2015年

11月 8日

株式会社プロアシスト 生駒京子社長が語る。オリジナリティあふれる起業時のエピソード

今週のゲストは先週に引き続き、株式会社プロアシストの生駒京子社長。
たったひとりで起業し、150人の社員を抱えるまでに。
そもそも起業のきっかけは何だったのでしょうか。
「94年に創業しました。当時は世の中が暗くなってきた時期だったんですね。そんな中、私は主人と幸せなくらしをしていました。
でも思ったんですよね…“何か恩返しをしたい”って」

その想い、起業をご主人に相談したところ、「家にいたら?」と却下。
しかし、そこで諦めないのが生駒社長。

「粘りましたね(笑)2週間後、彼が“自分の好きにしなさい”と言ったんです。私は彼の手を握り言いました。
“おっしゃるとおり、思うまま好きにがんばります。あなたが私のファン1号です!”って(笑)」
生駒社長の押し、ご主人の理解。
こんなやりとりから本当にスタートしたのだそうです。

「はじめの5年は主人に仕事の話をあえてしなかったんです。
でも起業してから5年の時に、主人にも紅白まんじゅうを渡した。
すると主人は“なにか僕にもできることある?”と私に言ってくれたんですよね。
できること?
そりゃありますよ、第1号のファンですから。
6年目に主人にも入社してもらいましたよ。今や素晴らしいビジネスパートナーでもありますね」

株式会社プロアシストには『愛すべき社員の皆様へ』という冊子があります。
生駒社長が話した言葉を社員が受け止め、それをまとめたものです。
生きるための考え方を記した冊子なんだそうです。
ここに記されている生駒社長の想いを唱和することで、気持ちをひとつに。
新しい形の就業規則なのではないでしょうか。


そんな株式会社プロアシストは『脳波センサZA』というポータブル型の小型脳波計を開発。
この器具をとりつけて眠ることで自身の睡眠の質を数値化できるのだそうです。
自分の睡眠を知ることで仕事の能率を上げる。
来年、これが医療機器に。
生駒社長の社員への想いが製品へ。
その“家族想い”の心が更なる製品を生み出すことでしょう。

竹原編集長のひとこと

生駒社長は社長さんだけど、お母さん的存在じゃないのかなとも思います。
時には厳しく、そして優しい尊敬できるお母さん。
そして無償の愛で接してくれる。
社員さんは心強いですよね。