ゲスト:防災アナウンサー 奥村奈津美さん
南海トラフ地震の備えとして「在宅避難」の重要性が高まっています。全国的に避難所は不足しているからです。
在宅避難をするためには、まず自宅の耐震性をチェックし、耐震補強を行うことが重要です。そして1~2週間ほど暮らすために必要な備蓄の確保。小さい子どもがいる家庭では、ライフラインが途絶えた場合を想定し、真っ暗な中で過ごしてみるなどの防災トレーニングも効果的です。
津波リスクの高い地域に向けて、「津波シェルター付き防災住宅」の開発も進んでいます。鉄筋コンクリートの壁で住宅を建て、その屋上にシェルターとなるペントハウスを設置します。ペントハウスは、船舶に使う特注の扉で、海水が侵入しないようになっています。屋上より高い津波がきても、ペントハウス内に「空気だまり」ができることで、大人4人が8時間ほど滞在できる仕組みです。
自宅から逃げるのではなく、自宅で身を守るという発想から生まれた「命を守る住宅」について、防災アナウンサーの奥村奈津美さんに聞きます。
(番組内容は予告なく変更する場合があります)