2015年

11月15日

NASAも注目!マッスル株式会社 玉井博文社長が語る上海万博出展までのエピソード

夢が現実に! 上海万博で世界を唸らせたその技術力!

今週のゲストはマッスル株式会社 代表取締役 玉井博文さん。
この番組がきっかけで竹原さんも会社に取材しました。 実際に会社にはロボットが展示されていたり、ワクワク感があふれる会社です。
「僕は元々、ロボット屋ですわ。会社に展示しているのは“あの時の苦労”を忘れないようにってことですかね(笑)」と玉井社長。


マッスル株式会社ではもともとモーターを製作。
後に縁あってなんと上海万博に出品することになります。
「万博の前年にレストランで食事をしていたんですね。
そこである方と出会うんです。
“ロボット屋の玉井で覚えておいてください”と伝えたんですけれど…」
そこで出会ったのが、あの堺屋太一さんとプロダクトデザイナーの喜多俊之さんだったそうです。

後に堺屋太一さんは“上海万博で壁を登るロボットを作ったら…”という話になり、そこで思い出したのが玉井社長。
「たまたま僕を思い出してもらって、その出会ったレストランに堺屋さんがお越しになったんです。
そこに偶然にもまた僕がいたんです(笑)」
なんという引力。
これはもう偶然ではなく必然だったのではないでしょうか。

いざ上海万博に出展となってからは、かなりハードな日々だったそうです。
「その時点で部品は作ってても、ロボットは作っていなかったですからね。
部品を納めていた会社に相談にいくと3年はかかると言われましてね…。
追い込まれたねぇ」

そうこうしている間に残り時間は刻一刻と少なくなっていきます。
実際は4ヶ月で制作へ。
「作業分担をしようと思ったんです。
声掛けをしたら14社も集まった。
万博に出展するなんて一生に一度もないかもしれないじゃないですか。
これは中小企業の誇りだと思うんですね」
その誇りをもっていざ上海万博へ。
荷物が届かなかったり、動かなかったり大変だったそうです。
しかし苦心の結果が実って、上海万博では大好評!

「あの壁を登るロボットは『夢ロボ』というんですね。
中小企業の夢を背負って登っているんです」
その『夢ロボット』からえた技術をもって介護ロボットも開発。
アームがついていて、そこがハンモック状に。
“お姫様抱っこ”をするロボット『SASUKE』も来年春には発売するのだそうです。
マッスル株式会社、玉井社長の夢は続きます。

竹原編集長のひとこと

上海万博がきかっけで大躍進されたマッスル株式会社さん。
自分たちで作ったものが自分たちの誇りになる。
このもの作りの誇りがあれば、この先もモチベーションも高く保って行けますね。