2020年

11月 1日

マムシと漢方薬 自然素材への取り組み

今週のゲストは株式会社阪本漢法製薬の代表取締役社長 阪本勝義さん。
関西の方ではユニークなCMでもおなじみ。
改めてお仕事の内容を聞かせていただきましょう。
「コマーシャルでいうと私が子どもの頃からですね。
60年ほど前、ラジオ放送が始まった頃ですね。
そこから数えても創業100年を超えています。
商品でいうと元々は『阪本赤まむし膏』という商品が中心でした。
戦時中は"軍中膏"として出征する人に渡されたものです」。

おなじみのマムシですが、成分でいうと?
「低温動物ですから体の油がさらさらとしているんです。
だから体内で油が固まらない。
その油の中に有効成分を入れると人に対して浸透率が高いんです。
うちは元々家伝薬を売っていました。
病気を治す時は治癒力を上げて漢方が病気を叩く。
先祖が赤まむしと漢方の併用がいいのではないかと売り出したものです。
マムシ自体は江戸時代から使われていたんですよ」。

このマムシという原材料。
どうやって使っていたのでしょう?
「乾燥させて粉末に粉末を使っていました。
それを私の父が抽出する技術を開発しました」。

さらに株式会社阪本漢法製薬は漢方薬も。
葛根湯は「満量処方」との記載がありますね。
「葛根湯は各社、たくさん販売されていますが、元々の古い書物に書いてある処方の半分や2/3ぐらいなんです。
しっかりと効能を高めるために弊社は満量を処方しているということです。
これも生い立ちがありまして、自社の小売店から全国のデパートの薬品部に卸すわけです。
リピートしてもらうために常に最大のものを入れてお届けしていたことが引き継がれているわけです」。

マムシも自然素材ですよね。
材料の確保はどうされているのでしょうか。
「ある程度の在庫をしておかないといけないです。
価格も変動するのでリスクを考えて蓄えていますね。
弊社のHPではイラストでまむしの効能を解説しています。
滋養強壮に効果があると昔からいわれていますが、全く効き目がないものは自然淘汰されます。
残っているという需要があるということですね」。

商品開発はどうやってされているのでしょう?
「1年に2〜3品は開発するように努力しています。
オール理系で臨んでいます。
商品会議には私も参加してますよ」。
ちなみにドリンク剤『シャキッと強烈』は社長のネーミング。
イラストのアイデアも抜群です。

会社の歴史は次週に続く...。

<プレゼント>
阪本さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 シャキッと強烈 」3本セット5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
※ メール :  akarui@mbs1179.com
※ FAX  : 06−6809−9090
※ ハガキ :  〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 阪本漢法製薬 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。