2020年

2月23日

シェア6割 アジアで生まれた美味しいビーフン

今週のゲストはケンミン食品株式会社代表取締役・高村祐輝さん。
ケンミンといえば、ビーフン。
ビーフンといえば、ケンミン。
関西では特にCMでもおなじみです。

去年社長に就任された高村さんにビーフンについて伺っていきましょう。
「ケンミンはビーフンづくりで70年になります。
ビーフンはもともとアジアで誕生した食べ物です。
アジアのコメがジャポニカ種ではなくてインディカ種が多いのです。
その精米の際に割れたお米を活用したものが始まりと言われています。
ケンミンはビーフンを始め、ライスパスタ、ライスペーパーなど米食品の専門企業なんです」。
ケンミン食品株式会社のビーフンはスーパーマーケットだけではなく、外食レストラン、コンビニのビーフン食品、学校給食にまで使われているそう。
シェアはおよそ6割なんだとか。

スタジオに焼きビーフンを試食させていただきました。
「米の麺の特徴として出汁を吸って美味しくなります。
焼きビーフンは野菜や肉の旨みを吸う。
具材や野菜と合う麺なんです。
麺に醤油、オイスターソースが入っています。
ビーフンを使ったアレンジメニューも色々あるんです。
「ソバメシならぬ、ビー飯。
米+米ですが、これが美味しい。
ソースとの相性もいい。 
同じ神戸の地元企業のオリバーソースさんとコラボもしました」。

ビーフン商品は色々あるそうですね。
「『幻のカレー味』というものあります。
3月の新商品としてリメイクしまして。
シンガポールビーフンと呼ばれたりするカレー味のビーフンなんですが、世界的にも食されているものなんです。
『スープ専用ビーフン』もおすすめです。
実は汁ビーフンという食べ方がアジア圏では一般的です。
特別開発でタピオカを配合してもちもちとした食感を楽しんでいただけます。
夏には冷やしビーフンとしてもおすすめです。
私も昨年に竹を切って流しビーフンをしましたよ」。
本社1Fのアンテナショップのレストラン『健民ダイニング』ではビーフンはもちろん、本格的な中華料理をいただけます。

Jリーグのヴィッセル神戸のスポンサーもされているそうですね。
「パッケージに選手をプリントしまして、サポーターの皆さんにお配りしました。
お陰様でヴィッセルは天皇杯優勝、ゼロックス杯でも勝利。
嬉しいですね」。

商品開発はどのように行われているのでしょうか?
「開発部署があります
消費者の皆さんがどういったものを買っていらっしゃるかという調査から始まり、どれだけ商品を選んでいただけるかも考えています。
テストキッチンがあって日々作っております。
商品づくり以外にもホームページでは1日1レシピを更新しています。
レストランのシェフや栄養士が作って、最終的にそのレシピを私が作って食べて皆さんにご覧いただいています。
いつもビーフンのことを考えるのは少しプレッシャーでもあるんですけど、そこに寄り添うことは商品を作っていくことで大切だと思います」。

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長のひとこと

ビーフンに特化してそこを突き詰める。
強い信念を感じますね。