今週の特集

2022年3月 7日(月) 核の脅威~ロシアのウクライナ侵攻

「ニュースなラヂオ」はこれが最終回です。
特集は、防衛・軍事を30年間取材してきた
元東京新聞論説委員でジャーナリストの半田滋さんがゲストです。
ロシアのプーチン大統領が核兵器を使う可能性はあるのか、
ウクライナの原子力発電所はどうなるのか、
核抑止力をどう考えればよいのかなど、
ロシアのウクライナ侵攻について、核問題を中心に聞きます。
上田崇順アナウンサーは米軍普天間基地の移設先として
埋め立てが進む沖縄県名護市の辺野古を取材してきました。
「10分で現代を解説」でリポートします。

4年間、番組を応援していただき、どうもありがとうございました。
最後までしっかり放送します。
ぜひお聞きください。

2022年2月 7日(月) 大阪IR誘致を考える

大阪府と大阪市が誘致を進める
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)は、
2月議会で整備計画案の審議が行われ、
可決されれば、4月にも府と市が国に申請します。
自民党大阪市議団は、
誘致の賛否を問う住民投票条例案を
議会に提出します。
今回は、IR誘致について、
大阪市議会議員お二人に議論していただきます。
出演は
大阪維新の会市議団総務会長の飯田哲史議員と
自民党市議団政調会長の山本長助議員です。
質問のある方は、番組にメールをお寄せください。
 
福本晋悟アナウンサーの「10分で現代を解説」は
コロナ禍の学校現場リポートです。

2022年1月10日(月) オミクロン株とどう向き合うか

新型コロナウイルスの新規感染者が2日連続で8000人を上回り、
全国的に感染拡大が続いています。
沖縄、山口、広島では「まん延防止等重点措置」が適用され、
在日米軍関係者に対する外出制限も始まりました。
日本よりも先に感染が深刻化した欧米では、
欠勤の増加で医療現場や学校、公共交通機関などに
大きな影響が出ています。
きょうは、このコロナ急拡大にどう対応するかをテーマに、
ロンドン在住ジャーナリストの木村正人さん、
関西福祉大学教授で渡航医学が専門の勝田吉彰さんに
話を聞きます。
お二人への質問をメールでお寄せください。

2021年12月27日(月) 年末SP~コロナ禍の2021年を振り返る

年末スペシャルはいつもより1時間早く、よる7時からの放送です。
関西プレスクラブが選んだ「2021年10大ニュース」を
1位から順に時間の許す限りお伝えしていきます。
コロナ関連では変異株の猛威やワクチン接種の開始、
政治では首相交代や衆議院選挙、
東京オリンピック・パラリンピックの開催など
激動の1年でした。
時事通信社解説委員の山田惠資さん、
関西福祉大学教授の勝田吉彰さん(渡航医学)とともに
振り返ります。
みなさんはどんなニュースが印象に残っていますか?
番組へのメールもお待ちしています。

2021年12月 6日(月) 国会初日 ラジオ報道の現場から

12月6日、臨時国会が始まり、
岸田文雄首相が所信表明演説を行います。
特集のゲストはTBSラジオの国会担当・澤田大樹記者です。
澤田記者は、今年2月、東京五輪大会組織委員会の
森喜朗会長(当時)の女性蔑視発言釈明会見で
厳しい質問を投げかけたことで知られ、このほど
「ラジオ報道の現場から声を上げる、声を届ける」
という著書を出版しました。
国会初日にどんな取材をし、
所信表明演説のどこに注目したのか、
そして、大手メディアの政治部記者ではない澤田さんが
なぜ政治家に鋭い問いを発することができるのか、
じっくりお話を聞きます。
福本晋悟アナウンサーの「10分で現代を解説」は
「ヤングケアラー」がテーマです。

