2018年

9月 9日

お客様の目線から生まれたお漬物

ゲストは株式会社天政松下の代表取締役社長・松下雄哉さん。
全国のスーパーなどでもおなじみのお漬物を製造販売されています。
とてもお若い社長さんです。
「36歳です。私で四代目になります」と笑顔でお答えいただいた松下社長が、スタジオにいくつか商品をお持ちくださいました。

「まずはこちらです。
『野菜が摂れる10品目』。
サラダ系漬物として発売したもので、大ヒットをいただきました。
従業員総出で製造しても追いつかないぐらいでした」。
それまで品数が入っているものもあったそうですが、ミニトマト、枝豆、コーンを入れてよりサラダ的に。
カット野菜を彷彿させる袋からパッケージをパックに替えて発売したところ大ヒットしたそうです。
発想の転換が功を奏しました。

もうひとつの大ヒット商品がこちら。
「『ちょっと辛いが、ほんまに旨いキムチ。』です。
関西っぽい商品名でキャッチーですね。
ホタテエキスが入って旨味が深いです」という自信作。
そして、もうひとつが『カレーの野菜福神漬け』。
すぐきやかぶらなど普通の福神漬けには入っていないものが入った福神漬けです。
「普通の福神漬けよりも甘めでとろみもあります。
こちらも10品目入っているんですよ。
実は卵がけご飯にもとっても合うんです」と松下社長。

このようにバラエティに富んだお漬物を作っておられますが、どのように製品開発をされているのでしょうか。
「開発チームがあります。
デザイン会社ともお仕事をさせていただいていて、デザインやネーミングなど他社と差別化していますね。
新商品を出し続けるのが宿命だとも思っています。
視覚的にも面白くてデザインも面白い。 
売り場にもそう思っていただけると嬉しいですね」。

実は松下社長は開発チームにいたこともあったのだとか。
「『野菜が摂れる10品目』の時は開発チームにいましたね。
入社した時から会長から商品づくりには携わっておけと言われていましたので。
食べていただく消費者の方の気持ちに立って、作り手側の発想ではなくてリサーチをしてできることをしていこうと思っています」

現在、大阪に本社、製造工場は群馬、京都、福岡、岡山にも。
「一時期毎年工場開設しているころもありましたね。
産地の近くであり輸送面のことを考えてのことです。 
将来の戦略を見据えての開設でした」。
会社のホームページにも工夫がなされています。
例えばお漬物レシピも。
「実はあのレシピはうちの母に作ってもらいました(笑)」と家族的な雰囲気も垣間見えます。

食卓に並ぶものだからこそ、お客様の立場の目線をしっかり持つ。
美味しさはそんなところから生まれてくるのかもしれません。

<番組プレゼント>
株式会社天政松下からプレゼントをいただいております。
『ちょっと辛いが、ほんまに旨いキムチ。』3パックセットを3人の方に。

≪ 宛先 ≫
※ メール : akarui@mbs1179.com
※ FAX  : 06−6809−9090
※ ハガキ : 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
       「 天政松下 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

コミュニケーションの取り方がとても素晴らしい社長です。
それは新しい商品と向き合う時にも発揮されているのでしょうね。