2020年

2月 2日

スタイルでいい、でも本物がいい

先週に引き続き、ゲストは若林株式会社の代表取締役・若林剛之さん。
アパレルブランドSOU・SOUを展開。
手ぬぐい、子供服、女性用、男性用、スポーツブランドなど、お店ごとに扱うジャンルも違います。
日本発祥のファッションを広めておられます。

改めて若林さんのこれまでについて伺いましょう。
「もともと京都の出身です。
ファッションが好きだったので東京に行きたかったんですよ
東京の専門学校に行ってそこからアパレル会社に勤めました。
当時はパンクが好きで金髪で服に鋲もついていましたね。
靴底も厚いラバーソウルでした(笑)。
それから海外のマネをしているだけ、仕入れているだけでそれはクリエティブではないなと思いだしまして。
その流行を追うのも悪くないんですけど、やっぱり自分でものを作りたい。
イギリスのあの時代だからこそあのパンクファッションが生まれました。
今の時代、京都でものづくりするには和装は外せないと思ったのがSOU・SOUのきっかけです。
30代半ばで思いましたね」。

SOU・SOUをはじめていかがでしたか?
「これが面白いと思い出し始めましたね。
誰かがどこかで作った和装を今の時代に楽しいものとして生まれ変わらせたい。
日本のクリエーターとしてはやりがいがあります。
和の雰囲気が日本の町並みに合って、日本人に合うと思っています。
その国の民族衣装はその国の人が似合う。
日本人が一番カッコよく見える服を作らないといけないと思います。
服は自分の意識ひとつなんですよね。
自分が好きになったら似合ってくると思います。
そのチョイスの中で和もあっていいと思います。
まずはスニーカーがわりに地下足袋でもいいですし」。

お客さんはどんな反応はいかがでしたか?
「最初は拒絶反応に近いものがありましたね。
トータルで商品展開ができていない時期でしたので。
"そもそも誰が着る服ですか?""どこで着る服ですか?"と言われたこともありました。
でも試着してもらうとわかっていただけます」。

社員さんはブランドについてどんな反応をされていますか?
「創業当時の社員も辞めていきましたね。
今はSOU・SOUが好きという人が入ってきてくれています。
ファッションブランドは淘汰されて行くんです。
でも好きな人が集まるとブランドは続きますね。
お客さんから店員になってくれることが多いですね」。

これからのビジョンは?
「正直にいうと...ノープランですね(笑)
数字の目標はあるんですけど。
それがないとスタッフに給料が払えないんで。
でも仕事をする上では毎日毎日やることを一生懸命するだけなんですよね。
毎日一生懸命やって行くことで出会いがあってそこからブランドが生まれる
一生懸命に仕事をすると次の日が来るじゃないですか」。

本物を追求してスタイルに取り込む。
それは実行力と日々の積み重ねなのです。

<プレゼント>
若林さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 足袋下を男女ペア 」を10人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
※ メール:akarui@mbs1179.com
※ FAX:06−6809−9090
※ ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
 「 SOU・SOUたびした プレゼント 」係
 *当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

形だけじゃない本物を追求していくからお客さんの反応がある。
日々の積み重ねの賜物ですね。