2020年

3月 8日

糊の大定番は時代と共に安心安全も生み出す

今週のゲストは不易糊工業株式会社代表取締役社長・梶田安彦さん。
フエキ糊といえば、リスナーの皆さんにも馴染み深い商品です。
糊だけではなく文具などを幅広く手がけておられます。
そもそも糊は何で出来ているのでしょうか?
「成分はトウモロコシなんです。
ホワイトコーンとイエローコーンの混合です。
それ故に昔はホルマリンという防腐剤が必要でした。
その製造レシピが昭和まで続いたのですが、 成分の見直しがあって違うものを使って作ろうと。
昭和50年に『フエキ糊どうぶつシリーズ』が生まれました。
研究開発に17年ほどかかりましたね」。

苦心の末に生まれた製品。
容器も印象的です。
「安心安全なものができたのでお子さんに使ってもらおうとあの容器になったんです。
元々は容器を作っている業者がありまして、味覚糖さん飴を入れていた犬のデザインの容器がありました。
それを我が社がデザインをし直して現在の容器ができました。
ノリはトウモロコシが原料ですから、何かの拍子に唾液が入ると成分分解されてしまうんです。
しかし我が社の技術で分解しなくしました。
糊の性能とあの容器。
お子さんが大人になって三世代の方々が認知してくださってます」。

フエキ糊どうぶつシリーズのキャラクターですが、エピソードがあるとか。
「ある時、企画会社の方が飛び込みで何かの商材として使えないかと来られました。
最初は社内で大反対でしたね。
でもこのキャラクターが商品と同じく安全安心が我々のシンボルになったらいいなと思い、最後は私がチームを組んで推し進めました。
平成20年にはフエキくんをキャラクター化してフエキくんグッズがライセンス販売開始しました」。

スタジオにも糊ではない綿棒やコスメなどフエキくんの商品が。
「ハンドクリームなどのコスメは糊の容器とは違う金型で供給が間に合わないほどの大ヒットしました。
『フエキ糊どうぶつシリーズ』の中身が安心安全ということを数百万人が使って知ってもらえていた。
この認知がヒットの大きな要因だと思います」

多くの人が使う糊という商品ですが、他のメーカーの参入はなかったのでしょうか?
「中身もデザインも商標をとってますので、同じものはできないんです。
一時期、とてもよくできた中国のコピー製品が出てきたことがありましがが、中身が全く違いましたね。
アジアの文具の代理店は香港にありまして、フエキくんはアジアでも認知されているんです」。

ここまでたどり着くまでにご苦労もあったのでは?
「たくさんの研究者や技術者が携わってくれました。
その中で時代の公害問題などから"安心安全"というキーワードが出てきた。
たくさんの積み重ね、そして失敗が次のフエキ糊を作る糧になっていると思っています」。
この安心安全な糊はなんと1975年からクレームがないのだとか。

会社の歴史は次週に続く...。

<プレゼント>
不易糊工業株式会社さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「やさしい薬用クリームとやさしいリップクリームのセット」を3人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 フエキ糊プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

時代とそこに生きる人に向けた「安心安全」というキーワード。
普遍的であり、とても安心感がありますね。