【もっとおしえタロー】第9回 新課題!

2010/05/04


「これまでブルースという大きなテーマのもと、テクニックを伝授してきました。
今回からはさらに上を目指すぞ! オー!! 自分で言うてみたりして…。

さてさて、何をするかというとブルースには変わりないのですが、セッションを目標にしてみようと思います。名づけて『ブルース・セッション』。…そのまんまです。
はりきっていってみましょう。セッションと名づけているわけですから、ひとりでは演りません。
ふたり以上ですね。
ひとりはストロークです(2009.08.10【もっとおしえタロー】第4回 ブルースpart2 参照)
もうひとりはソロを弾きます。
それは画像にあるTAB譜です。普通はTAB譜の上に音符があるのですが、省略しています。
数字のまま弾いてもらえばいいです。
まずTAB譜の見方です。
これをギターのネックと思ってください。ギターは弦が6本、このTAB譜も6線ありますね。
TAB譜の一番下の弦が6弦です。そこから順に5、4、3弦…と続きます。

イントロから解剖していきますね。
最初に0がふたつ縦に並んでいます。1弦0フレットと2弦0フレットということです。
0フレットはすなわち押さえない。ということは、そのまま1弦と2弦と同時に弾くということです。
同じように考えて3つ目の音には1弦3フレット、2弦0フレットという表記があります。
もう分かりますよね?
1弦3フレットを薬指で押さえて(人差し指でもOK)何も押さえていない2弦と同時に弾くということです。
最後にB7のコードが出てきます。コードを押さえるときの表記はいろいろありますが、このページではこう表記しておきますね。
人差し指で5弦2フレット、中指で4弦1フレット、薬指で3弦2フレット、そして小指で1弦2フレットという意味です。
イントロは順番に数字を追っていき、最後にB7をジャジャジャジャジャジャジャンと7回ストロークします。

そこからひとりはストロークをスタート。ひとりはソロに突入していくわけです。

さあ、お次はフレーズです。
まずはフレーズ?@です。『S』という記号があります。これは『スライド』という意味です。
2弦1フレットを人差し指で押さえて弾いて、そのまま指を離さずに2フレットへ滑らせます。
これがスライド。言葉の意味をストレート受け取ってもらえればいいです。
そして『C』とか『D』とか…。この『C』はチョーキング(2010.01.04【もっとおしえタロー】第7回 チョーキング&ビブラート 参照)。弦を引っ張り上げるアレです。
じゃあ『D』はなにか…? これはダウンという意味。引っ張り上げた弦を下ろします。
一連の動作で弦の上げ下げを行っていますが記号にするとこうなります。

そしてフレーズ?Aです。初めて登場する『H』という記号があります。
これは『ハンンマリング』です(2009.04.06【もっとおしえタロー】第1回 スリーフィンガー+ハンマリング・オン 参照)
1弦3フレットを人差し指で押さえて弾いて、そのまま薬指で1弦5フレットを押さえます。
ひとつのピッキングで2音出すのがハンマリング。
指をハンマーのように使って次の音を出します。
このフレーズ?@と?Aにはこれまでのテクニックを盛り込みました。
ひとりがストロークをしている間にこのフレーズ?@と?Aを続けて延々と弾いてください。
けっこう雰囲気が出ますよ!

最後にアウトロです!
これが長いわりには簡単! だったイントロとほとんど同じなんですよ。
違うのは4音とコードだけ。弾いてみたら分かると思いますが、降りていって、最後に上がる感じ。
最後のコードはジャーンと弾いてシメです!
これをふたりでピタッとあわせたら気持ちいいですよ!

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