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2022.05.08

ミートボール食堂 oluolu 石井等さんの 「ミートボール 秘密のテクニック」@大阪市北区

大阪メトロ「天神橋筋六丁目」駅を出て徒歩3分。
様々な文化の飲食店が集まるこの地域に、少し変わった専門店があります。


ここが「ミートボール食堂 oluolu(オルオル)」。
その名の通り、"ミートボール専門店"として2018年にオープンしました。




おしゃれでハワイアンな内装は、店主のハワイ好きから。
ちなみに店名の「oluolu」は、ハワイ語で"優しい""心地いい"という意味があるそう。
店主の石井 等(いしい・ひとし)さんに【ミートボール】の3つの秘密のテクニックをお聞きしました!



【oluolu ミートボール】の秘密のテクニック その1
「挽き肉は、牛7:豚3の合い挽きを使い、ブイヨンで煮込んだご飯を1割加える!」
まずは下ごしらえのテクニック。
なんと、「oluolu」のミートボールの中にはご飯が!
専門店をする上で、他と差をつけるため色々と試し行き着いた結果だそう。
ご飯を入れることで、ミートボールにフワフワ感と甘みが出るんです。



そして、合い挽きミンチの割合は牛7:豚3。
オーソドックスなこの割合が最も美味しかったそう。
二つを混ぜることでより肉感が増し、豚肉の脂の甘みと牛肉の旨味がもっとも引き立ちます。



【oluolu ミートボール】の秘密のテクニック その2
「あわせるのは、炒めた玉ねぎ、トマトペースト。
塩コショウだけで味付けし、粘り気が出るまで手ごねする!」
続いて、手ごねするときのテクニック。
ご飯の入ったミンチ・炒めた玉ねぎ・トマトペーストに加え、塩コショウで味を整えてから手ごねしていきます。




かなりの量を一気に手ごねしていくので、とても力の必要な作業です。





粘り気が出て全体的に白っぽくなってきたら、スプーンを使って成形していきます。
1つ1つの大きさが決まったら、オリーブオイルをつけて手で丸く転がします。






最後にソースが絡みやすいよう、小麦粉をまぶすのも大事なポイントです。



【oluolu ミートボール】の秘密のテクニック その3
「茹で方は、70~80°Cのブイヨンで4~5分。 余分な脂を落とすように優しくゆっくりと。」
最後は、70~80°Cのブイヨン(香味野菜を入れたお湯)で茹でていきます。
お湯ではなくブイヨンを使う理由は、肉の臭みを消して香りをつけるため。
4~5分かけてゆっくりと茹でることで、肉の余分な脂を落としているんだそう。




茹で上がった後はオーダーが入り次第、鍋にケチャップベースのソースを入れて、ミートボールと絡めていきます。
あまり混ぜず、少しトロッとしてくるまで3~4分ほど煮詰めます。



ミートボールの色がいい感じに変わってきたらお皿に移し、
上からクレソンの葉を被せて・・・完成です!



赤色のソースがミートボールを包み込み、まるでドレスを纏っているかのよう。
お箸で持つと崩れそうなくらいふわふわです!
それでは早速、いただきま~す!



こんなミートボール、食べた事ない!
口の中に入れるとほろほろとした食感で、中に入っているご飯の存在は全く感じられません。
しかし、酸味の効いたソースは、小さい頃にお弁当に入っていたあの味そのもの!
ミートボールにソースがよく絡んでいて、フォークを持つ手が止まりません!!
山﨑アナが食べるのに夢中になっていると、石井さんが何かを持ってきました。
これは・・・ミートソーススパゲッティーだ!!!



「oluolu」ではミートボールを使った料理も提供していて、今回は特別にサービスして頂きました。
ミートソースと絡めたスパゲッティーの上に、さらにミートボールがゴロゴロと4つも載っています!



食べた瞬間、お肉の旨味がガツンと来ました!
ミートソーススパゲッティーといえば普通、トマトの味が強く感じられますが、「olluolu」ではミートボールに合わせた作り方をしているため、このような味わいになるそう。
まさにここでしか食べられない美味しさです!
"お弁当のおかず"としか見ていなかったミートボール。
その新たな魅力に、きっとあなたもトリコになるはず。


★ミートボール食堂 oluolu(オルオル)
場所:大阪市北区天神橋6-1-28
電話:06-6926-4974
営業:17:00~24:00
定休日:不定休
店主:石井 等(いしい・ひとし)さん