2019年

9月22日

小さな自負を重ねて大きな自身へ

今週のゲストはパック・ミズタニ株式会社 代表取締役社長・水谷博和さん。
どんなお仕事をされている会社なのでしょうか?
「パックの名前の通りダンボールの製造会社なんです。
普通のサイズというよりも自分たちが得意なものは重厚長大。
特注サイズで物流条件に合うものをオーダーメイドいただいています。
弊社では他社さんがしたくてもできないものを作り上げるために努力しています」。

ダンボールは身近なものですが、改めて伺っていきましょう。
「ダンボールはご存知の通り環境に優しいです。
96%以上回収しています。
一口にダンボールといっても様々な種類があります。
バージンパルプでできたもの、板に近い質感のトライオールなどなど。
そのトライオールを使って大きい箱を作りまして、その上に1.6tもの車を乗せることができました。
そのぐらい丈夫なんですね。
実際に当時の私の車を乗せたのですが、落ちたらどうしようと内心ヒヤヒヤしていました(笑)。
この強度を活かして軍用機の羽を入れたいという要望もいただいたことがあります」。

ダンボールの製造の他にも手がけておられることが。
「木箱を使っていたものがダンボールに代わったわけですが、ダンボール屋のトータルパッケージとはまずは梱包ですよね。
それに加えて商品のライフサイクルを変えて打ち出しています。
例えば『カカオ豆の保管』。
保管というお仕事もさせてもらっています。
ハコ屋が運ぶ、ハコ屋に付加価値をつける。
"ハコから運ぶを変える"を信条に仕事を進めています。

こだわりと柔軟な発想。
ともに仕事を生み出す社員のみなさんとはどんなコミュニケーションをとっていらっしゃいますか?
「9月に工場の軒先で夏祭りをします。
5月6月から打ち合わせが始まって、私が少し様子を見に行くと"見ないでください"」と言われたり(笑)
チラシを作ったり力が入っています。
自分たちで楽しくやりたいという気持ちが伝わってきます
何よりそこからコミュニケーションが生まれています。

祭りは提灯がダンボールでテーブルや椅子もダンボール製。
ダンボールで作ったピンボールや木馬などの遊具も作って。
屋台もダンボール製です。
社員の家族を招待してみんなで楽しんでいます。
その祭りにあるものを見て、こんなこともできるんだと思っていただきたいです。
広報宣伝活動のひとつですね。
社員が遊ぶ気持ちって大事だと思います」。

楽しみながら自社製品のアイデアを展示、そして広報も。
「仕事は手間がかかると思います。
自分たちしかできないという、小さな自負を重ねて自信にして頑張りますよ」

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長のひとこと

ダンボールが進化しています。
そこに密接にある物流も進化させておられますね。