2019年

9月15日

仕事もプライベートも充実 地元から世界を臨む"グローカル企業"

先週に引き続き、ゲストは株式会社カワキタの代表取締役社長・河北一朗さん。
プラスチックを中心とした雑貨などのOEMから自社ブランド『ダッコリーノ』まで。
変幻自在の商品展開をされています。
今週は会社の歴史を伺っていきましょう。

「昭和21年に祖父が創業しました。
私で現在三代目なんですが、元々はセルロイドの金型を作っていました。
先代の父がプラスチックの成型をしまして、昭和59年から工場を持たない、今でいうとファブレスで再スタートしました。
近辺の工場で作ってもらうスタイルになりました」。

現・河北社長はこのお仕事はいつから?
「私が子供の頃は金型と成型の仕事の両方を見ていたんですが、当初は将来の選択肢の中に継ぐことはなかったですね。
旅行の仕事がしたくてオーストラリアに渡って、旅行と新聞の仕事をしていまして、そうこうしているうちに日本で生活するイメージが湧かなくて。
しかしビザが切れてしまって、いろんな国を旅行をしながら帰国しました。
そこからさあ、何をしよう...。
思い立って一から経営の勉強をしてからでも遅くないと思い中小企業大学校に行きました。
そこで仲間ができたんですが、みんな自社のために勉強していたんですね。
そんな中、自分だけがない。
あるときに父の会社に行った時、父の働く姿、昔から可愛がってくれた社員さんを見たら"よし、俺が継ごう!"という気持ちになりました。
オーストラリアに戻るのは50歳になってからでいいと思っていたのですが、現在、52歳。
もうオーストラリアに行く気はありませんね(笑)」。


入社、そして社長に。 経営理念を作成されたそうですね。
「5つあります。
その中の一つでいいますと、『人生ワクワク夢創造企業』。
人生1回しかない。
悔いのない人生を送りたい。
会社とプライベートどちらも充実していないといけないと思うんです。
海外で生活していたからでしょうか。

アメリカに行った時にのびのびした自由を感じたんです。
そんな影響から1時間有給休暇制度を取り入れました。
当日、始業時間までに連絡してもらえるといつ休んでもOKです」。
休みが重なる場合は調整し、カバーし合える体制が取れているのだそう。 おもしろおかしくマナーを学ぶ『マナー向上委員会』
平成23年から女性社員の発案で始まった、地域の子どもたちにものづくりを知ってもらう『カワキタわくわく祭』など居心地の良い会社づくりにまい進されています。

これからのビジョンは?
「もともと会社案内にもあるんですが"グローカル企業"と書いています。
『グローバル』と『ローカル』の造語なんですが、東大阪という地域に根差しながら世界的な視野で活躍したいと思っています。
ダイバーシティもそうですが、それぞれに合わせた働き方ができるような会社を目指して、もっと人の役に立てる仕事がしたいと思っています。

お客さんや社員、人のためにもっと何かができる。
生み出される商品にはそんな心が詰まっています。

<プレゼント>
河北さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
花園ラグビー場のメモリアルグッズ「 花園指定席クッション 」
こちらをお1人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 株式会社カワキタ プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

東大阪のものづくり。
作るものやスタイルも時代とともに変わってきます。
連携して作っていくこのスタイルは見習いたいですね。