2017年

11月26日

ビジネスエンカレッジフェアに大阪観光局理事長の溝端宏さん登場!

11月8日(水)、9日(木)にマイドームおおさかで開催された『ビジネスエンカレッジフェア2017』。
その8日の会場で開催した公開収録の模様をお届け。
今年で3回目の公開収録ですが、初回のキダ・タローさん、2回目のコシノヒロコさんに続いて3回目のゲストは大阪観光局理事長の溝端宏さん。

大阪観光局に入局されて2年半。溝端さんのお仕事とは?
「東京オリンピックが決まって、東京一極集中が始まっています。
日本を良くするためにはもう一極。
それが大阪なんですよ。
大阪で経済、文化の活性化、輝きを取り戻す。
それがミッションだと思っています」
力強い一言からスタート。

ここ数年で大阪には外国人観光客の皆さんが増えました。
溝端さんはどう感じておられますか?
「私が大阪に来る前、2014年は年間370万人。
それが今年は1100万人に近づくそうです。
この伸びは世界的に見てもすごいことです。
外国の方がお越しになるということは大阪が受け入れてるということです。
大阪の覚悟が見えますよね。
大阪のあたたかさが外国人の皆さんにもウケているといってもいいです。
私は大阪の魅力は人間の魅力だと思っています。
食、歴史遺産などなどもっと磨き上げていきたいですね」

実際に大阪が人気を集めている理由はどういったことが要因なのでしょうか?
「無料Wi-Fi拠点整備の数は日本で一番なんです。
あと多言語表示ですね。
食事をするにも多言語表示が増えました。
アレルギーやベジタリアン、ムスリムへの心遣いもされています。
エコノミスト誌で健康医療の分野で1位を獲得したり、ニューヨークタイムズの中でも行きたい世界の都市で大阪も入りました。
そういったことでも世界の認知度が上がっていますね」

観光局理事長の目線で大阪の魅力を熱く語る溝端さん。
大阪の利点はまだまだあります。
「大阪の半径100kmの中に、京都、神戸、奈良がある。
これも有利な点なんですよね。
さらには歴史も深い。
だから僕らが子どもだった頃のハングリーさ、そして自信を取り戻すともっと輝けると思います」

溝端さんが目指すところとはどこなのでしょうか。
「世界ですね。
大阪は世界を目指せます。
新たな鉄道が生まれたり、関西国際、伊丹、神戸空港がある。
こういった土台があるから思い切って目指すべきだと思いますね。
ある種“いってまえ!”といった勢いもいるかもしれませんね」

溝端さんのこのパワーの源はどこにあるのでしょう?
「根底は元気な日本にしたいという想いなんですよね。
僕が尊敬する土光敏夫さんや孫正義さんから教わった4つの軸があるんです。
一つ目は確信・改革。
夢なきところに活力はないです。
二つ目は共感。
みんなを巻き込む。一人で浮いてはいけません。
三つ目は論理・データ。
ちゃんと説明ができること。
四つ目は歴史の検証。
今までをしっかり受け止める。
これが揃うと物事が動き出すんですよ」

たくさんのお客さんの前でどんどん熱を帯びていく溝端さんのトークはさらに続きます。

竹原編集長のひとこと

元官僚とは思えない気さくさ、そしてパワー。
人を惹きつける力をお持ちの溝端さん。
大阪の旗振り役の力強い言葉に背中を押された方も多かったのではないでしょうか。