2021年

12月19日

関西No. 1業務用パンメーカー 近い未来は東へ向かう

ゲストは先週に引き続き株式会社オリエンタルベーカリーの常務取締役 宇野大さん。
業務用パンで関西シェアNo. 1!
無塩パンやタンパク質など栄養価を強化したアスリート用のパンなど機能性パンも展開されています。
今週は改めて創業からの歴史を伺っていきましょう。
「1950年に創業で創業者は私の祖父にあたります。
祖父は職人ではなくて経営者でした。
もともとはケーキやパンを作って喫茶店やレストランへ。
甘いものが少なかった時代ですね。
その後、1970年ごろからファミリーレストランが生まれて、そのブームに乗れました。
それが1回目の成長。
1980年あたりから伊丹空港が開港しまして機内食へも対応させていただきました。
そして90年代後半からは病院や老人ホームへ納めさせていただいています」。

一般消費者の皆さんへ向けてのパン屋さんという展開はなかったのでしょうか?
「私は今でも小売りを考えますが、
それはそれで時代の流れを見る必要が出てきます。
私たちは業務用で地道にお客さんの声を聞く中で成長していくことができました。
それが強みでもありますのでこれからもその形は守りたいと思います」。

宇野さんはどういった流れでこのお仕事に?
「2002年に大学を卒業してその後、ビール会社に。
お酒が好きだったので(笑)。
28歳の頃にオリエンタルベーカリーに入社しました。
最初の仕事は愛知と静岡で営業をしていました。
大変でしたけど楽しかったですね。
入社の頃合いは
"もしオリエンタルにくるんだったら30歳までに来いよ"といわれていました」。

宇野さんはパン製造技能士1級という資格もお持ちです。
「入社当初は配達兼営業をしました。
そして1年ほど工場に入りまして。
パン製造技能士は国家資格なんですが、実際にパンを作ったり筆記のテストがあったり。
パン作りはかなり勉強しましたね。
パンを作る現場は大変なんです。
夏場はとても暑い。
出来上がったパンは軽いですが生地はものすごく重い。
でも焼き上がったパンは美味しくて、皆さんに食べて喜んでもらえる。
ものづくりの楽しさがありますね」。

宇野さんをはじめ工場の皆さんの努力の甲斐あって、1日30万個ものパンを製造しているオリエンタルベーカリー。
食品ロスの問題も工夫されています。
「多くのパンを製造する中で余剰生産、A品として出せないものもあります。
そういったものは工場に併設されている売店などでお安く販売しています。
ご近所の方に喜んでいただいています」。

未来のビジョンはどう描いておられますか?
「現状、関西で一番のご支持をいただいています。
これからはさらにエリアを広げて、関東方面にも美味しいパンを食べていただけるようにしたいと思います。
実は2016年に東京でも物流拠点を構えていまして、今後は2030年を目処に東京でもシェアNo. 1に向けて頑張っていきたいと思います」。

思いを込めたパンの美味しさをさらに関東へ。
美味しいものづくりは未来につながります。

<プレゼント> 宇野さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 焼き菓子セット 」を10人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
※ メール :  akarui@mbs1179.com
※ FAX  : 06−6809−9090
※ ハガキ :  〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 オリエンタルベーカリー プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

業務用のパンの第一人者。
そこに加えて健康効果を高めるという付加価値をつけるアイデア。
美味しさとお得感もありますよね。