2016年

4月10日

“作品を訳す”ということだけでない、というローカライズ。このビジネスとは??

日本の漫画やゲームをローカライズして日本と世界を繋ぐ架け橋を作る、株式会社アクティブゲーミングメディア代表取締役社長のイバイ・アメストイさんがゲスト。

単に“作品を訳す”ということだけでない、というローカライズ。
なぜこのビジネスを立ち上げたのでしょうか。

「学生を卒業して警察に2年間就職していました。
もともと『ゴルゴ13』が大好きだったんです。
友人が“日本にゴルゴは実在するらしいぜ、G(ゴルゴ)を探そう”など冗談から、日本に行ってみようということになりました(笑)」

2000年に来日。
8年目に東京で会社を立ち上げ、現在、大阪を拠点に7年目。
会社には多くの外国人の社員がおられるそうです。
「外国人を雇うことに有利なのは大阪だと思いますね。東京に行く人より、大阪に行く人の方が目的意識が高い。
“とりあえず東京”はあっても“とりあえず大阪”とは言わないですから。ということは関西に来る人は滞在率が高くなる。
そういうことは感覚的に分かりましたね」

長年の日本での仕事ですが、大変なことはなかったのでしょうか?
「実はなかったんですよね。日本のキャッシュフローと人材は本当に素晴らしいと思います。
とてもきっちりしています。でもさすがに東日本大震災の時は外国人スタッフが帰ってしまったことがありました。
大使館から社員に連絡があって彼らに帰国を促したことも…。
その影響で仕事が止まったことがありましたが、得意先からは“発注したからお支払します”といっていただきました。
このあたりが日本人らしさのひとつではないでしょうか」

日本人でさえ会社を成長させるのは難しいこと。
それを漫画で培った日本語を駆使してご本人も成長したそうです。
「日本がどんなところか分かっているかはマンガのおかげです」

そんなイバイ社長はこれからの仕事をどう見ていらっしゃるのでしょうか。
「日本のいまの作品を海外へBESTな状態でもって行きたいですね。
私が十代の時に感じた感動をいまの人たちにも味わってもらいたい。
BESTな状態とは“ありのまま”ということ。
これを発信することは、私のライフワークですね」

ありのまま、すなわち新鮮なそのままを発信する。
イバイ社長曰く、現在、日本の作品のたった3%しか海外に出ていないのだそうです。
「外国人はスマートフォンを横にして持って使うことが多い。
日本人は電車移動中によく使う。
スマートフォンのゲームのプレイスタイルもローカライズできます。
他にも自分でも作品を発掘して発表していきたいですね」

日本が誇るコンテンツの真の魅力を知るイバイ社長。
その審美眼から新たな作品が世界でヒットするかも知れません。

竹原編集長のひとこと

漫画やゲームもモノ作り。
その作品性を世界に出すことで新たな可能性が生まれるかもしれませんね。

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