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放送内容の書き起こし
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第1318回「ネットワーク1・17スペシャル~盛土崩壊」
ゲスト:京都大学防災研究所教授 釜井俊孝さん
    西宮市宅地防災専門役 吹田浩一さん
取材報告:新川和賀子ディレクター

去年7月、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流は、建設残土の盛土が崩れたことが原因とみられています。盛土崩壊による土砂災害は全国各地でおこっていますが、廃棄された建設残土ではなく、宅地造成のための盛土が崩れたケースも数多くあります。高度成長期の無秩序な宅地開発が、災害を引き起こしているともいえるのです。
「ネットワーク1・17」では、熱海市の土石流災害が起こる前から、盛土の問題に取り組んできました。きっかけは前キャスター・千葉猛アナウンサーの仙台市の実家が東日本大震災で全壊したという話でした。同じニュータウンの中でも、その家の建つ地盤が盛土か切土かによって壊れ方がちがっているようだというのです。千葉さんの家は盛土と切土の境目に建っていました。
地震の際の家の壊れ方には地盤が大きく影響しています。阪神・淡路大震災で、阪神間では約200か所で宅地の崩壊が発生しましたが、その半数以上は谷埋め盛り土でした。西宮市仁川百合野町では谷埋め盛り土が崩れて大規模な地すべりが発生し、34人が亡くなりました。
阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震など、災害のたびに盛土崩落が発生し、住宅地に大きな被害をもたらしてきました。国も対策に乗り出しています。全国で約5万か所ある大規模盛土造成地で、崩壊の危険性が高いと自治体が判断したところは、事前対策工事の費用を国が補助します。しかし事前対策工事が行われたのは全国でまだ2か所だけ。対策が進まないのには理由がありました。番組では、斜面災害研究の第一人者や、宅地防災に向き合い続けてきた行政マンとともに、盛土崩壊の事例と防災対策を考えます。1月23日(日)よる8時~9時の放送です。
 
西村愛のひとこと
皆さんは家を買う時、何をポイントに選びますか?地盤の違いで、災害時の被害の大きさがこんなにも違うなんてびっくりしました。自分が所有している土地が崩れて誰かがケガをしたら、責任をとらなければいけないんです。地すべりで亡くなった方もいます。二度と同じことが起きないように。今からでも、ぜひ、地盤のチェックを!