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2022.11.20

洋食の朝日 朝見俊次さんの 「豚天 秘密のテクニック」@神戸市中央区

阪急電鉄「花隈」駅から徒歩5分。
繁華街の三ノ宮や元町からは少し離れているのにも関わらず、長蛇の列を作る洋食屋さんがあります。


その名も『洋食の朝日』。創業は昭和35年頃。
大阪からこの地に移転して以降、メディアにも多数出演する人気店へとなっていきました。
店主の朝見俊次(あさみ・しゅんじ)さん に、【豚天】の3つの秘密のテクニックをお聞きしました!



【洋食の朝日 豚天】の秘密のテクニック その1
「豚肉はそぎ切りにしたロースを使い、下味はつけず、玉子と片栗粉だけで衣にする!」
まずは揚げる前の豚肉についてのテクニック。



使用するのは神戸ポークのロース、それもトンカツ用の厚切り肉を130gも!
これを7~8切れにそぎ切りしています。



全卵1個に対し、片栗粉大さじ 1 杯半程度を混ぜて、衣を作っていきます。
衣をつけるときには、下味を付けたり、小麦粉をまぶしたりはしないとの事。
これは、朝見さん曰く「中華料理屋の天ぷらの作り方」だそう。
「洋食の朝日」では、昔中華料理も出していたので、その名残りで豚天を提供し続けているんだとか。



【洋食の朝日 豚天】の秘密のテクニック その2
「揚げ油は、サラダ油6に対してラード4。180度で揚げる!」
続いては、揚げ油についてのテクニック。
割合はサラダ油6:ラード4。
ラードを入れることによってカリっとあがり、油落ちがよくなるそうです。



それを180 度、大体2分程度の時間で揚げていきます。
そぎ切りしている分、揚げ時間も短いのですが、時間だけではなく衣の色でも揚げあがりを見極めています。
最初は沈んでいた豚天が徐々に浮いてきました!



【洋食の朝日 豚天】の秘密のテクニック その3
「つけだれは、酢6:醤油4:みりん少々の二杯酢で!」



最後は、豚天を食べる時につけるタレについてのテクニック。
この豚天は中華屋さんの天ぷらの様に作っているので、洋食屋さんとしては珍しく二杯酢を添えています。
朝見さんいわく、二杯酢にカラシを溶かしながらいただくのがオススメだそう。
それでは早速、いただきまーす!



サクッ、というのかと思いきや...想像以上にやわらかい食感!
衣がお肉に負けず劣らずの柔らかいので、口に入れた時に一体感があります。
ラードで揚げているので衣もさっぱりしていて、パクパク食べられる天ぷらです!


こんなに箸が止まらない豚天ですが、実はそこまでの人気メニューではないとの事。
皆が気付くその前に、この美味しさを体験せよ!



★洋食の朝日
場所:神戸市中央区下山手通 8-7-7
電話:078-341-5117
営業:11:00~15:00
定休日:土・日
店主:朝見俊次(あさみ・しゅんじ)さん