を長年運営しています。
当初は幼稚園から始まりましたが、途中から幼稚園の中に簡易保育所というのを設けていました。
今度は社会福祉法人を立てて、社会福祉法人で保育所作りもうちの父が始めたんですよね。
現在は豊中市内に5箇所の保育所、幼稚園に付属した保育所が2箇所。
つい最近ですが大阪市西区に『あけぼのほりえこども園』という新しい施設を作って8箇所になりました」。

とても大きな規模です。
「子どもたちが全体でおよそ1000人弱、教職員が350人という規模です。
ニーズに合わせて活動していたら結果的にこうなりました。
幼稚園の形は時代の中で変化はしていますが、基本的には子どもが自分の主体を大切にすること。
それを守っていくことが教育の理念なんです。
子どもに"これしちゃダメよ"とかみんな言いますよね。
でも子どもは言われたら言われるほど、したくなるんですよね。
はじめから注意するのではなく、失敗をあたたかく見守る。
例えば真冬に気温が10度を切っても半袖のTシャツ1枚で通園する子どもがいます。
何を着て幼稚園に行くかも子どもに決めてもらいましょうという考え方です。
でも風邪をひいて発熱するとお母さんも忙しいから困る...ということで上着を着てきなさいという話になるんですけどね。
でも僕はその時に頑張ってはりきってTシャツを着て行ったことを是非認めてやって欲しいと。
だからうちのコンセプトブックには"子どもにはケガをする権利がある"と書かれているんです。
自分で何かにチャレンジして怪我をすることは子どもにとっては勲章なんです。
だから子ども自身が能動的にやったことはぜひ認めてあげていただきたいです」。

基本的には自由な人間、子どもの意思を尊重。
「"自由"という風な言葉を使うとその意味を尋ねられることがあります。
その自由について考えているのは、子ども自身の良心に基づいて自律的に行動すること。
自律することは自分を律することですね。
自律的に行動することを"自由"と呼んでいます」。

園は豊かな自然に囲まれ、遊具も充実しています。
「たくさん見学の方々がおいでになって一番言われるのはそこですね。
園を父から受け継いだときに色んなことがあって、正直あまり財産を持ってなかったんです。
それでどうしようかと他の園を見学して、色んな遊具を見ました。
実は私の出た東京の自由学園という学校は、自分たちの手で色んな物を作り出すことをすごく大切にする学校なんです。
中学入学時に自分自身が使うテーブルと椅子と脇箱を木工場に入って作りました。
その経験がその幼稚園で何かを作りたい時に設計図を書いて、そして木材を買ってきて組み立てるということにつながってるんです。
だから園の多くの遊具が自分たちの手で作ったものが多いです。
パンフレットに出ているツリーハウスも手作りです。
子どもたちが冒険してみたいなって思えるような物を作って、無理に高いところに上げるんじゃなくて、自分で上まで登りたいと思える意欲を掻き立てるような遊具。
色々と考えて作ってきました」。

のびのびとした環境で育った子ども達が後には小学校へ。
「環境や先生も変わってどうしても今までの幼稚園の生活が忘れられなくて、新しい学校の生活になじまない子たちが出てきたりします。
そういう方々の保護者の方とお話ししていると"何で小学校作らないんですか?"と訊かれることが多いです。
ただ義務教育学校を作るのはそんなに簡単なことではありません。
学習指導要領という決まったものを教えるような形は今も現存します。
その中でどうしていくかというのが非常に悩ましいんですけれども、この度たまたま出会いがありました。
認定NPO法人コクレオの森の代表理事・藤田美保さんという方です。
コクレオの森・箕面こどもの森学園小中学校はもう20年間の歴史があってNPO法人です。
その実績と私達とでコラボレーションして一緒に小学校を作ろうと申請をしています。
小学校は基本的には子どもが自分の主体性が発揮できるような場所を提供することなんです。
何をどこで誰とするかは子どもが決める。
私たちが元々、幼稚園とか保育園でやっていることです。
基本的にはその中で何が育っているかを評価するのが私達の仕事だったわけですが、新しい小学校も基本的には同じことなんです。
様々なことを乗り越えていく時に、実は学習指導要領の中の要素をクリアしていってるわけです。
それを教師がきちっと見てやることができれば、この学習要項は網羅されるということになります。
だから教科書を使わなくても子ども達のやりたいことでクリアできる。
これがわかる人じゃないと先生にはなれないんです。
ただ遊ばせているだけでいいわけじゃないですからね。
コクレオの森・箕面こどもの森学園におられた方々も今回教師としてこちらに来て頂けます。
その方達と我々はトレーニングしながら進めてまいります」。

