2021年

11月14日

プロから一般まで愛される工具製作のこだわりとは

今週のゲストは株式会社ベッセル 代表取締役社長 田口順一さん
このお名前を聞いて、身近に感じる方もおられると思います。
改めてどんなお仕事をされているのか伺っていきましょう。
「ベッセルブランドでドライバーをはじめ工具を作っています。
国内は6箇所の工場、タイにも工場があります。
工具をお使いになるお仕事をされる方には知っていただいていますが、一般の方はまだまだかもしれません。
うちの新入社員でも初めて知ったという人もいましたから(笑)。
大工さんとか工場で作業される方はご愛用いただいていますね。
いつも言われます、"使ってるよ、せやけどちょっと高いけど"と(笑)」。

この"ちょっと高いけど"、愛用する。
ちゃんと理由があるのです。
「折れない、曲がらない、先がめげない。
上手に使っていただけるお客様は1本のドライバーを半永久的に使ってくださっています」。

工具といっても幅広いです。
どんな工具を作っていらっしゃるのでしょうか。
改めて伺いましょう。
「ドライバーを中心として作業工具、ハンドツールが多いです。
電動工具の先につけるドライバービット。
最近もプロの方もドライバーを手で回すより電動をお使いになられます。
そういう時はビット。
他にドリル、六角のソケットなど電動工具の先端に使う工具を最近作っていますね。
電動が出だしたのは4、50年。
その前はコンプレッサーで空気を圧縮して使うエアツールがありました。
例えば車のホイルナットをはずすときに使う工具がインパクトレンチというのですが、これも作っていました。
ドライバーはもちろん、ハンドルもいろんな種類があります。
大きなものからカメラや眼鏡のネジを回すための小さなもの。
長い短いも多数です。
ドライバーのシェアは60%あります」。

その中でも売れ筋でいうと?
「握りやすい、力が入りやすい『ボールグリップドライバー』といいます。
日本で一番売れているドライバーです。
もともとは電気工事をされている方向けに作ったのですが、販売しだすと一般のお客様によくお買い上げいただいています。
力が入りやすいのでビスの頭を潰さないですみます」。

さらに進化した商品も。
「一昨年に発売した『電ドラボール』。
ドライバー先を照らすライト、しかも電動で回ります。
低速回転から高速回転仕様まであります。
私たちのものづくりはお客様の要望から。
ものづくりをする会社の原点だと思っています。
この商品もスタートは電気工事屋さんのご要望からでした。
その後、一般のお客様にお使いいただいてあっという間に品切れしてしまったんです。
増産を繰り返したんですが全く追いつかない...。
"生産してないんちゃうか"といわれたこともありました(笑)。
現在は店頭に並んでおります」。

新商品開発はどのようにしていらっしゃるのでしょうか。
「工場も販売会社もあるんですが、開発は営業も工場の技術も様々な部署を横断した開発作業をしています。
営業はお客様のところに行ってモニター、工場は社内で開発改良。
お客様に"これ売ってたら買うよ"と言われるまで繰り返します。
開発期間が長いと2年ぐらいかかりますね。
そういった努力を知っているので、必ず売れるという自信を持って営業も売りにいきますね」。

会社の歴史は次週に続く...。

<プレゼント>
田口さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 電ドラボール 」を3人の方にプレゼント!

≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 ベッセル プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

営業と製作現場が一体となって熟考を重ねて製品を生み出す。
お客様の目、製作の心意気。これぞものづくりですね。