2021年11月 1日(月) 総選挙の結果を徹底分析

総選挙では自民党が単独で
261議席の「絶対安定多数」を確保。
しかし、甘利幹事長が小選挙区で敗北して
辞任の意向を固めたほか、
石原伸晃元幹事長も落選、
大阪では小選挙区全敗に終わりました。
野党第一党の立憲民主党は
公示前の110議席を下回る96議席に終わり、
野党共闘の戦略の見直しを迫られます。
一方、日本維新の会は公示前の3倍を大きく上回る
41議席を獲得し、第3党に躍進です。
選挙で示された民意は何だったのか、
これからの政治はどうなっていくのか、
政治記者歴30年の時事通信社解説委員・山田恵資さんへの
インタビュー(きょう夕方に収録)を放送します。
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は
岸田政権が力を入れる経済安全保障についてです。

2021年10月 4日(月) 岸田内閣発足へ 徹底解説

自民党の岸田文雄総裁が第100代内閣総理大臣に選出されました。
新内閣は閣僚20人のうち初入閣が13人、
40代が2人、女性が3人となっています。
「老・壮・青のバランスを意識した」という一方、
安倍晋三氏や麻生太郎氏の強い影響も指摘されています。
そして、岸田総理は、今月14日に衆議院を解散し、
19日公示、31日投開票とする意向を固めました。
総選挙で自民党の要となる幹事長を務めるのは
2016年に金銭授受問題で経済再生担当相を辞任した甘利明氏です。
どんな政権になるのか、総選挙の争点は何か、
時事通信解説委員・山田恵資さんに話を聞きます。
岸田総理と新内閣について思うこと、
山田恵資さんへの質問など、
みなさんからのメールをお待ちしています。
「10分で現代を解説」は福本晋悟アナウンサーの担当で、
「コロナ禍、SNSで助けを求める子どもたち」です。

2021年9月 6日(月) 菅首相が辞意~政府のコロナ対応は?

菅義偉首相が自民党総裁選に立候補しない考えを
明らかにし、政界に激震が走っています。
なぜ菅さんは辞意を固めたのか?
次期総裁は誰になるのか?
衆議院選挙はどうなるのか?
気になる疑問を、政治記者歴30年の
時事通信社解説委員・山田惠資さんにぶつけます。
 
また、コロナ禍で生活に困窮する人たちの現状と
必要な支援策について、
国会で参考人として意見陳述も行った
一般社団法人つくろい東京ファンド代表の稲葉剛さんに聞きます。
 
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は
米軍撤退とイスラム主義勢力タリバンの政権掌握で
不安定さを増すアフガニスタン情勢についてです。
盛りだくさんの内容でお届けします。

2021年8月16日(月) 在日朝鮮人2世が子どもたちに語った空襲

戦後76年たっても新たに掘り起こされる事実があります。
大阪空襲の犠牲者は1万5000人にのぼり、
その1割は朝鮮人だったと推定されていますが、
朝鮮人の空襲被害は、あまり伝えられていません。
今回の放送では、1945年6月7日の大阪空襲で
母と3人のきょうだいを亡くした
鄭末鮮(チョン・マルソン)さん・88歳の体験を紹介します。
長い間、母親の死を受け入れることができないまま、
貧しさや差別の中、懸命に生きてきた鄭さん。
70歳になってから読み書きを学び、
日本名でなく本名を使うようになり、
10年ほど前から戦争の体験を語るようになりました。
滋賀県守山市の小学6年生に鄭さんが語ったこと、
そして子どもたちの感想を記者がリポートします。
時事通信社解説委員・山田恵資さんによる政治解説や、
福本晋悟アナウンサーの
「10分で現代を解説~コロナの疑問」もあります。

