2016年

5月 1日

地球を相手にする、なにわのエジソン

ゲストは数々の発明で“なにわのエジソン”と呼ばれ、新しい形の防災構想を打ち出すフジワラ産業株式会社の代表取締役社長・藤原充弘さん。

「人に役立つ、貢献したいというテーマで仕事をさせてもらっています。
経営コンサルタントからしたら儲からないことはするなって言われそうですが、うちは採算度外視ですね(笑)
人類のために地球を救いますといつも神社でお願いしますから」
そう仰る社長が生み出した商品のひとつが『津波避難タワー(タスカルタワー)』でした。

「試作を南港に作ったんです。
実際のものを見てもらった方が話が早いですから。」

さらに10万枚折込チラシを展開した藤原社長。
その中から1件の問い合わせが…。
「市民の方からの要望があったんですね。
それを自治体にいうと、自治体は予算がない…。
それでも私は使命としてやります。
天災を人災にしたくないんですよね」

津波などの災害時に金庫を流されないようにアンカーで固定した『タスカル金庫』は、東日本大震災の教訓から。
てこの原理で瓦礫や壊れた建物を動かすことができる『災害救助道具セット』など、これらのアイデアはほとんどが社長のアイデア。
「金庫があれば、被災後も立ち上がれる。『災害救助道具セット』は人助けができる」

藤原社長はさらに地球を相手に対策を練っているとか…。
「富士山の爆発ですね。
水蒸気爆発はパイプを打ち込んで水蒸気を逃してあげる。
お湯を沸かしているお鍋でいうと蓋に穴が空いている状態にしてあげる。
マグマは地中20kmにあります。
地上に吹き出す手前にマグマの溜まり場を作って、そこから駿河湾へ逃がす。
地層を調べていくとどこから吹き出すかは学問的に大体分かるんですよ」
あの美しい富士山をどうやって守るかを本気で考えていらっしゃいます。

「大学の先生はものすごく知識をもっていらっしゃいます。
ただ現場なら負けんぞと思っています(笑)
理論が先にいくと動きが制限されるのでね」

笑顔の奥に現場へのこだわりと、柔軟な発想から生まれるアイデアへの自信がうかがえる藤原社長。
ナニワのエジソンは、人のため、そして明日のために、今日も地球のことを考えます。

竹原編集長のひとこと

まさに備えあれば憂いなし。
地球を相手に人ができることを常に考えていらっしゃいます。
この一貫した想いが素晴らしいですね。

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