今日は、桐子先生がスタジオにお越しくださいました。
今日のアドバイスは、言葉の順序がもたらす効果についてでした。
私たちは、言葉を聞いた順序通りにイメージしていくようです。
だから、どんな映像を最後に思い浮かべるかが、とても重要なのです。
「亡き父が背中を見せたこの背広」(黄色いくつ)
「背広」がおしまいに配されているので、受け取る私たちの心には、お父さんの背広が残像となりますよね。
「花よりも父の墓前に置く碁石」(長岡正広)
こちらも黒白の石のイメージがずっと刻まれ、それが余韻を生み出します。
いかがでしょうか?語順で味わいの深さが変わること、あなたもお試しになってみてください。(水野晶子)
【今週のまるっと川柳】
東村雅夫 選
「ポキポキと楽器のように膝と腰」
喃亭八太
水野晶子 選
「譲られて今日一日が凶になる」
りんご姫
【今週の東村さんの一句】
「折りたたみ相合傘が楽しそう」