喫茶ラウンジMegビブリオ
3月20日放送分
新しい学校のリーダーズ
今日は、氏野雄介著「54字の物語(PHP文芸文庫)」を紹介しました。
「9マス×6行」の原稿用紙につづられた超短編小説ということで、
今まで味わったことない読書体験が出来ること間違いなし!
テレビ番組にも取り上げられ、SNSでも話題沸騰中の本です。
短い為、想像力を掻き立てる趣のある文章。そして文章の先を考えることで、分かってくる真実。
ラブストーリー、ホラー、SF、日常生活や、仕掛けのあるものまで...とにかく飽きさせません!皆でワイワイ、1人でじっくり、楽しみ方も色々です。是非、手にとってみて読んで下さいね。
そしてラウンジゲストには...
新しい学校のリーダーズの皆さんをお迎えしました。パフォーマンスは迫力がありつつも、どこかコミカルで...目が離せない彼女達。もちろん"世界"が放っておくはずも無く、SNSのフォロワー数は約500万人!!
そんな皆さんとワイワイガヤガヤ、スタジオ内を縦横無尽に?!トークさせて頂きました。番組用の決めポーズも考えて貰ったので、毎回放送中にやりますね~ラジオだけど...。
2月20日放送分
今日は、宿野かほる著「ルビンの壺が割れた(新潮文庫)」をご紹介しました。
「ルビンの壺が割れた」は発売前から話題を呼んだ前代未聞の本なんです!
そんなこともあって、放送前から関連メッセージが沢山届くという反響ぶり!!すごい本です...!!(ツイッターや番組表をチェックして頂いて有難うございます)
内容もさることながら、宿野かほるさんが覆面作家さんというのも、心をくすぐられますよね。
「ルビンの壺が割れた」は、なかなか珍しい書簡形式の小説です。(若きウェルテルの悩み、瓶詰めの地獄...なんかが浮かびますね)
簡単に説明すると、とある男女がSNS上でメッセージをやりとりすることで、物語が進んでいきます。
皆さんも、きっと経験あるんじゃないでしょうか?SNSで昔の友達を見つけて、メッセージを送ってみたことが。
このやりとりだけで、2人の関係、過去どんなことがあったのか、ということが、少しずつ分かってくるんです。
読み始めた時は、昔の恋人にメッセージを送るなんて...とロマンチックな予感がしていました。しかし、それは簡単に裏切られてしまいます!
読み進めていくと「あれ?」「あれ?」という衝撃的な事実が分かってきたり、登場人物2人の印象や見え方、プロフィール自体もくるくる変わってくる。二転三転にどんでん返し...もう忙しい!
「ルビンの壺」という言葉が表す、この作品の薄気味悪さを、ぜひ皆さんも体感して下さい。
決して、前情報など仕入れずに、最初から最後まで一気に読み切って下さいね。それが、この本を最高に楽しむコツですから。楽しむ...と言いつつも、かなりゾワゾワするので、覚悟して下さい。
では、素敵な読書体験を!!
1月23日放送分
今回は「東野圭吾短編集 素敵な日本人」(光文社文庫)の中から「正月の決意」をお届けしました。
この短編集は、四季折々の風物詩に沿ったものになっています。今は1月なので、お正月に起きた事件のお話をお届けしました。
毎年恒例の初詣に出かけた夫婦が事件に巻き込まれ...というお話。
ミステリとして謎解きをしていく楽しみもありますが、最後の最後の締めくくりは...やっぱり東野圭吾!といった感じです。
春夏秋冬と季節が移ろう中、登場人物たちが迎える岐路と結末を...どうぞその目で見届けて下さい。
短編集なので、気軽に読めますよ。
そしてラウンジゲストには、モデル、俳優とマルチに活躍する工藤美桜さんにお越し頂きました。
スタジオに現れた瞬間から、パッと花が咲いたような...明るいオーラを纏った方です!
現在公開中の映画『まくをおろすな!』のヒロイン役として出演されているということで、お話を伺っちゃいました。映画『まくをおろすな!』は、ふぉ〜ゆ〜の越岡裕貴さんが主演の時代劇です。
しかし。ただの時代劇ではありません!歌ありダンスあり、笑いありシリアスあり...という新 新感覚・時代劇なんです!まさに映画と舞台の融合!
もちろん、それだけ沢山の要素があるということは、役者さんに要求されることが沢山ある訳で...。
撮影で大変だったことなど、教えて頂きました。
工藤さんは、ヒロインと言いながらも実はとっても面白い役どころ。
工藤さんがどんな活躍を見せるのか...ぜひ劇場で確かめてみて下さいね。
(工藤さんは収録後、おすすめの漫画を教えてくれました。早速読ませて頂きますね〜♪)
MタウンSP「西田愛のビブリオラウンジSP~活弁~」
1月16日 月曜日 午後8時から放送。
*「活動写真弁士」=カツベン。今や、聴く事が少なくなったアーティスト。
映画が誕生するまでの間、写真で構成された画像を、生きているみたい、動いていうみたいに表現する彼らは、日本におよそ7000人から8000人もいたと言われています。
日本独自の文化として花開いた活弁は、令和になり、全国で15人ほどが、活躍されています。が、関西では大森くみこさんお一人。
今回は、活弁の歴史と共に、古典作品から近代の作品をラジオ用にアレンジし紹介します。
また、Mタウンで毎月、西田愛が行っている 本の紹介を活弁にアレンジして、リスナーには音で聴き比べ、感じて頂きます。
そして、現在公開中の、令和によみがえった、オリジナル無声映画のお話も伺います。
お楽しみ下さい。!!
12月12日 放送分
今日は、双葉社「赤ずきんちゃん 旅の途中で死体と出会う」青柳碧人・著 を紹介しました。「シンデレラ」や「眠り姫」など、
名作童話の世界で赤ずきんちゃんが次々と事件を解決していくという、なんとも奇想天外なミステリーです。
オリジナルのお話とは違って、あの人やこの人が、こんなに悪い人だったなんて...!と衝撃を受けること間違いなし!
そして、童話の世界観でも破綻しないトリックに唸ること間違いなし!
来年には福田雄一監督によって映画化されるようなので、皆さん、ぜひ本屋さんに走って下さい!
そしてラウンジ・ゲストには、
活動弁士の大森くみ子さん、俳優・監督の辻凪子さん...お2人に来て頂きました!ラウンジに2人いらっしゃるのは初めてで、なんとも華やかo(≧∀≦)o
なぜ、お2人に来て頂いたのか。それは、お2人がタッグを組んで、新作無声映画が作られたからなのです。
完成して、もう上映開始されているんだとか。
令和の時代に、まさか弁士付きの無声映画が新作で見られるだなんて!!
活弁への愛情、映画製作の裏側や苦労など、たくさん聞かせて頂きました。
お話ししていると、辻さんの、大森さんへのリスペクトが伝わってきますね...。
そんなお2人が製作した映画のタイトルは『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』。
タイトルだけでも気になっちゃいますよね?おもちゃ箱をひっくり返したような、ドタバタ、ワクワク、キラキラが一杯詰まった作品です。
弁士付き、活弁吹替版の2つの上映形態があるのですが、微妙に異なる部分があるんだとか。これは両方とも楽しむしかないですよね!!
12月は、シネ・ヌーヴォ、元町映画館で上映されていますので、ぜひ検索してみて下さい。私も観に行く予定です。
お2人にまた会えるのが楽しみ〜♪