第24回 美山町の自然と鹿肉料理を体験
2013.03.17

(写真1)
まもなく京都縦貫自動車道の大山崎〜沓掛間の延伸部分が開通するということで、今月はこれからますますアクセスが便利になる園部や丹波地方の魅力をお伝えしています。
今週ご紹介するのは南丹市美山町は田歌にある”田歌舎”
かやぶきの里として有名な美山の近くにある田歌舎では、スローフードの料理を提供する中で、鹿肉の料理を味わうことができるんです。
今、全国的に鹿が増えすぎていることで、農産物を食べたり、山肌の草を食べつくしたりと、人間の暮らしだけでなく、自然にも大きな影響を及ぼしているそうです。
そのために鹿猟をしなければならないのですが、猟で捕獲された鹿の肉を処分するのではなく、しっかりと食べることで鹿の命を大切にしようと南丹市では鹿肉料理
(ジビエ料理)を始めたんだそうですよ。
今回は、亀井アナウンサーが「鹿シチュー」「鹿カバブ」「鹿ピザ」に舌鼓を打ちました。
(写真2、3、4)
ヨーロッパでは一般的ですが、日本ではあまりなじみのない鹿肉料理、食べてみると臭みはほとんどなく、どこか木の実のような香りが残る味でした。
(写真5)
田歌舎の藤原さん曰く、「美山や田歌の夏は、滝を登るシャワークライミングやリバートレッキング、カヌーなども楽しめます。是非、都会では味わえない自然を体験しに来てくださ
い」とおっしゃっていました。
第23回 日本の音百選に選ばれた”るり渓”の自然
2013.03.10

(写真1)
まもなく京都縦貫自動車道の大山崎〜沓掛間の延伸部分が開通するということで、今月はこれからますますアクセスが便利になる園部や丹波地方の魅力をお伝えします。
今週ご紹介するのは南丹市にある”るり渓”
京都縦貫自動車道 園部ICから約20分、とても美しい渓谷、そして爽やかなせせらぎを奏でる「るり渓」は、春先の新緑もキレイだが、秋の紅葉もモミジやイチョウなどの木々が美しい彩りを添えます。
瑠璃というのは、もともと濃い青色の宝石のことで明治時代にここで遊んでいた郡長の方々があまりの美しさに感動し、瑠璃のような美しさとこの名前を付けたそうです。
(写真2)
そんな、るり渓のせせらぎは、日本の音百選にも選ばれています。
滝の音や鳥のさえずりが織り成す自然のシンフォニーは、人の心を癒す、やさしい響きがあります。
また初夏から秋にかけては、運がよければ、特別天然記念物のオオサンショウウオに出会えるかも知れない・・・ということですよ。
(写真3)
そんなるり渓の最上部には通天湖と呼ばれる人口湖があり、ここから、美しい渓谷がはじまります。
(写真4)
今回お話をお伺いした南丹市役所商工観光課の山内によると通天湖のあたりでは、4月の終わりから5月の上旬にかけて、山ツツジがキレイに咲き乱れて見事な景色を作り出すそうです。
るり渓についての詳しくは・・・
http://kyoto-sonobe.jpn.org/rurikeikougen.html
第22回 丹波地方の自然が詰まった丹波ワインの魅力
2013.03.03

(写真1)
まもなく京都縦貫自動車道の大山崎〜沓掛間の延伸部分が開通するということで、今月はこれからますますアクセスが便利になる園部や丹波地方の魅力をお伝えします。
今週ご紹介するのは丹波ワイン。
取材に行った時期ではまだ雪に覆われていたブドウ畑ですが、雪が無くなると新しい枝が出始め、6月頃にはブドウの花が咲きます。
(写真2)
お話を聞いた引原さんによると、丹波ワインの歴史はさかのぼること…1979年。
創業者の(故)黒井哲夫さんが、仕事先で海外に行った際に気軽に楽しめるワインの美味しさに驚き、そのワインを日本へ持ち帰ったものの、日本で味わうと何かが違う。
日本の風土や日本料理に合うワインを造ろうと、私財をなげうって、酒蔵を借りてワイン造りを始めたのが「丹波ワイン」のはじまりです。
丹波の気候は、昼には暖かくなって、夜は冷え込む…
この寒暖の差が甘くて渋みを残したワイン造りに適したブドウを作ります。
(写真3)
丹波ワインハウスではワインやソーセージ、ピクルスなどの販売、またレストランではワインを飲みながらのお食事も楽しめます。
またワイン工場や農場の見学ツアー&テイスティングも出来ますよ。
(写真4)
丹波ワインハウスへは、京都縦貫自動車道 丹波ICから 国道9号線を福知山方面へ約10分です。
丹波ワインハウスについての詳しくはHPをご覧下さい。
第21回 今年50周年を迎える「名神高速道路」
2013.02.24

