2016年

10月 2日

身近なところに実はある! 発泡スチロールは縁の下の力持ち

今週のゲストは、販売・加工・設計まで、発泡スチロールのスペシャリスト・日新化成工業株式会社から代表取締役社長の片岡洋一さん。
「みなさんご存知のところでいうと、魚が入っているトロ箱、あと、家電製品を梱包してある発泡スチロールなんかも身近ですよね。
うちの製品はそれは多くないんです。
家電製品でいいますと、実はその中身ですね。
冷蔵庫やエアコンの中に入っている断熱材が構造部材を作っています。
最近でいうと車のシートの一番底の部分、ボディと接する部分に特殊な発泡スチロールが使われています」

車を軽くすることで、燃費が上がる。
見えないけれども身近な存在という、日新化成工業株式会社の発泡スチロールです。
「みなさんがよくご存知なのは、いわゆるポリスチレンと呼ばれるもの。
スチレン樹脂がたくさん集まったものです。
この“ポリ”というのはギリシャ語で“たくさん”という意味。
ポリバケツ、ポリ袋…分子がたくさん集まったというものなんです」
発泡スチロールと一口にいっても、色んな種類があるそうで、 部品として様々な製品に使われています。
「厚底靴の中身、オートバイのヘルメットの中、緩衝材として使われています。
空気の含有率によって硬さが変わるんです。
どう膨らませるかで性能が変わってきます」

わかりやすく製品の説明をしていただいた片岡社長。
実はもともと高校で生物を教えていた教師という経歴をお持ちです。
「およそ1年ですけどね。
今でも当時の生徒と付き合いがありますよ。
昔はお金をいただいて生徒に教えていましたが、 今は社員にお金を払って、仕事を教えていますよ(笑)」

現在大阪では12人の社員が会社を盛り上げています。
「3カ年でスローガンを掲げるんですね。
“全員がオンリーワンの部分を持ちましょう”という意識をしたんですね。
“Zero”に戻って“Only One”。
その頭文字をとって“ZOO”。
動物園に色んな動物がいるように、うちにも色んな社員がいますよ」

使われる場所によって変化する発泡スチロール。
日新ZOOからまた新たな発泡スチロールの可能性が生まれることでしょう。

<プレゼント>

様々な形状、性能を持つ発泡スチロール。
そのスペシャリスト・日新化成工業が生み出したグッズをプレゼントします。

腰をやさしく包み込む腰用のクッション「CuCu(キュッキュ)」

足を温める「レグぽかmini」をセットで10人にプレゼント
宛先は
メール akarui@mbs1179.com
FAX 06−6809−9090
ハガキ 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「日新化成工業プレゼント」係
*当選者の発表は発送を持ってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

オンリーワンのことを持つって大事なことですよね。
片岡社長は社員さんと素材と向き合うことで、オンリーワンを生み出していらっしゃいますね。