2017年

11月12日

太陽光発電でゼロエネルギー住宅をめざす

ゲストは住宅用太陽光発電でおなじみ、ゴウダ株式会社の代表取締役社長・合田順一さん。
キャッチーなテレビCMでもおなじみの元気企業です。

「1971年設立で、この10月で47期を迎えます。
太陽光発電は10年ぐらい前からよく耳にしたでしょ?
2008年に洞爺湖サミットがあって、環境への取り組み方が変わってきました。
住宅関連加工施工をしていた関係で太陽光発電が身近でした。
これからは太陽光の時代とだ思いましたね。
そして、2011年に震災が…環境もさることながら、エネルギーも大切だとも感じた出来事でした」

現在、太陽光発電は一般的になりましたが、この事業を始められた時は、ご苦労もあったのでは?
「普及していないときは価格が高い。
普及させることでコストを下げるという努力をしましたね。
大手メーカーと取り組んで施工工事をしていました。
当時は、設置機械を温水器と間違われていたこともありましたね(笑)」

普及させるために画期的なプロジェクトを興されています。
「施工工事をしっかりしなければ雨漏りなどのトラブルが発生します。
そんなトラブルをなくすために施工の職人を育てる学校を作ったんです。
機材が発達しても作るのは人間ですから。
学校を作ったことで技術が上がる。
機材を室内につけるので、お宅への訪問の仕方まで教えるんですよ。
私たちの学校を卒業したIDを発行をしてしっかりとした技術者を育成しています」
なんと自社の職人の養成ではなく、太陽光発電業界のために作った学校とは驚きです。

「以前は環境を考えて太陽光発電システムを取り付ける人は少なかったんです。
しかしコストを抑えて、元が取れるようになってから普及しました。
屋根の上に太陽光パネルを設置することで二重屋根になります。
断熱効果が働いて2Fの部屋の気温は設置前よりも4度ほど違います。
設置することでそんな効果もありました。
さらには蓄電という発想。
EV車の充電も。
ゼロエネルギー住宅へ向けて太陽光発電ができることがたくさんあります」

太陽光発電事業の他に、大手ハウスメーカーの部材も作っておられるゴウダ株式会社。
全国には27の工場が稼働しています。
さらにパッケージの事業も展開し、ダンボール製品も4工場稼働。
消費地に近いところで部材を作ってコストを下げて、ユーザーのニーズに応えています。
太陽光発電、そして建築部材。
時代のニーズにあったものを世の中に送り続けているのです。

竹原編集長のひとこと

目のつけどころが素晴らしいですね。
時代を読むとはこのことです。
太陽光発電、これからもっと伸びて行きます。