2020年

6月28日

職人が唸る 工業用砥石専門メーカー

今週のゲストはニューレジストン株式会社の代表取締役社長 山内憲司さん。
この"レジストン"とは?
「レジストンとは、固める原材料にレジノイドボンドというものがありまして、それと"石"のストーンを合わせてレジストンとしています。
仕事としては砥石を作っています。
一般的に砥石というと包丁や刀を磨く砥石をイメージされますが、私たちが作っているのは工業用に使う砥石を作っています。
オフセット型砥石の専門メーカーです」。

円盤型の砥石は、粒度によって磨くものや仕上がりが違います。
「これをグラインダーにはめて使います。
結構重さがあるのですが、職人さんはこれを使ってくださっています。
職人さんは持った瞬間、いい砥石かどうか分かるそうです」。

この砥石ですが、どこで多く使われているのでしょうか?
「一番多いのは造船所、あと橋梁メーカーですね。
高速道路の鉄骨に使います。
あと配電盤を溶接した後をこれで磨いたりもします。
溶接部と密接に絡みます」。

ニューレジストン株式会社さんの砥石ですが、どんな評判なのでしょう?
「よく削れる、あと耐久性が高いと評判いただいています。
この二つは現場で職人さんがお仕事をする上で非常に重要なことです。
たまにテレビなどでグラインダーを使っているシーンなどが映ると"あの商品、うちのかな"と気になったりしますね。
実際に削っている音を聞くとうちのかどうか分かりますよ」。

全国にも展開、販売をされていますね。
「創業当時から代理店傘下の販売店の方とうちの営業マンが当社の製品を直接PRしていったのが始まりです。
今でもお客さんのニーズ、お声が宝ですね。
問題点を洗い出して営業につ繋がりますし、商品開発にも繋がります」。

海外にも展開していらっしゃいますね。
「先代から海外へ輸出もしていました。
しかし、採算が合わないので一時ストップしていました。
3年前から本格的にトライしまして、東南アジアの駐在して現地でお客様ののニーズを聞いています」。
他にも間接貿易としてアメリカやタイ、マレーシアなどなど。
MADE in JAPANが求められています。

会社の歴史は次週に続く...。