2016年

12月11日

お鍋の定番・マロニーちゃん あの歌の誕生秘話

ゲストはお鍋のお供の定番・マロニーちゃんでおなじみのマロニー株式会社の代表取締役社長 河内幸枝さん。
お鍋の季節です。
リスナーの皆さんにもすでにおなじみの『マロニー』。
改めてどのような商品なのでしょう。
「私の父が開発したもので生まれてから53年が過ぎました。
一貫して北海道のじゃがいも澱粉とコーンスターチを配合することで、煮崩れしにくいものを生み出すことができました」

今ではおなじみのこのマロニーですが、販売当初は聞き慣れない「マロニー」という言葉ではなく「春雨」という表記もあったそうです。
しかし、味わいは一般的な春雨とはまるで違うものでした。
実際にその名前の由来はなんだったのでしょう?
「春雨は各社様が出しておられました。
私たちは後々、コマーシャルをしたいから独自の製品として、唯一無二のものにしたいという思いがありました。
時代からしてこれからは日本語ではなく、カタカナの名前を考えようという方向性もあったそうです。
最終的には社内公募で決まりました。
後付けなのかもしれませんが、“まろやかで煮える”という意味もあります」

発売当時は丸2年、全く売れなかったというマロニー。
「子供ながらにあんなに険しい父の顔を見たことはありませんでしたね」と河内社長は振り返ります。
しかし、3年目の冬に転機が。
「調理師学校の先生が気に入ってくださって、料理学校で教材として使ってくださったんです。
そこから徐々に知名度が広がってきました」

その後、昭和42年から当初の目標通りテレビCMを展開。
ちなみに以後、コマーシャルは休んだことがないのだそうです。
その勢いに乗って関東にも進出をするマロニー。
そこであの有名なCMが誕生することになります。
「関東進出するにはインパクトだということで中村玉緒さんにお願いしました。
もともとCMの原稿には“お鍋にマロニー”というフレーズと、“マロニーさん”という呼び名も書いてあったんです。
実は私、玉緒さんと年齢も近いことから初対面から気が合って盛り上がったんですね。
楽屋で楽しげに話した後、本番へ向かう際に、玉緒さんが“マロニーちゃん♪”と歌いながらスタンバイされたんです(笑)
私も周りもそれを聞いて“これだ!”と思いましたね」
意外な名フレーズ誕生秘話。
社長と中村玉緒さんのコミュニケーションが生んだ賜物です。
「玉緒さんは今でも作詞作曲、中村玉緒とおっしゃっています(笑)」

お鍋のマロニーだけにほっこりとするエピソードですね。
<プレゼント>
マロニー株式会社からプレゼント
写真のセットにして抽選で5人の方に。
*発送は写真の商品と異なる場合があります。

・マロニー100g 2袋
・マロニーサラダ 2袋
・お鍋に! マロニーちゃん太麺タイプ100g2袋
・サラダに! マロニーちゃん細麺タイプ70g2袋
・くず千寿80g 2袋
・くずきり100g1袋
・マロニーポン酢360ml1本

宛先は
メール akarui@mbs1179.com
FAX 06−6809−9090
ハガキ 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 マロニー 」係
*当選者の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

商品の開発だけではなくて、CMなど先の展開も見据えた開発。
先見の明、ブランディングとはこのことですね。