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第1077回「昭和42年六甲山系豪雨災害から50年〜語り継ぐ教訓」
出演:神戸大学名誉教授 沖村孝さん
     神戸市防災課 清水陽課長

1967(昭和42)年7月、記録的な豪雨により、六甲山の多くの場所で土砂災害が発生、3万8305戸が被災し、92人もの命が失われました。その「昭和42年六甲山系豪雨災害」から今年で50年を迎えるにあたり、神戸市では災害の記録などをまとめたリーフレットを作成し、シンポジウムを開催するなど、次世代に教訓を伝える取り組みを続けています。現在は土石流を防ぐ「砂防ダム」も数多く整備され、災害対策が進んでいますが、六甲山が土砂災害の起こりやすい危険地帯であることに変わりはありません。六甲山は針葉樹が多く植えられたために、日光不足により下草が育ちにくくなっています。地面が露出して山崩れの被害が起こりやく、防災の観点から見た森林整備が求められています。今回の九州豪雨のように、大量の流木が住宅地を襲う可能性もあり、それを堰き止める防災ダムの設置も必要です。
「ゲリラ豪雨」など雨の降り方が変化する中で、求められる防災対策も変わってきています。住民自身が自分の住む地区の周辺環境を確認し、防災意識を高めることも大切です。これからの防災対策や、避難行動のあり方について、実際に1967年の豪雨災害も体験した神戸大学・沖村孝名誉教授(防災工学)に話を聞きます。