2018年

4月 8日

商品がつなぐ美味しさの歴史

お茶の老舗ながら、抹茶が入ったソフトクリーム『グリーンソフト』で60年、 さらに『てんかけラーメン』で50年を紡いでいます。

「創業でいうと、1854年の安政元年です。
幕末の頃からお店があることになりますね。
一族で経営していたそうです。
タバコの販売もしていたこともあったそうですよ。
明治時代はコーヒーも扱ったりしていました。
手元の資料には局番なしの問い合わせ番号もありますね。
長い歴史を刻んでいるということですね」。

林社長は早くから玉林園のお仕事をされていたのでしょうか?

「大学では建築を学んでいましてね。
そこからたまたま和歌山の建築会社に就職しました。
それまでは横浜にいまして、 てんかけラーメンの開発のためのラーメン店の味見廻りでも、 よく和歌山に呼び寄せられていたので慣れ親しんだ土地ではありましたね」。
『グリーンソフト』や『てんかけラーメン』を生んだ先代社長は、 現林社長の叔父さんに当たる方。
幼い頃から知っている玉林園、そして和歌山県には偶然来ることになったそうです。
建築会社からお茶の老舗へ。
環境が変わって、戸惑いなどはありませんでしたか?
「建築も現場によって別々です。
その場所ごとにチャレンジしていかなければなりません。
そういう意味では業種は変われど同じなので戸惑いなどはなかったですね」

長い会社の歴史の中でトラブルなどはありませんでしたか?
「今思うと先代はブレーキが効かないタイプでしたね(笑)。
茶そばを作ったことがあったのですが、 そのまま売れると思ったんですかね。
商品の需要を上回る膨大な量の手提げ袋を発注したらしく、 数年分届いたことがありましたね。
失敗は仕方ないと思うんですけど、 チャレンジする姿勢としては学ばせてもらいました」。
ちなみに林さんのタイプは?
「社員との話の中で作っています。
私はワンマンで行くのは限度があるなぁと思っていますので」。

今後の展開はどうお考えですか?
「無条件に信頼してもらえる商品を展開したいですね。
飲食店舗のグリーンコーナーが和歌山でさらに定着することも。
得意なことをやりつつ、 他のことにも手を広げていきたいですね」。

老舗だからこそチャンレジして殻を破っていく。
地元に愛される美味しさはチャレンジという名の提案が生んだものかもしれません。

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竹原編集長のひとこと

地域密着することでそれが代々受け継がれて行っている。
そのモデルケースがこの会社だと思います。
続けていっていただきたいですね。