第1557回「熊本で震度7 現地の状況」
報告:前田春香アナウンサー
電話:永田忠幸さん(熊本県益城町在住)

7月28日、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生しました。被害の全容は、いまだ明らかになっていません。熊本県内を北東から南西方向に走る日奈久断層帯の一部がずれ動いたと見られ、割れ残った部分で今後、地震が発生する可能性もあります。
防災拠点でもあったイオンモール熊本(嘉島町)では、地震の約1時間20分後に爆発が起き、死者やけが人が出ています。約3000人の客と従業員は全員一旦避難しましたが、その後に館内に戻った人が犠牲になったとみられます。LPガス漏れが原因と推定されていますが、一体何があったのでしょうか。当日から現場を取材している前田春香アナウンサーが報告します。
また、熊本県益城町に住む熊本地震の語り部・永田忠幸さんにも電話をつなぎます。益城町は今回、震度6強を観測し、余震が続いています。猛暑の夏、ライフラインも途絶えた中で、被災した人たちはどんな生活をしていて、何が必要なのか、永田さんに聞きます。
 
(番組内容は予告なく変更する場合があります)

第1556回「べネズエラ地震1か月 現地の状況」
オンライン:国際NGO ジャパン・プラットフォーム 樋口博昭さん

6月24日に南米・ベネズエラで、M7.2とM7.5の地震が立て続けに起こってから1か月が経過しました。5000人以上が死亡し、行方不明者は数万人にのぼるとみられています。
マンションなど6万棟近い建物が倒壊などの被害を受けました。特に砂地の上に建つビルの被害が大きく、海岸沿いには倒れた建物のがれきが広がっています。中に遺体がある可能性もあり、重機による撤去作業は進んでいません。
今も多くの住民が、公園などにテントを張って避難生活を続けています。プライバシーもなく、暑さなどによる二次被害も心配されています。食料や医療などの支援も十分とは言えず、被害が小さかった地域の住民が、自宅から食料や薬を持ち寄り、助け合いでしのいでいる状態だといいます。
今、どんな支援が必要なのでしょうか。実際に現地で支援活動に当たった国際NGO「ジャパン・プラットフォーム」の樋口博昭さんに聞きます。
 
ベネズエラ地震被災者支援(寄付受付中)
https://www.japanplatform.org/emergency/program/venezuela_earthquake.html

(番組内容は予告なく変更する場合があります)

第1555回「赤ちゃん防災」
ゲスト:国際災害レスキューナース 辻直美さん

孫娘が生まれたという番組リスナーから、「赤ちゃんのための災害時の備えは、何を準備したらいいでしょうか?」というメッセージが届きました。国際災害レスキューナースの辻直美さんは、「まずは、床にモノを置きっぱなしにしないことが何よりも大切だ」と話します。
夜間に地震が起こった場合、赤ちゃんのおもちゃなどが床に散乱していると、避難時に踏んでしまってケガをする可能性があります。災害時には医療機関を受診するまでに時間がかかる場合もあり、ケガをしない対策が必要です。辻さんがおすすめしているのは、「寝る前リセット」。寝る前に、散らばっているモノを蓋付きの箱にすべて入れてしまう方法です。
また、赤ちゃんのための災害備蓄品としては、液体ミルクや哺乳瓶、紙おむつなどに加えて、いつも使っているおくるみや、好きなおもちゃなど、赤ちゃんが落ち着くことができる"お気に入りのグッズ"も必要です。番組では、辻さんに「赤ちゃん防災」について詳しく聞きます。

第1554回「実体験を通して防災を学ぶ」
ゲスト:堺市総合防災センター 副所長 古川典央さん

地震や火災、水害などを実際に体験しながら防災を学ぶことができる「堺市総合防災センター(堺市美原区)」。年間来場者数は約6万人で、個人や家族をはじめ、学校の課外授業など、団体の受け入れも行っています。
2022年にオープンしたセンターの敷地内には、災害活動支援棟や、訓練施設も併設されていて、「救助指令を受けた救急隊員が現場に向かう様子や、訓練をしている隊員の様子を見ることができる!」と、子どもたちに人気の防災体験型学習施設です。
入館料は無料で、防災の基本が学べる「真・体験コース」や、幼稚園・保育園児向けの「キッズコース」、地震や火災、水害など災害の種類に応じた体験コースも用意されています。
番組では、子どもリポーターの佐藤愛美さん(中学生防災士)の体験リポートを交えながら、堺市総合防災センター副所長の古川典央さんに、施設の魅力や、防災体験のポイントを聞きます。

堺市総合防災センター 体験コース
https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/bosai/shobo/shokai/bousai_center/31482720220318174153249.html

第1553回「薬剤師に聞く 熱中症対策」
ゲスト:MBS気象予報士 薬剤師 林保捺美さん

先月23日に発表された気象庁の3か月予報によると、近畿地方の今月と来月の気温は平年よりも高い見込みで、厳しい暑さが続きそうです。9月の気温は平年並みとみられていますが、地球温暖化の影響で、今年の夏も熱中症への警戒と対策が必要です。
MBS気象予報士で薬剤師の資格も持つ林保捺美さんは、今年、新たに名称が決まった最高気温40℃以上の「酷暑日」を観測する可能性もあると話します。また、林さんは、「体温調節機能が低下しやすい高齢者は熱中症にかかりやすいので、十分な注意が必要」と警鐘を鳴らします。
熱中症を予防するには、「正しい水分補給」に加え、熱中症警戒アラートが発表された際は不要不急の外出や屋外での活動を控えること、エアコンを適切に使用することなどの対策が効果的です。番組では、林さんに薬剤師の視点から、熱中症を防ぐためのポイントや、日常生活で役立つ対策について聞きます。

