2020年

3月 1日

創業70周年 世界でただひとつの味つけビーフン

今週のゲストはケンミン食品株式会社代表取締役・高村祐輝さん。
創業70周年ということで多くの商品を発売されます

「創業は1950年です。
創業者は台湾出身の高村健民といいまして、戦後の神戸に渡ってきました。
同じくアジアからいろんな方々が日本にやってきたのですが、その当時の日本にもともとビーフンはなかったんです。
周りの声もあってもう一度、ビーフンを食べたいという思いからこの仕事を始めました。
創業者も元々はビーフン工場にいたことがあったり、戦後、インディカ米が日本にも流通していたということもいい環境でしたね」。

そして、満を持して発売へ。
「チキンラーメンは1958年に発売。
その2年後に私たちは味がついたビーフンを発売しました。
発売当初は実際に作っても団子になってしまうといった声もありました。
ビーフンは油で揚げて水分を飛ばすのではなく熱風乾燥させています。
だからカロリーも低いんですよ」。

まだまだ一族の力を感じるエピソードが。
「祖父が創業してが製造、開発。
実は祖母も会社に関わってまして、営業を担当していました。
当時の国鉄の乗り放題切符を使って営業をしていたそうです。
遠く長崎の軍艦島にもいったそうなんですよ。
商品でいうと製造では手間のかかるものです。
自分たちよりも先に社員に食事をしてもらって作業をしてもらうようにしていました。
そういった社風がこの70年間ずっと続いています」。

現高村社長はどんなキャリアを経て今日に?
「最初は京セラに就職しました。
毎日京セラフィロソフィーを学ばせてもらったことはいい経験でしたね。
現場を知らないといい仕事ができない。
私たちの製造の末端の現場がタイなんです。
入社当時、タイへ行きました。
タイには500人の社員がいるんですが、現在ではタイ人のスタッフが活躍しています」

ケンミン食品株式会社には素敵なキャッチフレーズがありますね。
「"HAVE A RICE DAY"。
私が考案しました。
ライスパスタという商品がありまして、この商品を売るためにアメリカにいた時に"HAVE A NICE DAY"が"HAVE A RICE DAY"に聞こえたんでしょうね(笑)」。

これからどんなビジョンを描いておられますか?
「皆様の健やかな暮らしのお手伝いとして、三代目としていかにお客さんに選んでいただけるかを考えていきたいと思っています。
その中では会社の価値を作る。
味のついたビーフンは世界でただ一つなんです。
実は私もアメリカなどで盛んなグルテンフリーをしていたことがあるのですが、とても難しい。
そういった方向性の人に向けてアメリカでの事業を広げていきたいと思っています。
さらに社風をつないでいく。
入社式の日に新入社員に話すのですが、"定年の時に会社に入ってよかった"と思ってもらいたい。
そう思ってもらえるように会社を作っていくのが使命だと思います」。

<プレゼント>
ケンミン食品株式会社さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「新商品詰め合わせ(焼きビーフン、スープ専用ビーフン、お米100%ビーフン、ライスペーパー、ライスパスタなど10種類)」こちらを5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 ケンミン食品株式会社プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

まさにオンリーワンの強さを見せていただきました。
そして真面目な会社作りも強さのひとつですね。