2020年

9月20日

1人はみんなのために 全体最適で世界にも進出

今週のゲストは株式会社冨士屋本店の代表取締役社長 谷上浩司さん。
どんなお仕事をされている会社なのかおしえていただきましょう。
「お菓子と食品の卸売業、あと食品の輸出、健康食品の通信販売も。
卸売業は全国のメーカーからお菓子を集めて業態に合わせて提案をさせていただいています。
必要なものを必要な時に必要な量を最適な提案営業をさせてもらっています」。

シーズンごとにお菓子のニーズはどう変わっていくのでしょう?
「これから秋にかけてはチョコレートが売り上げを伸ばしますし、夏場などは甘いものはあまり売れず、やはり冷たいものが売れますね。
四季のある日本ならではですね.
さらには食べて健康にいいとか機能を持ったお菓子も人気ですね」。

スタジオにおすすめのお菓子を持ってきていただきました。
まずは『カロリーを気にせずに食べられるポテトチップス』。
「通常ポテトチップスは油で揚げますが、これは遠赤外線で焼き上げたノンフライ製法なんです。
トランス脂肪酸ゼロですし、食べても胸焼けしないですね。
あと引くお味ですし安心して食べていただけるもので、おすすめしたいですね」。

続いては『やさしい鉄分じゃむ』。
「全国の小児科学会の先生方とコラボして作ったものです。
吸収率の高いヘム鉄が入っておりまして、鉄分補給が難しい小さなお子さまでも効果的に摂取していただけます。
鉄剤は飲みにくいですが、これは摂取しやすいです。
お味はブルーベリーです。
世の中に広めていきたいですね」。

続いて『ピーナッツおこし』。
「全国のスーパーさんで売られている商品なんですけど、100円で売られているシリーズのひとつです。
その中で最も売れているものです。
昔からあるベーシックなもので100円の価値を高めていこうという思いもあります。
ベーシックなものはやはり一番売れるんですね。
例えばポテトチップスならば、うすしお、そしてコンソメ。
この二つを飽きさせないために第3のフレーバーがあるんです」。

仕入れから開発まで。
会社ではどういった流れで商品が生まれていっているのでしょう。
「大手メーカーさんの商品はCMがありますので、そこまで手をかけないのですが、地域でキラッと光る商品を世の中に出していくために我が社では"推奨品"として推しています。
その推奨品の候補商品について担当社員は研究に研究を重ねます。
そして、その思いを社員の前で発表するんです。
周りの社員は栄養価についてだとか、原材料についてなど敢えてイケズな質問をするんです(笑)。
それを乗り越えて"これを食べてもらいたい!"という担当者の熱があるものが晴れて"推奨品"となるんです。
そうすると得意先に商品に持っていく時に自信をもってアピールすることもできますね」。

海外にも展開されています。
「東南アジアを中心に香港、台湾、中国、シンガポール、マレーシア、今後、ミャンマーも。
海外とお仕事をさせていただくことで大事なのは賞味期限。
いろんなお菓子がある中で油分のあるもの、水分のあるもので美味しいものがあるのですが、そうなると賞味期限が短かったりします。
そこが難しいところですね。
先日、インドネシアに行った時に現地の子どもたちに"フエラムネ"をあげたんですね。
僕が口に含んでピーっとやると子どもたちがとても喜んでくれましてね。
そこら中で子どもたちがピーピー鳴らして喜んでいる。
その笑顔を見た時に、ええ仕事させてもらってるなぁって思いましたね」。

以前、竹原さんが取材に行った時の印象で女性社員さんが多かったそうです。
「女性の目線は大切ですし、決められた仕事をしっかりとしてくれています。
人数でいうとちょうど半分ですね。
10人いると10通りの考えがあります。
でもその1人が全体最適として周りのことも考えてほしい。
馴れ合いではなくて"1人はみんなのために"と思っています」。

会社の歴史は次週に続く...。


<プレゼント>
谷上さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 今年の秋冬新製品のセット(3,000円相当) 」こちらを3人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 冨士屋本店お菓子プレゼント 」係

*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

社員のひとりひとりが責任感を持って仕事に臨む。
それが商品力にもつながっているんですね。