2022年

7月24日

フィールドに立ってゼロからのものづくり

今週のゲストはユーザー株式会社の代表取締役社長 田中潤さん。
田中さんは竹原さんと勉強会を通じてのお知り合い。
10年も続く関係なのだそうです。
改めてどんなお仕事をされているのか伺っていきましょう。
「大阪・河内長野市に工場と会社があります。
20数年前から上海に工場を持ちました。
現在ではその上海の工場は移転して西の杭州に。
上海には貿易会社が残っています。
以前は毎月の半分ぐらい上海にいましたね。
3人の息子とも一緒に仕事をしています」。

工場ではどんなものをお作りなのでしょう。
「メインが発泡ポリエチレン。
断熱材の材料です。
一番分かりやすいのはアウトドアでお使いの銀のマット。
折り畳みの商品はうちのパテント商品です。
杭州工場では縫製品関係のものを作っています。
他にもジェルの冷却マット、冬に窓際に立てるボード、ホームこたつの下に敷くシートなどもです。
家庭用品以外だとアウトドア用品。
私自身がアウトドア派なので、実際に野外で使ってよければ製品化。
ゼロからのものづくりを目指しています
休みの日は家にいないぐらいです(笑)」。

スタジオには商品をお持ちいただきました。
「『ラクチン椅子』は正座用の椅子で、50年以上前からのヒット商品です。
以前はスチロールで作っていましたが、割れるんですよね。
それを発泡ポリエチレンのビーズ発泡を使っています。
硬くて軽いです。
『クーラーバッグ』はファスナーを使っていません。
マグネット式で蓋で手軽に開閉ができます。
中に落とし蓋がついていまして中の冷気が逃げませんし、断熱材が分厚いので長時間の保冷が可能です。
これの小さい版は私がゴルフのカートに積む用として開発しました。
アウトドア用品は私が社長になったおよそ35年前から手がけています」。

お作りになった商品はホームセンターに卸しておられたとか。
「元々はそうでした。
最近はアウトドア自社ブランド『ANOBA』を立ち上げて育てていこうと思っています。
『FIELD J:ACK』という実店舗もあります。
ファミリー層もよくお越しいただいています。
ホームセンターと専門店との違いは接客だと思います。
商品の良さなど詳しい情報をお話しできる専門店は高額のテントにしても色々とお話しした上で納得してお買い上げいただきますね」。

これからのアウトドアシーンの流れとは?
「車を使ったキャンプがすごく増えています。
ワンボックスカーを作ったり、大きいものからお手頃なものまで様々なキャンピングカーもそうです。
車を使ったキャンプ用品の開発などは進めていきたいですね」。

会社の歴史は次週に続く...。 

<プレゼント>
田中さんよりリスナーの皆さんにプレゼントをいただいています。
・エグゼ クーラーバッグ20L 2人
・ラクチン椅子 2人
・FIELD J:ACKのシェラカップ 3人

ご希望の商品を明記の上、ご応募ください。
メール: akarui@mbs1179.com
FAX: 06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「  ユーザー プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

社長自らがキャンプ好き。
そこから生まれてくるアイデアとホンモノの商品はユーザーも満足させるんですね。