2021年7月 5日(月) 災害、コロナ、五輪など盛りだくさんで

静岡県熱海市の土石流で大きな被害が出ています。
東京都の新型コロナ感染者数は増え続け、
東京オリンピック・パラリンピックは
観客数をどうするかはっきりしないまま、
開会式まであと17日となりました。
ニュースが多く、考えるべきことも多い昨今、
きょうは、世の中で起こっている出来事を、
さまざまな角度からお伝えしていきます。
東京報道部の石田敦子記者からは
「オリンピックはどうなるのか」リポート、
時事通信社の山田惠資さんには
東京都議選の結果分析と政権への影響を聞きます。
上田崇順アナウンサーの
「10分で現代を解説」では
ミャンマー人サッカー選手の難民申請から
日本の難民認定、長期収容の問題を考えます。
質問や意見、メッセージをメールでお寄せください。

2021年6月26日(土) ホントにやるの?東京オリンピック

東京オリンピックの開幕まで1か月を切りました。
新型コロナの新規感染者数のリバウンドが見られる中、
IOC(国際オリンピック委員会)も日本政府も、
有観客での開催に向けて突き進んでいます。
成田空港で陽性者が出たウガンダ選手団への対応など、
さまざまな不安要素が、すでに見えてきています。
政治記者歴30年の山田惠資さん(時事通信解説委員)、
感染症に詳しい関西福祉大学教授の勝田吉彰さん、
ニューヨーク在住ジャーナリストの津山恵子さん、
東京報道部の石田敦子記者をゲストに迎え、
オリンピック開催を考える2時間の報道特別番組を
生放送します。
出演者への質問、オリンピック開催について思うことなど、
メールでお寄せください。

2021年6月14日(月) コロナ国会 会期末の攻防

G7サミットが閉幕し、菅首相が帰国しました。
通常国会はあさって16日に会期末を迎えますが、
野党は会期を3か月延長するよう求めていて、
応じなければ内閣不信任案の提出も検討するといいます。
コロナの感染拡大状況が予断を許さない状況で、
国会、そして解散総選挙はどうなるのか、
本当に東京オリンピック・パラリンピックはできるのか、
先週行われた党首討論をふりかえりながら、
政治記者歴30年の時事通信解説委員・山田惠資さんと
ともに考えます。
「10分で現代を解説」では、
「コロナ自宅療養者と濃厚接触者は、
風水害時、どこに避難すればいいのか」というテーマで
大阪市のケースを亘佐和子記者が報告します。

2021年5月10日(月) どうなる?ワクチン接種

日本の新型コロナウイルスワクチン接種率は、
現在、OECD加盟国の中で最下位です。
なぜこれほど遅れをとってしまったのでしょうか。
特集は、国民の半分がすでに1回目のワクチン接種を終えた
イギリスからのリポートです。
ヨーロッパでもっとも多い13万人の死者を出したイギリスですが、
今では感染者が減って、ロックダウンが徐々に解除され、
パブや飲食店も屋外営業が可能になっています。
ロンドン在住ジャーナリストの木村正人さんに、
ワクチン接種の状況と日本とのちがいを聞きます。
福本晋悟アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
大阪・堺市のワクチン接種会場の取材リポート。
後半は、時事通信社解説委員の山田恵資さんに、
菅政権のコロナ対応と
東京オリンピック・パラリンピックについて聞きます。
山田さんやロンドンの木村さんへの質問メール、
お待ちしています。

2021年4月 5日(月) コロナ禍で進むデジタル改革ってどうなん?

新型コロナ感染拡大で、きょうから、
大阪・兵庫・宮城の3府県に
「まん延防止等重点措置」が適用されました。
コロナ対策ということもあり、いま、
「デジタル改革関連法案」の審議が
急ピッチで進んでいます。
菅首相肝入りの「デジタル庁」創設を柱に、
個人情報保護法の改正などで、
私たちの個人情報を一元管理し、利活用を進めるものです。
すでに与党と大阪維新の会などの賛成で、
衆議院内閣委員会を通過し、
あすにも衆議院本会議で審議されます。
個人情報が本人の同意なく利用される可能性はないのか、
この法案が目指す社会像はどんなものなのか、
さまざまな懸念を、海渡雄一弁護士に聞きます。
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
市民への弾圧が続くミャンマーの現状について、
大阪在住の留学生ウィンさんの話です。
矢野宏キャスターからは、4月1日に施行された
「大阪府市一元化条例」の解説もあります。

