2019年

6月23日

食パンはブームから文化へ 本物を作り続ける

先週に引き続きゲストは乃が美の専務取締役・中井裕之さん。
高級「生」食パンの代表的存在ですが、改めて会社について伺っていきます。

その中で『乃が美』と『乃が美はなれ』がありますが、これは?
「"はなれ"は暖簾分けです。
チェーン展開ではありません。
うちで半年修行をして、社長と面談をして心から信頼できた人のみに許されます。
パン作りの経験者未経験者は関係ないですね。
乃が美の食パンへの思いが強い人に暖簾分けさせていただいています」。

現在全部で130店舗。
どういった流れて増やしていかれたのでしょう?
「最初は1都道府県に1店舗からスタートです。
でもその数ではどうしてもパンが足りなくて、お客様にご満足いただけません。
でも一気に増やしてしまうとクオリティが下がる可能性もあったので...。
お客様からのニーズがあって少しずつ店舗が増えました。
大変だったことは売れすぎたことでした。
生産が追いつきませんでした。
こういった場合、お店を増やせば良いというわけではないんですよね。
売り上げが上がった後に落ち着く、落ち着いた後は売り上げが落ちる...。
現在はありがたいことに伸びていますね」。

今は空前の食パンブーム。
競合他社様とはいかがですか?
「我々としては食パンをもっと食べていただきたいんです。
各社が出てきたので市場が広がりますよね。
そうすると食パン文化が広がると思っています。
お互いに美味しいものを作って文化を広げたいですね」。

パン以外にジャムもお作りになっていますね。
「乃が美のジャムとして乃が美に合うようなジャムを作りたかったんです。
うちの食パンに合わせて糖度を合わせています。
ストロベリー、マーマレード、ブルーベリー、他に季節限定もあります。 
7月に新製品でコーヒージャムも登場する予定です」。

現在の乃が美、そしてこれからの乃が美は?
「僕らが最初に作ったパンよりも作るのが上手になってきているので、進化して美味しくなっています。
月1回全店のオーナーが集まるんですが、そこで社長がが情熱を語るんです。
各店舗のオーナーを鼓舞してさらにクオリティが上がる。
きっとこれからも店舗は増えます。
そうなることで怠慢にならないこと。
当たり前のことを大切にして、全員が同じ方向を向いて進んでいくことですね。
本物を作り続けて本物を売って、とにかく100年続けます」。

食パンはブームから文化へ。
乃が美の美味しい食パンへのチャレンジは続きます。

<プレゼント>
乃が美の「生」食パン1本(2斤)を5人の方にプレゼント
メール :  akarui@mbs1179.com
FAX  : 06−6809−9090
ハガキ :  〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」「 乃が美 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

はたからですと急成長に見えますが、
実はしっかりと根を張って大きな幹を育て続けていらっしゃる。
これからもっと大きな花が咲きそうですね。