2016年

9月 4日

老舗が打ち出す、美味しくて新しい日本酒の愉しみ。

今週のゲストは創業1662年、灘五郷のひとつ、西宮郷にある『白鹿』こと辰馬本家酒造株式会社から代表取締役社長の辰馬健仁さん。
辰馬本家酒造が、あの名酒『白鹿』を作っておられます。

「2012年に創業350年を迎えました。
父が15代目の当主で、当主が家業としてやっていたので、社長で何代目という数え方はしていないですね」
辰馬本家酒造の商品は大きく分けて『清酒白鹿』と『清酒黒松白鹿』の2種。
近頃は『おづ』という銘柄もあるそうです。
「飲んで美味しい、触って美味しい。
瓶の表面に竹の肌触りを再現したり、目で見て飲むまでに楽しめるようなお酒です」
今までにないイメージを打ち出したいという社長の思いにマーケティングチームが開発しました。

「日本酒に興味がない人を振り向かせたいんですよね。
日本酒って楽しいよ、というより、食と日本酒、器と日本酒、空間と日本酒、イベントと日本酒…。
日本酒を合わせることで、より楽しくなりますよ、という提案をしています」
辰馬本家酒造株式会社は『白鹿クラシックス』というレストランも展開。
食とお酒に花を加えた華やかで新しいスタイルのレストランです。

「うちの作り手がうまい酒を作れる。
あとはどうやってアピールしていくかなんです。
トータルプロデュースをどうするか。
それがうまくいくと日本酒が欲しいという方がもっと増えると思います」と辰馬社長。
酒造りには欠かせない酒米・山田錦にも思い入れがあります。
「兵庫県が山田錦の主産地なんですよね。
全国の山田錦の6割が兵庫県産。
関西エリアにも米どころがあるんだ、酒どころだということを知って欲しいですね」

日本酒業界として、開拓していかなければならないことも多いそうです。
「未成年の方にも楽しんでいただける酒蔵にしたいですね。
食品、スイーツ、最近ブームの甘酒も。
あと秋から冬にかけておいしい粕汁をもっと手軽に楽しんでいただきたい」
スキンケア商品の展開はその一つです。

受け継がれた味はそのままに日本酒をどう発信していくのか。
350年を超える歴史を持つ老舗酒造メーカーだからこそ考える日本酒の未来がここにありました。

竹原編集長のひとこと

いかに今までの日本酒と違う表現をするか。
日本酒のどんな新しいスタイルを見せてもらえるか楽しみですね。

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