2021年3月 8日(月) コロナ禍で迎える東日本大震災10年~2時間スペシャル

東日本大震災と福島原発事故から10年。
新型コロナウイルスの感染拡大という
新たな困難に直面する今、
3・11を考える2時間の枠大放送です。
7時台は「コロナ」と「災害避難」がテーマ。
矢野宏キャスターの家族が
新型コロナに感染した体験談や、
緊急事態宣言解除、変異株、ワクチン、五輪など、
気になる諸問題について、
関西福祉大学教授の勝田吉彰さんとともに考えます。
福本晋悟アナウンサーは、津波から命を守るカギとなる
防災無線について取材・報告します。
8時台は「原発事故」がテーマ。
原発作業員の取材を続けてきた上田崇順アナウンサーの報告と、
福島県から大阪に母子避難を続けている
森松明希子さん(原発賠償関西訴訟原告団代表)の出演です。
番組への質問、震災10年の思いなど、
リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。

2021年2月 1日(月) コロナ国会~政府・与党の対応は

新型コロナ対応がメインテーマの通常国会、
みなさんはご覧になっていますか。
緊急事態宣言下で与党議員が銀座のクラブに行っていたことや、
感染症法改正では、
厚生科学審議会の専門家の反対意見を無視して
入院拒否などに対する罰則を導入しようとしていることなど、
驚くようなことも少なくありません。
先週の衆参予算委員会の質疑の音声をハイライトで紹介し、
おなじみの時事通信解説委員・山田惠資さんに
コメントをいただきます。
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
「民間病院のコロナ患者受け入れが進まないワケ」です。
矢野宏キャスターは、家族が新型コロナに感染したため、
自身はPCR検査で陰性でしたが自宅待機で、
電話での出演になります。

2021年1月11日(月) 新型コロナで保健所は緊急事態

首都圏に緊急事態宣言が出されました。
近畿でも知事らの要請を受けて出される可能性があります。
医療現場を支える保健所はいま、危機的な状況です。
大阪府関係職員労働組合では
「保健師、保健所職員を増やしてください」という
オンライン署名活動を行っています。
大阪の保健所はコロナでどんな状況になっているのか、
職員の労働実態やこの20年間の保健所削減の歴史など、
大阪府職労委員長の小松康則さんとともに考えます。
小松さんに質問のある方はメールでお寄せください。
福本晋悟アナウンサーの「10分で現代を解説」は
「阪神・淡路大震災26年~10代の語り部」です。
 

2020年12月28日(月) 2020年末スペシャル~世界は変わった

新型コロナウイルスの感染拡大で、世界は大きく変わりました。
2時間の特別番組で、激動の2020年を振り返ります。
 
7時台
コロナに揺れる観光地・京都中継(福本晋悟アナウンサー)
逼迫する大阪の医療体制リポート(上田崇順アナウンサー)
アジア各国が参加したコロナキャンペーン(亘佐和子記者)
 
8時台
時事通信解説委員・山田惠資さんと振り返る日本の政治
森友公文書改ざん自死遺族・赤木雅子さんインタビュー
  
みなさんにとって、2020年はどんな年でしたか?
「いちばん印象に残ったニュース」、
「政治や社会に対して言いたいこと」,
そして、「世界は変わった」と感じた出来事など、
メールでお寄せください。
2020年の総まとめは「ニュースなラヂオ」で!
リスナーのみなさんへのプレゼントもあります。
ぜひ、お聞きください。

2020年12月 7日(月) 菅首相の国会答弁をどう見る?

