• 2023.04.30

    なにわ料理 有 古池 秀人さんの 「かき揚げ 秘密のテクニック」@大阪市北区


    JR東西線『大阪天満宮』駅を出て徒歩2分。
    割烹料理屋「なにわ料理 有」にお邪魔しています。


    本日は店主の古池秀人(ふるいけ・ひでと)さんに、
    お店のコースで提供される【かき揚げ】についての
    3つの秘密のテクニックをお聞きしました!



    【なにわ料理 有 かき揚げ】の秘密のテクニック その1
    『食材の水分はできるだけ取り、しっかり粉を打ち、余分な粉をよく払っておく!』
    まずは食材の下ごしらえから。
    今日は季節に合わせて、白魚・セリ・さきがきゴボウのかき揚げを作っていただきます。



    白魚は、宍道湖産の白魚を使っています。
    白魚は淡白な魚ではありますが、揚げるとすごく味に深みが出ます。
    また宍道湖産は身の質がしっかりしていて、かき揚げに向いているんだとか。
    白魚を真水で洗い、水分をふき取っておきます。
    軽く洗っただけですが、少し白さが際立っている気がします!(写真左)



    野セリをよく洗い、およそ1センチ~2センチの長さに切ります。
    細かく切りすぎると揚げるときに崩れてしまうので、
    食べやすく揚げやすい、絶妙な長さでざく切りにしています。



    ゴボウはささがきにして、あくを抜いたものを混ぜます。
    ゴボウ本来の食感と香りを楽しんでもらうため、わざと荒めにカットしています。
    また"灰汁も美味しさのうち"との事で、水にちょっと付ける程度にしているんだとか。



    白魚と野ゼリはできるだけ水分をとり、粉を打ち、余分な粉をよく払っておきます。
    この時パラパラにほぐれていないと、団子状の塊ができてモサっとした食感になってしまうので
    とても重要なポイントになります。


    【なにわ料理 有 かき揚げ】の秘密のテクニック その2
    『衣は真水で卵黄を溶いて冷やしておき、薄力粉と軽く混ぜ、
    食材に少量かけて軽く寄せるイメージで!』
    次は衣に関するテクニック。
    天ぷら衣は粘りが出ないように、作り置きせずこまめに作っています。
    真水で卵黄を溶いた卵液は冷やしておき、薄力粉と軽く混ぜます。
    できるだけ冷えた状態にし、混ぜすぎないようにする。
    これがカラッと揚げる重要なポイントです。




    【なにわ料理 有 かき揚げ】の秘密のテクニック その3
    『170~180度の白締油で1~2分揚げるが、油の中でまとめ過ぎないように気をつける!』
    いよいよ揚げの工程に移ります。
    天ぷら衣は少量をかけて、サクッと混ぜ合わせていきます。
    「かき揚げ」という名前からして、よくかき混ぜた方が...と思いがちですが、
    混ぜすぎるともっさりした食感になってしまうんだとか。
    軽く指先で寄せて揚げる「寄せ揚げ」のイメージです。




    170~180°Cに熱された白絞油の中に、具材を投入していきます。
    油の中でも具材をまとめすぎないのが重要なポイントです。




    揚げ物は投入時の温度を気にしがちですが、実は引き上げるときの温度が重要。
    180°Cで入れたら、180°Cで引く。
    同じ温度で引くと油切れが良くなります!
    天ぷらをうまく揚げるコツは、温度が下がらないようにたっぷりの油で少量揚げることです。



    水分が抜けると泡が変化し、浮いてきます。
    音の変化も揚げあがりのタイミングです。
    綺麗に揚げ上がりました!!
    思っていたよりも大きく、なかなかの迫力があります。
    少し白い衣から白魚・セリ・ゴボウが透けていて、出来合いのものにはない気品が漂っています。



    まずは、シンプルにお塩を付けていただきます。
    ザクザクとした衣の中に、白魚のふわふわ食感!
    セリ・ゴボウのシャキッとした歯応えも、いいアクセントになっています。
    三位一体の甘みが口中に広がります!
    また油切れが良いおかげで、重たくならずどんどん食べ進める事が出来ます!



    続いて天ダシは、山椒の芽を細かくして混ぜた「木の芽おろし」を混ぜていただきます!



    衣をダシに付ける事により、また先程とは違った食感が楽しめます。
    また山椒のピリッとした香りも、よりかき揚げの美味しさを引き立てています。
    職人の繊細な技術を寄せ集めた珠玉の一品を、是非一度ご賞味あれ。
    (※かき揚げの具材は季節によって変化します)



    ★なにわ料理 有
    場 所:大阪市北区東天満 1-9-17
    電 話:06-6232-8558
    営 業:17:30~22:00(L.O. 21:00)
    定休日:日祝・第 1 月曜
    店 主:古池 秀人(ふるいけ・ひでと)さん
    HP:https://kcct600.gorp.jp/

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