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【巻】…10・1877
【歌】…春の雨にありけるものを 立ち隠り妹が家路にこの日暮しつ
【訳】…濡れとおらない春の雨なのに、あの子の家に行く途中で一日過ごしてしまった。
さあ、どうしよう。
【解】…この歌に対して、上野誠さんは一言。「何でこうなるのか、よく分からない!」
というのも、歌の前半で「春の雨なので、大したことない」と書きながら、
後半では、「恋人の家に行く道中で一日が過ぎてしまい、たどりつけなかった」となっています。大雨で、移動に困難があったので恋人の家に到着できなかった、というのなら分かりますが、「春の雨は大したことない」・・では、なぜ行き着けなかったか?何かあったのか?
これには、いくつか学説があるようです。
1.彼女とケンカをしていて、行きたくなかった
2.恋人の家にお母さんなどがいて、時間を稼がないといけなかった
3.他の人の家に寄っていた、浮気説
いずれにしても、手がかりがないので、何があったのかは謎のままです。
しかし、このように色々と解釈できるというのも、古典を学ぶ醍醐味なのかもしれません。
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