菅義偉氏が首相に就任して初めての国会が閉幕しました。
コロナ感染拡大への対応はもちろんのこと、
日本学術会議の会員候補の任命拒否、
「桜を見る会」前夜祭、
河井夫妻や吉川元農水相の政治とカネ問題など、
課題は山積でしたが、
菅首相は「答弁を差し控える」を連発、
秘書官のメモを棒読みするシーンも目立ちました。
番組では、国会パブリックビューイング代表の
上西充子さん(法政大学教授)とともに、
菅首相の答弁を分析します。
国会を見て感じたこと、上西さんへのご質問など、
みなさんからのメールをお待ちしています。
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
「赤信号」が点灯した大阪の医療体制について、
大阪府医師会の茂松茂人会長のインタビューです。
矢野キャスターからは、先月亡くなった大阪空襲の語り部の話も。
どうぞお聞きください。

2020年11月 2日(月) 「都構想」再び否決 / 大統領選・現地リポート

きょうは、2つの特集をお届けします。
最初の特集は「大阪都構想」住民投票についてです。
大阪市を廃止し4つの特別区を設置する
いわゆる「大阪都構想」は、
きのう行われた大阪市の住民投票で、反対多数で否決されました。
賛否の差が1万7000票という接戦で、
政令指定都市・大阪市の存続が決まりました。
大阪市民は何を基準に判断し、これからの大阪はどうなるのか。
市政の取材を続けるMBS報道局の柳瀬良太記者とともに考えます。
2つ目の特集は、ワシントンから、
ジャーナリスト・立岩陽一郎さんのアメリカ大統領選直前リポート。
民主党のバイデン氏優位が報道される中、
現地はどのような状況か、
トランプ氏はどんな選挙戦を展開しているのか、
立岩さんに聞きます。
MBSの柳瀬記者、立岩さんに質問のある方は
メールをお寄せください。

2020年10月12日(月) 「大阪都構想」討論会

大阪市を廃止し4つの特別区を設置する
いわゆる「大阪都構想」の住民投票が
来月1日に行われます。
住民投票は、大阪府と大阪市の議会で承認された
「特別区設置協定書」について賛否を問うものですが、
「内容がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
12日(月)の生放送では、賛成・反対の両方の意見を聞き、
この協定書の中身について掘り下げます。
ゲストは、大阪市議会議員の
守島正さん(大阪維新の会)と、
川嶋広稔さん(自民党)のお二人です。
二重行政、特別区の財政や住民サービス、大阪の経済など、
さまざまな角度から「大阪都構想」を考えます。
お二人への質問をお寄せください。
福本晋悟アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
「投票所の新型コロナ感染防止対策」です。

2020年9月14日(月) 菅総裁誕生~新政権、解散総選挙は?

菅義偉氏が自民党の新総裁に選ばれました。
長い間、官房長官を務めてきた人ですが、
憲法や消費増税などに関して、発言の不安定さが目立ちます。
「たたき上げの苦労人」というイメージを押し出し、
「安倍政権の継承」「自助・共助・公助」を掲げる菅氏は、
どのような政権をつくるのでしょうか。
新しく誕生した野党は、どう対抗するのでしょうか。
そして、解散総選挙は近づいているのでしょうか。
政界を30年にわたり取材してきた
時事通信社・解説委員の山田惠資さんに、
今回の総裁選を読み解き、新政権について語っていただきます。
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
「ソーシャル・ディスタンスと障害者」です。

2020年8月17日(月) 戦後75年~大阪大空襲の日に生まれて

コロナ禍で迎える戦後75年の節目。
戦争、特に空襲を伝えることにこだわってきた
矢野宏キャスターが、大阪大空襲の被害者にインタビューしました。
ゲストは、大阪市在住の藤原まり子さん(75歳)。
藤原さんは1945(昭和20)年3月13日の
午後9時すぎに生まれました。
2時間後、空襲警報が鳴り響き、防空壕へ。
その防空壕を焼夷弾が直撃します。
生まれたばかりの藤原さんの左足は炎に包まれ、
指を失い、膝と足首は曲がってしまいました。
生まれた日に大空襲にあい、障害を負った藤原さんに、
国からの補償はありません。
政府はなぜ、空襲被害者に対する補償を拒んでいるのでしょうか。
藤原さんの75年の人生、今の思いをじっくりお聞きください。
福本晋悟アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
「新型コロナ感染拡大と災害避難」です。