今月は、車で行く冬の京都ご紹介致しますが、今週は、高速道路に無くてはならないパーキングエリア、サービスエリアについて、先日もご出演頂きましたNEXCO西日本の清水敬司(しみずひろし)さんにお話を伺いました。(写真上)
名神高速道路は、1963年に開通した日本初の高速道路ですが、その名神高速道路の吹田SAと大津SAが、日本初のサービスエリアです。
サービスエリアは、ドライバーの休憩と車の給油などを目的として作られたそうですが、当時から軽食のサービスがあったそうです。(写真下:写真クリックでサイズの大きな写真をご覧いただけます。)
サービスエリアの重要な施設としてトイレがありますが、快適に利用してもらえるようなメンテナンスや清掃を心がけているそうです。
また、長年続けているお茶のサービスも好評なんだそうです。
そして、サービスエリアの楽しみの一つが食ですが、高速道路から降りなくても地元の味が楽しめるように日々工夫していて、様々なイベントなども実施されています。
ホームページをチェックして、是非お出かけ下さい。
NEXCO西日本 SA・PA情報
第20回 舞鶴若狭自動車道で行く「冬の天橋立」
2013.02.17

先週は、大阪から舞鶴若狭自動車道で約2時間、いまの季節にぜひ行きたい「冬の天橋立」の観光スポットをご紹介しましたが、今週は、おすすめの食についてご紹介しました。
国の特別名勝「天橋立」は、京都府北部の丹後半島の付け根にあたる宮津湾にありますが、今の時期は、海の幸など、とってもおいしい冬の味覚を味わうことができます。
そこで、天橋立の冬の味覚について、先週に引き続き、京都府観光連盟丹後分室長であり、丹後語り部の会副会長の東哲(あずまさとし)さんにお話を伺いました。
丹後の冬の味覚の一つはブリで、日本三大漁場の一つである丹後の伊根町で獲れる伊根ブリは、水温が低く引き締まった美味しいブリを食べることができます。
そして、ズワイカニ(松葉カニ)は、毎年11月6日に解禁される日本海の冬の味覚の定番ですが、とくに間人の間人ガニは前の日の夜に出て翌日の朝帰るという近場で獲れるので、新鮮で引き締まった品質の高いカニとしてブランド品にもなっています。
他には、久美浜湾で獲れる良質のカキや、ノロゲンゲという魚がお勧めだという事でした。
ノロゲンゲは、細長いドロドロとした白身の魚で、ちょうどカニと同じ水深にいるためにカニの網で一緒にあがってくるそうです。地元しか味わえない味で、みそ汁や鍋にして食べられるそうです。
そして、先週ご紹介した「智恩寺」のすぐそばにあるお食事処「松吟(しょうぎん)」の女将さん、
織田治子(おりた・はるこ)さんに「ブリしゃぶ」についてお話を伺いました。(写真1)(写真2)(写真3)
この辺では、昔からカニしゃぶやカニすきがありましたが、脂がのったブリをしゃぶしゃぶにしたらどうかと若い層の旅館や食堂関係の人たちが考え出したそうです。ブリしゃぶが始まったのは、20年以上前の事だそうです。
そしてもう一つ、今の時期、受験生にお勧めの名物が、「智恩寺文殊堂」の門前にある四軒茶屋(しけんちゃや)で食べられる「智恵の餅」です。
智恵の餅は、鎌倉時代にある信心深いおばあさんが、夢の中で文殊菩薩から餅をついて人々に振舞うように言われて、早速、人々に振舞ったところ、あるとき京都の大徳寺の偉いお坊さんが来られて、賢い子供をみて、それはお知恵を授かる文殊菩薩様のお陰だという事で、「知恵の餅」と名付けられたそうです。
智恵の餅は、320年の歴史がある四軒茶屋で食べることが出来ます。「ブリしゃぶ」の話を伺った織田治子(おりた・はるこ)さんは、四軒茶屋の一軒、「彦兵衛茶屋(ひこべえちゃや)」の女将さんでもあります。(写真4)
四軒茶屋は他に「吉野茶屋」「勘七茶屋」「ちとせ茶屋」があって、それぞれお餅の味が違うそうなので、食べ比べしてみても楽しいですね。(写真5)
天橋立観光協会では、天橋立を短時間でめぐるガイド付き体験プログラムが人気だそうです。
いろんなコースがありますが、知恵の餅やお食事つきプログラムもあるそうです。詳しくは、天橋立観光協会のホームページをご覧下さい。
天橋立駅には駐車場もありますので、車で来られた方も参加できますよ。