2020年

1月26日

進化系和装は今の日常にフィット

今週のゲストは若林株式会社の代表取締役・若林剛之さん。
本日の出で立ちからしてユニークですが、どんなお仕事をされているのでしょう?
「アパレルブランド SOU・SOUを展開しています。
和装の進化系といいますか日本発祥のファッション。
ブランド名の由来は日常で使っている"そうそう"という相槌です。
日本のことをしたかったので日本語にしたかったんですよ。
2回繰り返すのもいいと思いましてね。
外国人の方にも馴染みやすい言葉です」。

このお仕事の始まりはどこから始まったんでしょう?
「私がもともとロンドンパンクやヒップホップのファッションが好き。
でもどれだけ突き詰めてもモノマネだと思い始めたんです。
そこで思ったのは日本の着物。
でもあの着付けはすぐにできない。
今の着物の着付けは明治以降の作法なんですよね。
江戸時代はもっと自由だったんです。
それならば機能的でもっと自由な着物をと思いました。
走れる、自転車、自動車の運転もしやすいもの。
ライフスタイルが変わると着物も変わっていかなければいけないと思ったんです。
今の生活から生まれる着物をということで始めました。」

最初はどのようにして作っておられたのでしょう?
「最初の最初はタオルなどの小物、インテリア雑貨からですね。
でもなかなか売れなかったです。
そんな時に地下足袋を発売して業績が持ち直しました。
そこから服という順番でしたね」。

地下足袋のこだわりとは?
「地下足袋は大正時代に生まれてそこから変っていないんです。
完成していたともいえます。
弊社では国産にこだわって製造しています。
日本のファッションが発展しているけれど、ものづくりの現場は衰退している。
これはいけないと思っています。
商品が売れるごとに職人も仕事が行き渡っていく形を作っていきたいと思っています」。

様々なコラボもされていますね。
「フランスのスポーツブランド・ルコックスポルティフとコラボしますね。
他に最近では映画や大河ドラマの衣装をさせていただいたり。
実はもともとそういうファッションの歴史に詳しかったこともありましてご依頼いただきました。
楽しいけど大変です...でも楽しいです(笑)
こういったお仕事はスタッフのテンションも上がるんですよね」。

世界的に有名な方もSOU・SOUの地下足袋を買ったとか?
「俵屋旅館がうちの地下足袋を面白いと言ってくださいまして。
旅館に置いてもらった初日に宿泊されていたのがスティーブン・スピルバーグ監督でした。
初期モデルをお買い上げいただきました」

お店にはリピーターの方が多いそうですね。
「アリ地獄を目指してまして(笑)。 まずはひとつから入っていただいて、続いて2個3個、気がつけば全身と言った具合ですね。
SOU・SOUを楽しんでいただきたいです」。

会社の歴史は次週に続く...。

若林さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
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≪ 宛先 ≫
※ メール:akarui@mbs1179.com
※ FAX:06−6809−9090
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 「 SOU・SOUたびした プレゼント 」係
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