2022年

5月15日

新たなセキュリティ QR電子錠 Kaonin 

今週のゲストは三雅産業株式会社の取締役社長 川面雅敬さん。
竹原さんは以前、取材をされたことがあるそうです。
改めてどんなお仕事をされている会社ですか?
「電子部品の総合商社です。
抵抗器など電子部品を仕入れて卸す。
資材調達を丸ごと代行で請け負うという事業をさせていただいています。
100の部品があれば100のメーカーに発注するのが常ですが、それに代わって私たちが代行して仕入れて管理もします。
各工場、部材自体を抱えるわけですが部材もお客様の代わりに私たちが持ちます。
お客様からすると部材を持たずにものづくりができます。
私たちの会社にはお客様の部材がずらっと並んでいますよ。
お客様ごとに部材を管理していますので、同じ部材でもお客様ごとに持っている感じです。
倉庫に近いですね」

世界的に半導体が不足です。
お仕事に影響は?
「この業界に入って今まで経験したことがない状況です。
半導体に限らず電子部品全てにおいてです。
今まで3ヶ月で入荷していたものが1年、2年かかります...といった具合。
それぞれの部品が入ってくるリードタイムもコンピューターが管理しています。
お客様の発注ターンのデータももっていますので、"この時期に発注しないとなくなりますよ"というアナウンスもできます」

今年の夏に発売予定の新たな商品があるそうですね。
「今までの電子部品の商売とは少し違います。
QR電子錠、顔認証電子錠を開発・発売することになりました。
簡単にいいますとQRコードの中に顔の情報を入れ込むことができます。
これを玄関の端末にかざしますと、QRコードとその前に立っている人が本人かどうかを瞬時に判別して解錠します」。

実際に竹原さんもスタジオで体験。
顔写真を撮影するとそのデータが瞬時にQRコード化。
QRコードが鍵になります。
「顔認証は顔の情報を端末に登録せねばなりません。
登録した人が解錠できます。
顔情報が保管され続けているとも言えます。
ご商売上、いろんな方が入られるところは便利です。
さらにQRコードはネットワークと繋げることができるんです。
例えば会員なのか、予約を取られているのか、お支払いが済んでいるのかなど。
そういった情報を瞬時に判断できます。
様々な条件が揃ったときに鍵が開くシステムにもできます。
名前は『Kaonin(カオニン)』と言います」。

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長のひとこと

新しい顔認証システム『Kaonin』。素晴らしい技術とアイデアですね。
電子部品を取り扱っておられるからこそ発展して生まれたのかもしれませんね。