2017年

1月 1日

ものづくりへの想いが、お祭りの未来を支える

新年明けましておめでとうございます。
今年も『日本一明るい! 経済電波新聞』をどうぞ宜しくお願いいたします。

  ゲストは昨年に引き続き、株式会社谷尾の代表取締役社長 谷尾剛さん。
伝統的な文化と技術を受け継ぎながら、これからの日本文化のことにも常日頃考えておられます。
そんな会社の起源は?
「会社としては私で四代目です。
もともと会社自体は大阪市内にあって、そこから戦後、能勢町に移りました。
漆塗りの製品やお神輿のパーツなど、元々は中間材と呼ばれる、パーツを作っていました」

 

ものづくりの株式会社谷尾。
そのものづくりにおいて大切なこととはどんなことなのでしょう?
「お神輿は担いでなんぼ、使ってもらってなんぼ。
地車も曳き回してなんぼ。
古いもので歴史的な価値があったとしても、実際に使われて初めて活かされると思うんです。
だから一つのお仕事を受けた時に、使う人や色んな人の想いがどこにあるのか…そういったことを考えますね」
作り手は使い手のことを第一に考える。
作って、使われて活きるのです。

谷尾社長ご自身は近頃のお祭りはどのようにご覧になっているのでしょう?
「せっかくのお祭りなのにネガティブなイメージを持っていらっしゃる方もおられるみたいです。
その輪の中に入りづらいイメージを持っている人が多いですね。
地域の色んな方が参加してお祭りを支えて欲しいと思います。
もっと身近なものとして感じていただけたらと思います。
地域のお祭りは自分たちのものなのですから」
谷尾社長は農村部にも出向くことがあるそうで、そこにはお神輿や山車など、とんでもない宝物が…!
しかし、高齢化などで活用されていない現状があるのだそうです。
由々しきことですね。  

そんな祭事の現状を見つめながら、会社はどう進めていかれるのでしょう?
「まずは職人さんと社員とのコミュニケーションですね。
現場の職人さんから上がってきた意見について時間を惜しまず話します。
密にすればするほど、現場のテンションが上がってきますから」
元々職人の社長ならではのご意見です。  

「うちの会社自体がこれからの時代も残っていくには、お祭り対して地域の方が関わって盛り上がってくれないといけません。
催す側、参加する側、お互いが歩み寄ってお祭りを作っていけるような仕組みを会社が作っていくことができたらいいなと思いますね。
そのために会社でのものづくりもさることながら、まずは“人づくり”。
仕事の環境を整えて、職人さんや社員にいいものを作って欲しいです」
晴れやかな谷尾社長の笑顔に、お祭りの明るい未来が見えました。

竹原編集長のひとこと

こういうお仕事は職人ビジネスではないかと思います。
社長が職人さんのマネージメントをしっかりすることで、新しい発展の仕方をしていますよね。

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