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10月25日
ゲストは先週に引き続き、西建工業株式会社の代表取締役 西口敬一さんです。
今週は改めて会社の歴史から伺っていきます。
「創業は2012年、友人と2人で始めた会社です。
元々建設業をしていましたので、ちょっと2人でやろうか...という感じでしたね。
とは言いつつも2人だけでは大変なので、なんとかそれを省力化したいのでデジタル化を取り入れました。
デジタル化が今後どうなっていくかとかも不安には思わなかったですね。
仕事をいただいているわけなので、いただいた仕事を完成させるっていうことが僕の使命。
遂行するにはどうすればいいか。
早く良いものを作る、こればかりを考えてずっとやってきましたね」。

その思いがあったとしても、現行の形からICTやデジタル化への道は困難もあったのでは。
「その当時、大きな仕事をいただいたっていうのがきっかけだったと思うんです。
太陽光発電の広い施設の造成工事でした。
測量・設計・施工まで全てを一貫して請け負わせていただきました。
まず測量です。
どうしようっていうことで、ドローンなどを活用させていただきました。
人件費としてどうやって人を減らそうかなっていう目的じゃなく、実際に2人しかいない。
この人数でどうやってクリアしていくか。
それが僕のICT施工の始まりなんです。
現場や仕事の内容に対応しなければならない状況だったので、進化できたんだと思います」。
幼い頃はどんなお子さんだったのでしょう?
「母の実家が建設業だったんです。
小さい頃からバックホーやブルドーザーに触れる機会がたくさんありました。
休みの日には、祖父や叔父に資材置き場でバックホーに乗せてもらうのが楽しみでした。
今でもその延長線上で重機の仕事をさせていただいていると感じています。
今でも時間があれば重機を触りに行きます。
最初に行く現場では自分で一度掘ってみないと分かりません。
現場の土がどういったものか実際に自分で重機を動かして土の感覚も確かめる。
岩盤なのか柔らかい土地なのか。
山の中であれば機械をどうやって持っていくかという選定もありますね。
学生時代はラグビーをしていました。
ポジションはフォワードです。
体は頑丈ですね(笑)」。
今のデジタル技術と人の持つ感覚を併せて事業を広げておられます。
これからの建設業の未来がここにあるように思います。
「今現場でやっていることは、これからの時代では当たり前になってくることです。
私たちが今考えていることは、様々なシステムをうまく使って建設業の可能性をもっと広げていくことです。
開発に取り組んでいることでは40t級の重ダンプトラックの自動運転技術です。
これはほぼ完成しています。
私たちのシステムの転圧ローラー自動運転も完成しています。
さらにバックホーとブルドーザーの遠隔操作も普通にできるようになっています。
遠隔操作は普及してきていますが、この重ダンプなどの自動運転は日本ではそれほど普及していないと思います」。
具体的にどのように自動運転されるのでしょうか?
「土を積むのは遠隔操作か人が行いますが、指定された場所へ運ぶことは自動で行えます。
大型の重機を動かすには熟練した技術が必要ですが、危険な場所は無人で運転できた方が安全です。
会社の事務所にいながら、インターネットの通信環境が整えば、日本の各地の現場の重機を動かすことができるようになります。
そうすれば作業環境も整いますので、女性でも誰でも事務所から重機を動かせるようになると思います。
日本にいながら世界中の重機を動かせるようになるかもしれませんね」。
実際に建設業界に従事される方の現状はいかがですか?
「減ってきているのが現状です。
重機にナビゲーションのような画面があれば、クレーンゲームが好きな若い人にも興味を持ってもらえるかもしれません。
ICTを導入することで、現場の作業員を極力減らし、安全で働きやすい環境を作ることができます。
新しい技術を知ってもらうことで、若い人が建設業界に魅力を感じてくれると嬉しいですね」。
未来へのビジョンを聞かせてください。
「会社にいながら日本全国の現場の重機を動かすことができる、そしてまた世界へ出ていけるような機械を作っていきたいというのが私のビジョンです。
機械を作って売るだけではなく、やはり現場を施工していきたいというのがあります。
開発した重機を使って、僕らにしかできない仕事のやり方で現場を作っていきたいという思いがあります。産学連携などありますが、仕事を早くやらなければいけないので、待っている時間がないんですよね。
やはりこの仕事が本当に好きだからできることだと思います」。

新しいこと、技術への挑戦は大変なご苦労があったと思います。
現場の感覚、そこで必要なICTを同時に見て研究開発。並の努力では出来ませんよね。
これからも現場で培った感覚とパイオニア精神で建築現場の未来を切り拓いていかれることだと思います。