第1552回「こんなときどうする?」
オンライン:気象予報士・防災士 千種ゆり子さん

先月、書籍「こんなときどうする!?大事典」(主婦と生活社)が発売されました。子どもたちに自然災害や犯罪などの危険について知ってもらい、その予防策と対処法をわかりやすく伝える内容です。「水辺の危険」「山の危険」「自然災害の危険」「犯罪の危険」の4つの章で構成されていて、それぞれの分野の専門家が監修・解説をしています。
「自然災害の危険」を監修した千種ゆり子さん(気象予報士・防災士)は、「地震や大雨などの自然災害はいつどこで起きてもおかしくない。いざというときにどう動けばいいのかを知っているだけで、自分や家族の命を守ることができる」と話します。
台風が上陸するというニュースを聞いたら?公園で遊んでいるときにゴロゴロと雷鳴が聞こえたら?あなたなら、どう行動するでしょうか。番組では、千種さんに、これからの季節に注意が必要な自然災害「台風」と「雷」の危険と、その対処法について詳しく聞きます。
 
「考える力+行動する力」が同時に身につく! 
こんなときどうする!?大事典(主婦と生活社)

https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/9784391166620/

第1551回「避難スイッチとは?」
オンライン:香川大学 准教授 竹之内健介さん

大雨や台風の際に、安全な場所へ避難すべきかどうか、いつ避難を始めるかなど、迷うケースがあります。その判断基準となるのが「避難スイッチ」です。
「避難スイッチ」とは、実際に避難するタイミングをあらかじめ決めておくというものです。①川の水量など「周りの環境の変化」、②近所の人や消防団など「周りからの呼びかけ」、③避難指示などの「公的情報」を組み合わせて決めていきます。例えば、「川の水量が増えて、あの大きな石が隠れたら逃げよう」など、身近な場所の変化を基準にすることで、迅速な避難行動につながります。
実際に避難した人の多くは、自治体の出す避難情報よりも、「環境の変化」や「周りからの呼びかけ」をきっかけに行動を始めています。事前に危険性を理解していても、逃げ遅れてしまっては意味がありません。避難行動をとる明確な基準を決めることが大切です。番組では、そんな「避難スイッチ」を提唱する香川大学准教授の竹之内健介さんに話を聞きます。

第1550回「防災落語で災害に備える」
ゲスト:ゴスペル亭パウロさん

アマチュア落語家のゴスペル亭パウロこと、小笠原浩一さんは、防災にまつわる知識や過去の災害の教訓を「落語」にして伝え続けています。パウロさんは、和歌山市出身の64歳。落語に興味を持ち、49歳の頃に上方落語家・桂枝曾丸(かつらしそまる)さんの落語教室に通い始めました。
防災士の資格を持つパウロさんの知識は確かで、今では全国各地で年間60回以上、高座に上がって「防災落語」を披露しています。パウロさんが創作した「防災落語」の演目は、地震津波や避難所での過ごし方などを題材にしていて、公演前にはその地域の災害リスクを調べ、そこで暮らす人たちに必要な防災知識を入れた落語にアレンジするそうです。
番組では、「防災落語家」として活躍するパウロさんをゲストに迎え、活動にかける思いを聞きます。また、特別にラジオ用にアレンジした南海トラフ巨大地震にまつわる防災落語を一席、披露してもらいます。

ゴスペル亭パウロさんの自叙伝
「神様のシナリオに笑いを添えて」
https://www.wlpm.or.jp/pub/?sh_cd=117593
はインターネットで購入できます

第1549回「『防災気象情報』各レベルの避難行動」
オンライン:備え・防災アドバイザー/ソナエルワークス代表 高荷智也さん

台風6号が日本に上陸し、新たな防災気象情報の運用開始後、初めて氾濫特別警報や危険警報が出ました。新たな防災気象情報では、河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の4種類について、5段階の警戒レベルの情報が発信されます。それぞれの段階で、私たちはどう行動すればいいのでしょうか。
レベル2は「注意報」の段階で、ハザードマップのチェックなど、避難行動を確認します。レベル3は「警報」段階で、高齢者や乳幼児がいる家庭など、避難に時間のかかる人は逃げるタイミングです。車での移動も可能な段階なので、夜間に雨が強まりそうな場合など、早めの避難が必要です。
レベル4は新設された「危険警報」で、危険な場所から全員避難しましょう。レベル5は「特別警報」で、既にどこかで災害が発生していて、ただちに命を守る行動を取る必要があります。
レベルごとの避難行動について、備え・防災アドバイザーの高荷智也さんに詳しく聞きます。

第1548回「今年の暑さと新しい防災気象情報」
ゲスト:MBS気象予報士 前田智宏さん

気象庁は、最高気温が40℃以上の日の名称を、「酷暑日」と新たに決定しました。近年、40℃以上の著しい高温が毎年のように観測されていることを受けて、名称が検討されていました。これで、最高気温25℃以上は「夏日」、30℃以上は「真夏日」、35℃以上は「猛暑日」、40℃以上は「酷暑日」という名称で呼ばれることになります。
気象庁の予想によると、この夏(6月から8月)の平均気温は、全国的に平年よりも高くなる見通しです。MBS気象予報士の前田智宏さんは、「例年以上の熱中症対策が必要」と警鐘を鳴らします。
また、今月28日からは、「新しい防災気象情報」の運用が始まりました。警報や注意報などを「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つの情報に分類して、レベル1からレベル5まで、5段階の警戒レベルがつきます。前田さんに、この夏の暑さと新しい防災気象情報について詳しく聞きます。