喫茶ラウンジMegビブリオ

9月11日放送分

今日は劇団ヨーロッパ企画の人気舞台「サマータイムマシンブルース」を紹介させて頂きました。脚本は、ヨーロッパ企画主宰の上田誠さんです。
映画化、そして書籍化もされているということで、ビブリオでも取り上げてみたんですが...すっごく面白そうでしょ??

タイムマシンがあったら...過去や未来、どんなところに行こうかなぁって夢が膨らみますよね。歴史の教科書に書いてあった、あんなことこんなこと、実際どうだったんだろう?なんて考えたり。
ところがこの物語は、タイムマシンの無駄遣い!!笑
すんごい発明品を、しょーもないことに使ってしまった男たちの物語なのです!!
え?どれだけしょーもないかって?
とある大学のSF研究会の部員たちは、タイムマシンをどんな風に使ったのか...。
そう。壊れてしまったクーラーのリモコンを取り戻すべく「昨日」にタイムスリップして、壊れる前のリモコンを取りに行く為...タイムマシンを使ったのです!
しかし「昨日」で悪ふざけしすぎてしまった彼らは、そのしわ寄せが起こる事を知り...「昨日」を元通りにするために奔走するのです。
そんな訳で、コメディということは分かって頂けたと思いますが、凄いのは伏線回収!
なんでもない出来事や会話が、実は伏線としてあちこちに散りばめられているんです。それを回収していく気持ち良さったらありません。
笑えてスカッとする青春SFコメディ!まずは映画でご覧になって下さい。
(文庫本としては、森見 登美彦先生の「四畳半タイムマシンブルース」というコラボ作品もオススメです。)


8月15日放送

今日は夏休みSPということで、特別にアニメを紹介しました!
紹介したいアニメは数あれど...夏真っ盛りのこの季節にお勧めしたいアニメをピックアップしました。
その作品とは「サマータイムレンダ」です。
サマータイムレンダとは、およそ三年半にわたり「少年ジャンプ+」で連載され、累計閲覧数 1 億 3,000 万回を誇る人気作(田中 靖規 著)。コミックス全13巻で、昨年TVアニメとして放送されました。
これがまた、ジャンル分けが難しいアニメなんですよ!導入はミステリ要素満載で、島に伝わる言い伝えはどこかホラーで、タイムリープというSFに、仲間たちと協力する姿は青春漫画そのもの!これだけの要素を、中弛みなくラストまで描き切ったのは「すごい」の一言です。

簡単なあらすじとしては...
幼馴染の小舟潮の葬儀に参列する為、主人公の網代慎平は島に帰郷します。(和歌山の友ヶ島がモデル)潮は海の事故で亡くなったのですが、他殺の可能性が出てきます。そこへきて「影を見たら死ぬ」という島に伝わる「影の病」を聞かされて、物語は加速!主人公は、島全体を巻き込む影との闘いに巻き込まれていく...というお話です。
なんといっても、主人公がタイムリープを繰り返す事で明らかになってくる真相と影の正体、張り巡らされている物語の伏線が最大の魅力!
この夏、あなたも是非、ハラハラドキドキを体験してみて下さい。

そしてラウンジ・ゲストには、
松原眼科クリニックの松原令さんをお迎えしました。松原さんに「目」について伺っているうち、眼科に通うハードルが低くなり、むしろ行ってみたくなりました!(さて、その真相はタイムフリーをお聴き下さいね)
アニメを快適に観る為には、目が大事...ですよね?!皆さんも、目の定期検診やケアはお忘れ無く。
私も気をつけます。


7月10日放送

今日は、双葉文庫「ほろよい読書」(著者:織守きょうや、坂井希久子、額賀澪、原田ひ香、柚木麻子)の中から、織守きょうや著「ショコラと秘密は彼女に香る」を紹介しました。

