ハンセン病のことを、みなさんはどれぐらいご存知ですか?
感染力が弱く、特効薬が開発されたにもかかわらず、
1996年まで約90年間にわたり、隔離政策が続きました。
今年6月には、熊本地裁が患者の家族への賠償を
国に命じる判決を出し、政府が控訴を断念。
安倍首相が原告に謝罪をしたのが記憶に新しいところです。
この隔離政策の背景には、
「文明国の仲間入りをしたい」という意識、そして、
「病人は戦争の役に立たない」という思想がありました。
戦争が終わっても、この隔離政策が続いたのはなぜか、
私たちは、自分の中にある差別や排除の意識と
きちんと向き合って考える必要があります。
今夜は、ハンセン病の取材を続けてきた
TBSラジオの崎山敏也記者がゲストです。
「10分で現代を解説」は、矢野宏キャスターが、
空襲被害者への補償についてお話します。
<放送後の一枚>