2020年7月 6日(月) 小池都知事再選で政界は? / 香港のいま 

きょうは、ナイターが雨天中止になったので、
特別編成でお送りします。
よる7時~8時は、MBSラジオ報道が制作し
第57回ギャラクシー賞ラジオ部門奨励賞を受賞した
「阪神・淡路大震災25年~満月の夕を語る」を再放送。
「ニュースなラヂオ」は、
いつものように、よる8時~9時の放送です。
特集は、時事通信社解説委員の山田恵資さんに、
東京都知事選の結果分析、政権のコロナ対応、
解散総選挙はあるのかなど、じっくり解説いただきます。
上田崇順アナウンサーは、
国家安全法が施行された香港の現状を取材。
「香港は死んだ」という香港人のことばが衝撃的です。
このほか、九州の豪雨について
MBS気象情報部の吉村真希さんの解説、
コロナ専門病院に指定された大阪市立十三市民病院のその後など、
盛りだくさんでお伝えします。
 
上田アナウンサーの香港人インタビューは、
「ニュースなラヂオ動画班」のYoutubeで
映像を公開しています! ⇒
 
インタビュー内容の書き起こしは、コチラ↓
 
上田)
7月4日に、香港の方に国家安全法についてインタビューしました。
ラジオのオンエアより少し長いバージョンを用意しましたので、
どうぞご覧ください。
 
Q どのように変わりましたか?
A 逮捕される条件が変わっていきます。
  香港の分離と政権転覆、テロリズム、
  国家安全を脅かす外国や外部勢力との共謀、
  それらが犯罪とされます。
  最高刑は終身刑になります。
  暴力の有無にかかわらず
  言論や主張だけで犯罪になる可能性があります。
 
Q スローガンを言うだけでも?
A そのとおりです
  「香港独立」と印刷されたTシャツを着ていたら
  犯罪とされる可能性があります。
  それで逮捕された人もいたので。
 
Q どうして、この法律の内容がわからないのですか?
A 普通の法律を通す場合は、香港人が投票して、
  国会を通って、みんな内容がわかってから施行されます。
  しかし、国家安全法は、中国政府が全部決めて、
  中国政府の中で投票して、7月1日の施行が決まりました。
  気づいたら、7月1日に施行されていました。
 
Q 香港にいる友人は、どう言っていますか?
A 「ありえない」と言っています。
  今までの言論の自由がなくなります。
  さきほど、4つの犯罪の要件を言いましたが、
  実際は定義がされていません。
  どこまでしたら香港を分離することになるのか、
  何が政権転覆なのか、
  どういう行為がダメなのか、しっかり定義されていないので、
  政府がダメと言えば、その時点で逮捕される可能性があります。
  (スローガンを書いた)Tシャツを着ただけで
  逮捕された人もいますので。
  これからどうなるか、だれにもわからないです。
 
Q この法律のターゲットは?
A リーダーがターゲットです。
  ニュースでも流れてきましたが、リーダーの3人は、
  グループから一旦脱退しています。
  危ないからです。
  ターゲットにされたら、国家安全法により、
  香港で逮捕して中国に連れて行き、起訴と裁判ができます。
  香港ではなく、中国に引き渡されて、そこで裁判が行われます。
  香港は(最高刑が)終身刑ですが、中国には死刑もあります。
 
