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第1093回「都市災害に備えて〜帰宅困難者対策を考える」
電話出演:東京大学大学院 准教授 廣井 悠さん

都市部で災害が発生した際に問題となる「帰宅困難者」。勤務先や外出先で災害に遭遇して自宅に帰れなくなる人のことを言います。東日本大震災では交通機関が寸断され、長い時間をかけて徒歩で帰宅した人が大勢いました。この経験をふまえ、東京都では、2013年4月に「帰宅困難者対策条例」を施行しました。首都直下地震では、約650万人の帰宅困難者が発生すると想定されています。
「帰宅困難」への対策は、職場に歩きやすい靴を備えておいたり、自宅への徒歩ルートを知っておくこと、と考えている方も多いのではないのでしょうか。もちろん大切なことですが、これだけでは十分な対策とは言えません。徒歩で帰宅する人たちが路上にあふれると、緊急車両の走行に支障を来たすだけでなく、群衆雪崩の危険もともないます。この問題に詳しい東京大学大学院の廣井悠准教授は、「帰宅困難者対策は、スムーズに帰宅させるための対策ではなく、渋滞をどう解消するかという対策」と話します。東京都の条例では、事業者に従業員の一斉帰宅の抑制を求めています。その為には、事業所での食料備蓄や安全対策、連絡手段の確保も必要です。
廣井准教授と電話をつなぎ、帰宅困難者対策で一歩進んでいる東京を例に、関西での対策の現状や必要なことを考えます。
 
(番組内容は予告無く変更する場合があります)