
今月の特集
高度経済成長期から50年~万博開催、インフラ老朽化
2025.05.12放送
高度経済成長期(1955年~1973年)の終了から半世紀の今を考える特集をお送りします。
まずは、先月開幕した大阪・関西万博。
前回、大阪で万博が開催されたのは、高度経済成長期の1970年でした。
その55年後の万博は、大阪に、そして日本に何をもたらすのでしょうか。
面白さ、問題点、さまざまな側面から考えます。
後半の特集は「老朽化する公共インフラ」。
埼玉県八潮市で発生した下水道管破損による道路陥没、
京都市中心部の国道1号が冠水した水道管破損、
能登半島地震での水道復旧の遅れなど、
高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化の問題が噴出しています。
自治体の財政難で更新や耐震化が進まない現状に、対策はあるのでしょうか。
この問題に詳しい神戸大学大学院工学研究科の鍬田泰子教授にお話を聞きます。
トランプ関税にコメ高騰 私たちの暮らしは・・・?
2025.04.07放送
アメリカのトランプ大統領は、
日本に対し24%の「相互関税」を課すと発表しました。
「相互関税」は、中国に対して34%、EUには20%、
ベトナムには46%という高い税率で、
世界の自由貿易体制を揺るがす事態です。
何を根拠にこのような関税をかけるのか、
日本や各国はどう対応するのか、
アメリカ現代政治が専門の上智大学教授・前嶋和弘さんに聞きます。
後半の特集は「コメ高騰」の問題です。
なぜここまで値上がりしたのか、
流通システムはどうなっているのか、
備蓄米放出の効果、今後の対策など、
農業ジャーナリストで宇都宮大学農学部助教の松平尚也さんに聞きます。
大詰めを迎える兵庫県議会と国会
2025.03.03放送
兵庫県の斎藤知事をめぐる問題が今週、大きく動きます。
告発文書の内容を調査する百条委員会は、
「パワハラと言っても過言ではない不適切な叱責があった」
という総括を盛り込んだ報告書を、県議会に提出する予定です。
一方で、N党の立花孝志氏に情報提供・漏洩した維新県議は
除名や離党勧告の処分を受けましたが、
議員は続ける意向で、その動向が注目されます。
国会では、2025年度予算案の審議が大詰めを迎えています。
高校無償化など維新の会と合意することで
年度内の予算案通過の目途は立ちましたが、
支持率の高い国民民主党との話し合いは決裂し、
「石破総理は途方に暮れている」と、
時事通信解説委員の山田恵資さんは話します。
山場を迎えている兵庫県議会と国会の動きについて、
山田さんに解説してもらいます。