どんな形のクラスになるのでしょうか。
「子どもひとりひとりの特性が違います。
知りたいこと、学びたい内容、その人の能力はみんなバラバラじゃないですか。
それを1つの枠の中で同じ時間に同じことを教えてわからせることは難しいですよ。
わからない子は、わからないまま、走り回ったら怒られるからただ座っているだけ、みたいな子どもはたくさんいます。
授業の途中でどんどん質問したくなるじゃないですか。
その質問には丁寧に答えていくってことも必要ですよね。
そうすると1クラスに対して多い人数は難しいですよね。
1人の先生では難しいから、20人ぐらいを2人で見るような。
支援が必要な子どもがいるクラスは今でもその体制ですが、うちはそういう子がいなくても2人でやる形態を取ろうとしています。
それと先生が黒板を背中に子どもを並ばせて座らせるという、あの形自身が子供の学ぶ意欲を僕は削いでいると思うんですよ。
新しい考え方で座ることは"新しい喫煙"というのだそうです。
タバコを吸うぐらいに座っていることは害があると今言われている。
座らせると脳が活性化しないんですね。
動くと脳が活性化する。
だから子ども達はすぐ動きたがるんですよね。
子どもが動きたがるのは頭を活性化させたいというサインなんです。
そのことがわからなければ子どもが学べる授業をすることは難しいと思います」。

2026年4月に兵庫県猪名川町に開校を目指している『六瀬ほしのさと小学校(仮称)』。
現在、クラウドファンディングもされています。
「様々な意味で資金が必要です。
今、図書コーナーを作ることを目標にクラウドファンドをしています。
ある一定の金額についてはすでにもう頂いているものもありますけれども、今後まだ必要であろうということで再延長をさせて頂いています。
学校には四国・高松など様々なところからも入学者がおいでになられます。
その方々は移住をされてこられるんですよ。
今、そういう動きがすごく出てきています。
親御さんはリモートなど色んな仕事の仕方ができるじゃないですか。
学校に通う人は地元の方だけではなくなってきています」。

園の歴史は次週に続く...。

竹原編集長の一言

新しい教育の在り方というより、人に元々ある素養や才能を引き出して伸ばす。
この教育でとても柔軟な発想を持つお子さんが育ちそうですね。

竹原信夫プロフィール
日本一明るい経済新聞編集長

昭和23年10月29日生まれ大阪府出身
昭和46年3月 関西大学社会部マスコミ学科卒

大阪商工会議所会員紙「大商ニュース(日本一明るい企業情報)」編集協力。
平成22年7月から吉本お笑い総合研究所コンサルティングフェロー、NHKテレビ「おはよう関西」元気な中小企業コーナーに出演中。

松川浩子プロフィール
MBSアナウンサー

1977年3月30日生まれ 兵庫県出身聖心女子大 卒、1999年入社。
「ちちんぷいぷい」「せやねん」などの人気番組に出演した後、現在はテレビ番組「医のココロ」、ラジオでは「上泉雄一のええなぁ!」(水)にレギュラー出演中。
特技はダンス全般。6歳でクラシックバレエを習い始めたことをきっかけに、ジャズダンス、日本舞踊、ストリートダンスなどを体得。
ヨガインストラクター、アロマテラピスト、日本語教員など様々な資格を持つ一面も。

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