Q この法律のいちばん怖いところは?
A 国家安全法は、ほかの法律よりも優先されます。
  今までの香港の法律は全部、意味がなくなります。
 
Q 日本の人に知ってほしいことは?
A 香港人でなくても、
  香港圏内に入った瞬間に
  逮捕される可能性があります。
  外国人であっても。
  日本で「香港独立」というバナーを
  上げるなどの行動をした人が、
  香港に旅行に来て、
  入境した時点で逮捕される可能性もあります。
 
Q 外国人もターゲットになる?
A そうですね、全員。
  香港に行くだけで逮捕されることもあり得ます。
 
Q あなた自身は香港に帰れそうですか?
A 帰れないことはないですが、現時点では危ないと思います。
 
Q どうなっていくか見ないと、最初は怖いですか?
A そうですね。先が見えないので。
  初日に、この法律で逮捕された人が10人いました。
  これからどうなっていくか、未来が見えないですね。
 
Q 香港の人は、どうするんですか?
A みんな、まだ考えていると思います。
  この法律ができて1週間もたっていないからです。
  みなさん、同じことを言っています。
  「香港は死んだ」
  「香港は死んだけれども、香港人は死んでいない」
  今までがんばってきた人たちは、
  香港が好きだからこそ、がんばってきた。
  「香港が自分の家」と思っているからこそ、
  がんばってきたので、
  香港の未来がうまくいってほしいと思っています。
 
Q これから、どんなことができますか?
A 言論の自由があるからこそ、デモをします。
  この法律では、デモをするだけで犯罪になります。
  デモをして逮捕されるか、家にいるか、
  外国に行くかの選択です。
 
上田)
いかがでしたか。
香港の問題は、これからも続けて伝えていきたいと思います。
Youtubeになるかもしれません。オンエアになるかもしれません。
今後もどうぞチェックしてください。

2020年6月 1日(月) 新型コロナ~解雇・雇い止め、休業手当のギモン

新型コロナ感染拡大が、雇用や経済に深刻な影響を与えています。
総務省が発表した4月の休業者数は597万人と過去最多。
解雇や雇い止めとなった人は、国が把握しているだけでも、
1万5000人を超えています。
「非正規雇用だということで、休業手当がもらえない」
「突然、解雇を言い渡された」など、
リスナーのみなさんの周りでも、困っている方が
いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、簡単にあきらめる必要はありません。
今回は、労働問題に詳しい弁護士の小野順子さんに、
解雇・雇い止め、休業手当についての基礎知識を聞きます。
質問のある方は、メールでお寄せください。
 
6月6日(土)午前10時から午後10時まで、
小野さんら弁護士や司法書士、社会福祉士など
専門家が相談員を務める全国一斉の無料電話相談会があります。
仕事、住まい、借金、生活保護などについて
相談のあるかたは、電話してみてください。
「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る 
 なんでも電話相談会」
電話番号 0120-157930
http://665257b062be733.lolipop.jp/200606.pdf
 
上田崇順アナウンサーの「10分で現代を解説」は、
大阪のイベント関連企業の苦境についてのリポートです。

2020年5月11日(月) ドイツと比較し考える~新型コロナ政策

緊急事態宣言が続く中、いかがお過ごしですか。
1か月ぶりの「ニュースなラヂオ」は、
新型コロナウイルスの感染拡大と
その政府対応について考えます。
ドイツ・ベルリン在住のオーボエ奏者
渡辺克也さんに電話をつなぎ、
日本とは大きく異なるドイツの休業補償や
社会福祉のあり方を聞きます。
日本では、いわゆる「アベノマスク」の配布が
議論を呼んでいますが、
ベルリンではすでに市役所で
市民にマスクが配られたそうです。
ドイツの外出規制解除の状況なども含め、
質問のある方は、夕方6時までにメールで
お寄せください
 
矢野宏キャスターからは、
コロナ専門病院に指定された
十三市民病院(大阪市)の職員の生々しい声、
福本アナウンサーからは、
図書館の休館や書店の状況についての
取材報告をお届けします。