この本は「お酒と女性」をテーマに女性作家達が描いた、5つの短編小説集になっています。その為、全てがお酒にまつわるお話なんです。
「ショコラ〜」は憧れの伯母の秘密を探る姪っ子のお話で、チョコレートボンボンと(伯母の)お酒での失敗が描かれています。
お酒での失敗、なんて良く言いますが...もしかしたら自分を曝け出したり、本音を言う為のツールとしては心強いアイテムなのかもしれません。
結果的に、それは失敗じゃなかったのだと思います。
伯母は結婚してしまった親友を、今でも想い続けています。彼女が抱える秘密を知った時、とても胸が締め付けられました。
けれど、きっとこの先...と、希望を持てるような、爽やかな読了感でした。
うっとりと、優しいお酒が飲みたくなりますね。

この短編集では他にも、お酒を通して、コミュニケーションをとったり、ストレス発散をしたり、主人公達が大切にしていることが見えてきます。
そんな彼らに、ついつい自分を重ねあわせてしまうでしょう!
ぜひ、自分のご褒美の一杯に...否、ご褒美の一冊に、手にとってみては如何でしょうか?


6月19日(西田 愛)

今日は、みお著『極彩色の食卓(ことのは文庫)』を紹介しました。
絵に挫折し無気力に生きる青年と、生活能力のない(実は天才画家!)老婦人との、奇妙な共同生活を描いた物語。
偶然出会った2人には、お互いに、隠された過去や心に抱えるものがあります。しかし、心の交流を重ねるうちに、徐々に希望を見出していくのです。
そんな2人の傍らには、常に「料理」がありました...。
青年・燕は料理上手で、老婦人・律子のために料理を振る舞います。
この本の中で料理は、重要なスパイスになっており、2人を繋ぐための役割を果たしています。
お料理の描き方が本当に秀逸で、本から良い匂いがしてくる程!
皆さんも是非、この本を読んで、心もお腹も満腹にしてみて下さいね。とても元気が貰える本です。

更に今回は、ラウンジ・ゲストにLeadの谷内伸也さん、古屋敬多さん、鍵本輝さんをお迎えしました。
梅雨を吹き飛ばすような、あっつい新曲「See Your Heart」のお話。そして3人の素顔に迫りました!
リスナーさんからの質問も、面白い角度からのものが多く、笑わせて頂きましたよ〜♫
Leadの皆さんが、更にこの夏を益々盛り上げてくれること間違いなしです!皆さんも新曲「See Your Heart」で、歌って...踊ってみて下さいね!


今日紹介したのは、宝島社文庫・刊 / 南原詠・著『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』です。
そう!今回のテーマは特許!
特許を扱ったリーガル・ミステリとなります。
この作品は第20回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。そして作者の南原さんが元エンジニアで現役弁理士と言うことで...すごく興味が湧いてドキドキが止まらなくなりませんか?
だけど特許とか、それに関連する専門用語って全然馴染みがない人の方が多いはず。私も「そもそも弁理士って何?」という状態でした。(弁理士とは、特許権とか商標権とか知的財産を守るのが仕事で、特許のスペシャリストだそうです)
そんな一般的にはあまり知られていない分野に、どうやって読者がついていけるのか...とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
ところが「特許」という世界で、見事にミステリとして成立しているのです!それが凄い!
しかも、主人公は弁理士でありながら...元々、特許権をタテに企業から巨額の賠償金をせしめていたパテント・トロールという顔を持ってます。「守る」側じゃなく「奪う」側だったんですね。
だからこそ、弁理士として手腕を発揮できるし、破天荒で無茶苦茶なところが爽快なんです。
今回の依頼者は、特許侵害を理由に活動休止に追い込まれた人気Vtuber天ノ川トリイ(というか、その所属事務所)。
彼女の才能と活動を守る為に奔走するというお話ですが...さて、どうやってこれを解決するんでしょうか?!
ストーリーが進むうちに様々な企業の思惑が見え隠れしてきます。それに臆さずガンガンに攻めていく未来がカッコいい!!
そんな訳で、スカッと爽快気分を味わいたい方、新しい世界の扉を開けてみたい方は、ぜひ手にとってみて下さいね。


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