2021年

3月14日

みんなの万博 TEAM EXPO2025

4年後に開催を控えた大阪・関西万博をもっと知るべくスペシャルゲストをお迎えしました。
先週に引き続き、ゲストは2025年日本国際博覧会協会副事務総長の森清さんです。

2025年はもとより、その先の未来をも見据えた万博のビジョンを伺いました。
さらに盛り上げるプロジェクトがあるのだとか。
「昨年の秋あたりからTEAM EXPO2025事業というものが発足しました。
地域や企業など万博に向けて動いていこうというプロジェクトです。
人のためになること、技術開発など募集しているんです。
万博会場の中でベストプラクティスエリアなどを設けてそこに出演してもらうようなプランもあります。
池田泉州銀行さんもベンチャー企業、中小企業を応援するプロジェクトで応募いただいていますよ。
今年は関西から日本全体に、来年にはアジアに広がればと思っています」。

万博は中小企業が飛躍するきっかけでもあると思いますが、どう考えておられますか?
「50〜60歳代の経営者の方々は70年万博に並々ならぬ想いを持っていらっしゃいます。
中には万博会場で販売したものがきっかけで飛躍された企業さんもいらっしゃいますね。
万博は世界中からお客様がやってこられますからベンチャー企業の方もチャンスですよね。
万博に対するパッションはとても感じております。
昨年春には技術実証が1000以上集まりました。
それを万博として取り上げさせていただくこともありますし、TEAM EXPO2025に入っていただいて盛り上げていただけたらと思います」。

実際に中小企業の皆さんが展示などで活躍する場所はありますか?
「メッセという展示場を作ろうと思っています。
技術であったり、食料品であったり色んなものを展示できて皆さんに見ていただこうと考えています」。

『People's Living Lab』と呼ばれる未来社会の実験場にはどんなアイデアが集まっていますか?
「地下の冷却された水を使った熱中症対策でミストなどは面白いアイデアですね。
他にも水素エネルギーを使ったものもをはじめ、産学連携のプロジェクトが多いですね。
応募の中にはエンターテイメントもあります。
デジタルを駆使したものあれば、アナログ的に"真剣に語ろう"というものまでありました。
アナログ的なアイデアには考えさせられましたね。
みなさんのアイデア、お待ちしています」。

万博に向けてのメッセージをお願いします。
「万博の動員は2820万人、そのうちインバウンドは350万人という想定です。
今、コロナの影響でインバウンドは減っていますが、万博の時には復活したいですね。
日本人、大阪、関西人が盛り上がるいいタイミングです。
他人事ではなくて、色んな形で万博に参加していただきたいと思います。
そのために私たちが今からしっかりと準備をしたいと思います」。

竹原編集長のひとこと

他人事ではなくて自分たちの万博です。
一緒に参加するときっと新しいエネルギーが生まれます。
2025年、楽しみですね!