恋のうた

毎日新聞・特任編集委員の近藤勝重さんの毎月恒例「近藤勝重のこだわり流行歌」、今回は「恋愛」を描いた作品です。
歌でも文学でも、恋愛は大きなテーマ。
恋をすると世界が変わる、と表現する人もいます。
近藤さんが選んだ曲は以下の2つ

①「心もよう」井上陽水
②「いとしのエリー」サザンオールスターズ

井上陽水さん、桑田佳祐さんぞれぞれの「恋愛」の世界観がよく出ている2曲です。

ところで、出会いと別れの風景は、時代とともに変化していくものですが、近藤さん曰く「かつては、そういった男女の姿を歌が先取りしていた」とのこと。
しかし、今は、時代のテンポが速くなり、歌が追いつかなくなっています。
ちなみに、曲そのもののテンポも早くなり、「歌が音楽室から体育館に移動したみたい」と近藤さん。
野村啓司がお返しの歌として選んだ森山加代子さんの「白い蝶のサンバ」は、リリース当時、「テンポの早い曲が出てきたなあ」と野村啓司が驚いた作品ですが、今、聴くと全く普通に聞こえます。

作詞家・荒木とよひささん

荒木とよひささん、久しぶりのご出演です。
この度、生誕75周年を記念したアルバム「The Last Poet」が発売されました。
新作も入っていて、シンガーとしての荒木さんの本領を発揮した内容になっています。
これまで、数え切れないくらいの作品を生み出してきた荒木さんですが、日の目を浴びずに忘れられてしまった曲も多いそうで、そういった曲を荒木さんは「迷子になった曲」と表現しています。
あの有名な「四季の歌」も当初は作者不詳で「迷子」になっていたとのエピソードに、野村啓司はビックリ。
曲それぞれに物語があるのだと改めて実感した時間でした。

歌詞は文学か商品か

毎日新聞・特任編集委員の近藤勝重さんが恒例の「こだわり流行歌」で選曲したのは、次の2曲
◎「八月の濡れた砂」石川セリ
◎「ざんげの値打ちもない」北原ミレイ
「八月の・・」は、吉岡オサムさんの作詞で、同じ吉岡さん作詞の「天城越え」に通じる文学性がその歌詞にあると指摘する近藤さん。
「ざんげの値打ちもない」作詞の阿久悠さんは、「歌は商品だ」と言っていたようですが、この歌の歌詞も、まぎれもなく文学だと、近藤さんは、なかにし礼さんの言葉を借りて絶賛。
歌に対しては、色々な捉え方があるでしょうが、こういった名曲の歌詞は、いつまでも心に響き続けます。

豪華二人のゲスト

今回は、五木ひろしさんと天童よしみさんがスタジオにいらっしゃいました。
先日、旭日小綬章を受章した五木さん、名曲を継承する長年の活動が報われたと、何かほっとした様子。
天童さんも「同じ歌手として本当に嬉しい」と喜んでらっしゃいました。
かつて、オーディション番組「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜いた経験があるお二人は、「あの時の体験があるから、どんな辛いことも乗り越えられた」と当時を振り返っていました。
1月9日~2月10日、大阪の新歌舞伎座で五木ひろし・天童よしみ「初春歌合戦」が開催中です。
昭和から平成にかけての名曲を是非聴きに行って下さい。

こだわり流行歌が本に!

毎日新聞特任編集委員・近藤勝重さんの毎月恒例のコーナー「近藤勝重のこだわり流行歌」が本になりました。
これまで、番組でご紹介いただいた様々なエピソードを軸に、近藤さんの昭和歌謡に対するこだわりが、ふんだんに収められた1冊です。
幻冬舎「昭和歌謡は終わらない」、是非読んでみてください。

絶品カバー曲

今回の「近藤勝重のこだわり流行歌」は、毎日新聞特任編集委員・近藤勝重さん推薦の絶品カバー曲をお届けしました。
 1曲目は、ちあきなおみの「カスバの女」
 2曲目は、美空ひばりの「恋人よ」
ちあきなおみさんは、その歌の主人公になりきり、美空ひばりさんは、自分の持ち歌のようになるという近藤さん。
特にこの2曲は、その特徴がよく出ています。
野村啓司のお返しの歌は、五木ひろしの「男の友情」でした。

マッハ文朱さん登場!

今週のゲストは、マッハ文朱さんです。
野村啓司にとっては、毎日放送テレビの「クイズ!!ひらめきパスワード」でご一緒して以来、約30年ぶりの再会です。
プロレスラーとしてのイメージが強いマッハさんですが、レスラーだったのは15歳から18歳までの3年間だけだったとのこと。
レスラーになる前に、「スター誕生」であの山口百恵さんと決勝を争い、残念ながら敗れますが、その後は、プロレスラーを経て、女優・タレントとして大活躍。
その後、海外に20年間いらして、久しぶりに日本に帰って来られました。
百恵さんと競うほどの歌唱力の持ち主であるマッハさんが、この度、久しぶりにデュエット曲をリリース!
「ラブコールは5回目で」(沢井明&マッハ文朱)
是非、お聴き下さい。

あの街角にて

「近藤勝重のこだわり流行歌」、今回のテーマは「街角」です。
1曲目は、ガロの「学生街の喫茶店」。
近藤さんが学生時代をすごした早稲田大学周辺をモデルにしているそうですが、今は「学生街」としての風情が、あまり見られなくなったとのこと。
2曲目は、中村雅俊の「恋人も濡れる街角」。
街角での男と女のやりとりを、独特の歌詞で描いた桑田佳祐の世界が、近藤さんを強くひきつけるそうです。
お返しの曲として野村啓司が選んだ街角は、石原裕次郎の「逢えるじゃないかまたあした」でした。

やさしさに触れたい

災害や殺伐とした事件が頻繁に起きる中、毎日新聞・特任編集委員の近藤勝重さんが「こだわり流行歌」のコーナーで選んだのは、作詞・作曲家の浜口庫之助さんのこの2曲。
  「恋の町札幌」石原裕次郎
  「夜霧よ今夜も有難う」石原裕次郎
浜口さんが綴る言葉や描く世界観に何とも言えない優しさを感じて、心が落ち着くそうです。
野村啓司が、お返しの優しい歌として選んだのは、ビリーバンバンの 「白いブランコ」でした。

女の覚悟

毎日新聞特任編集委員・近藤勝重さんの今月の「こだわり流行歌」はこの2曲。
・「今は幸せかい」佐川満男
・「いいじゃないの幸せならば」佐良直美

「今は幸せかい」は、別れた女性のことを忘れられない男性が描かれているのに対し、「いいじゃないの幸せならば」には、世間がどう言おうと、幸せならばそれでいいと 行動する女性の姿があります。
近藤さん曰く「男はいつまでもクヨクヨするところがあるが、女性は覚悟を決めて次に進む力がある」
そんな男女の違いがくっきりする2曲でした。