2020年4月 6日(月) 揺れる学校再開の判断 / 封鎖都市・ロンドンから

今月から、「ニュースなラヂオ」は月1回の放送になります。
1か月のニュースの中から、矢野宏キャスターが選ぶ注目の話題を
お伝えするほか、特集コーナーを2つ設けます。
安倍首相があす、大阪や兵庫など7都府県を対象に
緊急事態宣言を出すことになり、
各自治体が対応に追われています。
きょう、最初の特集は「学校再開」についてです。
大阪府は5月6日まで休校措置を延長、
大阪市も今月19日までの休校を決めました。
京都市はきょうから順次、授業を再開する予定で、
京都市立中学校で始業式が行われましたが、
きょう午後に判断が変更され、5月6日まで休校となりました。
生徒や教師の声、感染防止の難しさなどについて伝えます。
もうひとつの特集は、ロックダウンされた
イギリスの首都・ロンドン在住のジャーナリスト・
木村正人さんの電話リポートです。
外出禁止の生活、街のようす、医療の現状について
お話を聞きます。
ご意見、ご質問を、メールでお寄せください。
引き続き、「ニュースなラヂオ」をよろしくお願いします。

2020年3月30日(月) これでいいのか?政府の新型コロナ対応

大阪や首都圏で外出自粛要請が出された週末、
みなさんはどう過ごされましたか?
今夜は、時事通信社解説委員・山田惠資さんの電話出演です。
安倍首相は、おととい会見を開き、
新型コロナ感染拡大を受けての緊急経済対策などについて
今後の方針を発表しました。
リーマン・ショック時を上回る規模の予算を組んで
対象をしぼった現金給付を行うこと、
全国一斉の休校要請の解除方針は見直す可能性があること、
緊急事態宣言を出す状況ではないが
経済対策をまとめるにあたって緊急事態も想定していることなどが
述べられました。
一刻も早い対応が求められる感染拡大防止策と経済対策、
さらには五輪延期や学校再開などについて、
政府は何をもとに判断し、その判断は適切だといえるのか。
山田さんに聞きます。
質問のある方は、メールでお寄せください。

2020年3月23日(月) 新型コロナ感染拡大~経済・仕事への影響

新型コロナウイルスの感染拡大は、
経済活動に大きな打撃を与えています。
みなさんの仕事にも影響が出ているのではないでしょうか。
いま、大阪弁護士会が、中小企業の経営者やフリーランス、
そして労働者のみなさんが抱える問題や悩みに対応するため、
無料の電話相談を実施しています。
http://www.osakaben.or.jp/index.php
休業補償に関する相談が多く寄せられているそうです。
具体的にどんな問い合わせがあるのか、
問題にどう対処すればよいのか、
今回は大阪弁護士会副会長の川村和久さんに、
お話を聞きます。
感染拡大による休業や売り上げ激減などで困っている方、
休業補償に関して知りたい方、
そのほか、川村弁護士への質問や特集テーマへの感想は、
メールでお寄せください。

2020年3月16日(月) パンデミック~アメリカからのリポート

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
WHO(世界保健機関)が
「パンデミック(世界的大流行)」を宣言し、
世界各国で非常事態宣言が相次いでいます。
今回は、トランプ大統領が
国家非常事態を宣言したアメリカの状況を、
ニューヨーク在住のジャーナリスト・津山恵子さんに
伝えてもらいます。
ニューヨークでもマスクやトイレットペーパーが売り切れ、
多くのイベントや公演が中止になっています。
アジア人に対する差別は深刻で、津山さん自身も経験したそうです。
また、大統領選挙にも影響が出ています。
アメリカの状況を聞くことで、
政府の対応や私たちが経験している事態を捉えなおし、
考えるきっかけにしたいものです。
津山さんへの質問を、メールでお寄せください。

2022年3月7日放送

『核の脅威~ロシアのウクライナ侵攻』
防衛ジャーナリスト 半田滋さん

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