2018年

10月21日

シェア65%! 蝶番業界で羽ばたく、ものづくりの技

今週のゲストは株式会社ニシムラの代表取締役社長・西村成広さん。
こちらの会社はどんなお仕事をされているのでしょうか?
「私どもの会社の商品ですが、皆さんは“蝶つがい”としてお馴染みの蝶番を作っています。
大工さんは“ちょうばん”と言っておられます。
“丁番”と書くこともありますね」
そんな株式会社ニシムラが手がける蝶番は業界トップシェア。
内装で使う蝶番を得意としていてなんと65%のシェアを誇ります。

そのお作りになっている蝶番ですが、どのくらいの種類があるのでしょうか?
「およそ3000種類あります。
建築会社ごとにお求めの形がありますので、それぞれに形が違います。
大きさも様々です。
普段から常備しているものもありますが特注ものもあります」。

驚きの数を生産している株式会社ニシムラですが、そもそもこの蝶番はどのように発達したのでしょう?
「もともと日本は引き戸が多かったですが、ドア文化になってきたのは高度経済成長期。
その頃に根付いてきました」。

株式会社ニシムラの製品の強みはどんなところなのでしょうか?
「蝶番は大工さんが取り付けますよね。
元々はその大工さんの技量を使って調整していたものなんです。
それが住宅の作り方が変わってきました。
工場である程度作って現場は立て込むだけになってきたんです。
すなわち、蝶番は工場で取り付けるようになってきました。
精度の高い蝶番を作らせていただいていますが、中でも3次元調整蝶番があります。
3次元調整丁番はドアを取付後に3方向にドアを動かせるようにした丁番。
蝶番軸はドア外にありますので、この軸一つを中心として180度開くことには何ら問題ありません。
隠し丁番は蝶番軸を丁番内部に持たせるので、普通180度開けることはできません。
これを複数の軸で分担することにより、180度開くことができます。」。

確かに立体的に180度開閉する扉は私たちの生活する範囲のいたるところに。
「色んなところに行きますが、私自身、ドアの開け閉めがとても気になります(笑)。
ドアを開けると当社の製品かどうかはすぐわかりますよ」。

現在は年間およそ1200万個の蝶番を製造している株式会社ニシムラ。
蝶番の他にもクローゼットのパーツ、サッシのパーツなども製作しているそうです。
「あまり目立たない部品ですが、お客様に喜んでいただけるような商品を開発しています」と西村社長。
目立たなくてもなくてはならない、蝶番がなければドアは開かない。
今日も株式会社ニシムラの蝶番は世界中で働き続けています。

竹原編集長のひとこと

蝶番に特化されて一大企業に。
あのシンプルな中に技術の粋が詰まっていますね。

ページトップへ