2016年

12月25日

神輿に魂を注入 受け継いだ伝統の技術を今に伝える

今週のゲストは、お神輿の修理、制作、祭り事や神具ならお任せ。 株式会社谷尾の代表取締役社長 谷尾剛さん。 白装束でのご登場です。 「私たちはお寺や神社でお仕事をさせていただいています。 言ってみれば、勝負服ですね(笑)」

谷尾社長、まずはお祭りとイベントの違いから教えていただきました。 「お祭りの場合は神様に対して祈り、手を合わす。 イベントはそうじゃないですよね。 行った場所に何か催しがあって楽しいというものです」 神事に使う道具を作っておられる株式会社谷尾。 小さいものだったら、御霊、大きいものならお神輿など。 縫製もするという万能ぶりです。 「仕事としては修復が多いですね。 例えば、お神輿の修理の場合は1年がかり。 お祭りが終わった時点で工房に預けて来年に備える。 新調の場合は木を乾かすところから始まりますから、3〜5年ほどの計画になりますね」 伝統は一日にしてならず。 そこに想いが注ぎ込まれます。 「江戸、明治に作られた貴重なものが多いんです。 それをしっかり継承しながら今に伝えていく。 これが私たちの仕事です」 なにわの名工、関西のものづくり100社に選ばれた会社というのも納得です。 お神輿にも型があることも教えていただきました。 「僕がよく言うんですけど、お神輿は京都型と大阪型があるんです。 京都型は全体が組み合わされているから、運搬にとても労力を使う。 逆に大阪型はパーツが取り外しができたり合理性が追求されているかと思います。 地域によって特色があるんですよ」

優勝旗やお祭りで使う布製品、そして木を使ったものづくり、さらに漆を塗る工程も。 同じ場所で違うものを作っているという珍しいスタイルの会社です。 伝統的であり、合理的。 それが株式会社谷尾の一番の強みかもしれません。

竹原編集長のひとこと

お祭りで目にするお神輿。
伝統をしっかり受け継いでいる谷尾株式会社さんがあるから、毎年楽しませてもらっているんですよね。
改めてありがたいことです。

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